今年のカレンダーも残すところあと一枚になりました。
僧侶のようにいつもは落ち着いている人でも走りまわるほど忙しい月なので、12月は「師走」と呼ばれるようになったそうですが、なるほどあれもこれもとしなければいけないことが頭に浮かび、何故か気分的にも慌ただしく感じます。
毎年のことながら、年頭に決意した事がどれだけ実現できたかは神のみぞ知るとは大仰ですが、ともあれ今年は今年の締めくくりまでをきちんとして、新しい年を迎えることにしたいと思います。
今月は「締める」を題材として考えてみます。
【締】
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、圧力や情報を常に上下から受け入れては流すことを繰り返し検証し、やがては吟味する力となる発想法があるとします。
次に字の理論で観ていきます。
まずは周りの情報を観察し左側上部に「ノ」を書き右上から必要な情報を素早く取り入れ、「丶」でそのすべてを受け止め、次に同じように右上より長く勢いのある「ノ」で情報を取り入れ、続けて「一」を書きこれにより保守の質の空間を作り、「丶」で閉じて「幺」としここまでの情報をこの空間で育み検証し精査するとします。
これは右上方向に間口が二つでき、まずは上の空間で識別した結果を受け更に下でも情報を取り識別を重ね、この間口でも先の情報を常に観察し取り入れ、より細やかな情報を継続して取り入れては検証する部と考えられます。
次に下部に縦線「亅」を書き上部の意図を明確に意思とし、これを中心として左側に「ノ」右側に「ヽ」を書くことにより間口が二つでき、「亅」の世界を更に左右に識別し検証するとし、下方向に明快に広がりを持って展開し、それを「糸」全体の結論とします。
この「糸」を基本としながら右側上部に短い「丨」を書き、上からの情報を素直に取ります。それを水平な「一」で受け止め「亠」とし、取った情報を公平に並べ検証し、更には新たな情報をも受け取り検証するとします。
続けて「亠」の左内側に入ったところから右下への「丶」を書きます。同じく「亠」右内側からも左下への「ノ」を書き「亠」で得た情報をより絞込み確固たるものへと意識しながらこの空間内で大胆に育みます。その下部に「冖」を書きこの空間を閉めまとめると同時にこれより下の空間に展開します。
この「冖」の下部左側に「丨」を書きここまでのすべてを前提に明快な意思とし、続く「一」「丨」で三方囲いの「冂」としこれまでの基本や方針を大事にしながら「冂」の範囲内に情報を集約し、その真ん中上部より「|」を書き瞬時に範囲内の情報を左右に仕分けます。
「巾」の左右に仕分けされた内容は、真ん中の縦線が長い分下に行けば行くほど左右外に分散される可能性があるともいえ、せっかく仕分けしても大まかな展開となる感覚にもなりますが、「丨」の一本足で必死に立つ姿勢から、これまで整理してまとめてきたことを、それでも敢えて忘れることなく保持し仕分けし続けようとする意思の強さがあると観ることができます。
大まかに「締める」をまとめますと、まずはその現実にあって来る情報をしっかりと取り入れ、ひたすらチェックを繰り返しては検証し、その現実にあって素直にその流れに従いつつ、得た情報を公平に堂々と検証しては理解しながら、その上で新たな情報の取得や確認を繰り返し、現実と意思としたことの質の違いを理解しつつも、敢えてその世界観を追求し理解しようとする意志を保持する強さがあるといえます。
「締める」は、初めはきっちりひたすら細かくチェックを繰り返す慎重さがありながら、途中は大らかさやどこかゆったりしたところも感じられ、それでいて最後は明確に意思を表わすように観えます。
つまり、締まっている状態でもキチキチに隙間のない状態ではなく、実際はどこか緩みやたるみがあっての状態を締めるといえるのではないでしょうか。
もともと締まってキッチリしているものは締めるとは言わないわけで、緩い状態から締めて行っても、そこにはかなりの強い意思が必要という事になります。
年末になって慌てて締めくくるのではなく、年頭から徐々に徐々に計画を進めていくことが大切なんでしょうね。
またまた考えさせられる年末となりそうです。
今年も一年間ありがとうございました。
来る年もよろしくお願い申し上げます。
本年もあと1ヵ月を切りました。
令和七年は毎日毎日が刺激的に感じる事が多く、その一つ一つをもう少し素早く対応をしたり、処理が出来ていればなと思う事も多々ありました。この事から「素早く動く」や「迅速に動く」が、次なるテーマの一つともなりました。
そこで、素早くには『早』の文字が用いられ、迅速には『速』の文字が用いられます。
私の求めている『はやさ』は、さて、どちらの文字なのでしょうか。それとも、それぞれの文字の持つ意味合いを、その時々で使い分けていけば良いのでしょうか。
それぞれの辞書的な意味合いは、
『早い』時間や時期が基準より前であることを指す…
『速い』動作や進行のスピードが速い事を指す…
とありました。
今月は『早い』と『速い』の文字の違いを、のぼかん的に観ていきます。
『早』
のぼかんの六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実であり、いつでもどこでも状況に関係なくそのスタイルを通すところがあると観ていきます。
次に字の理論では、一画目の「|」で周りの情報より必要と思うものを選択し、そのまま明快な意思とします。続いて上部より右横に引く「一」で、この意思についての現実的な圧力や情報を受け止め並べ検証し、その右端より下に垂直に下ろす「|」を書く事により「冂」を構築し、この直角的な三方囲いの範囲内に必要な情報を一旦取り入れます。
この「冂」内の真ん中あたりに「一」を書き、内で育んだ内容を時間をかけながら上から下へと整理をしそれを「一」で閉じ、その内容をまとめます。
「日」で考えまとめた事を一拍置き様子を見てから、少し長い「一」を「日」に沿わせながら書き「日」の考えを前提に再度チェックすると同時に、新なる情報も受け止め並べ検証し対応すると考えます。この真ん中あたりに「|」を下ろす事で構築されたアンテナ的要素の「十」によりここまでの情報を左右上下四つに整理し、その内容を周りにわかりやすく発信していきながらその主張を強く持つと観ます。
大まかにまとめますと、周りの情報より取り入れた事を確認しながら取り組む範囲を定め、どういう展開をするのかなどを時間をかけ内で上下に整理をしまとめます。その事を客観視しながら、新たに軸を定めどこから見ても公平なスタイルでその主張や結果を出していくとなります。
ですから、やるべき事が明快になったら迅速かつ丁寧に行動するとなるのでしょう。
『速』
のぼかんの六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実であり、いつでもどこでも状況に関係なくそのスタイルを通すところがあると観ていきます。
次に字の理論では、まずは圧力や周りの情報を一画目の「一」で受け止め並べ検証し現実にある情報を確認します。
一拍置き次に書く「|」で先程の「一」で取り入れた情報についての意思を持ち、続いて「一」「|」と三方を囲い「冂」を構築し、この枠内の一つの空間に情報を取り入れその下に書く「一」で閉じ「口」とします。
その後「|」を「一」と「口」の真ん中あたりから下ろす事でこの二つの情報をつなげ、ここまでの情報を上部では左右上下四つの情報に仕分け、囲いの中は瞬時に左右へ分け判断性を持ち、ここまでの内容の全体的なバランスを取ります。
この下部に「ハ」を書き「束」とし情報を更に細分化し、「ハ」の左右の内なる絞った部分を下方向に展開していきます。
「束」で考えまとめた事について、その左に書く「ヽ」でどう展開していくかを決め、一拍置いてから「ろ」で左右左と一つ一つ確認しながらも曲線による粘り強さと、全体的に左に向いている革新の質による勢いの良さで展開し、それを右方向に書く保守の質の「〜」で行動に移していくと同時に、「束」の考えを上に乗せながら、ここまでの展開を上方向にプライド高くまとめていきます。
大まかにまとめますと、現実的な情報をまず確認してから内容を一つにまとめると同時に瞬時に状況判断をし、ここまでの情報を細分化し考えとします。そこから行動に移すと決めたら勝ち気に粘り強く突き進みプライド高く結果としていくといえます。
つまり、状況や様子を見るから始め、考え始めたら即断即決でそのテーマとする事をやり終えるまで、勢いを持って確実に取り組む姿勢と考えます。
『早い』『速い』の文字を分析してみて
『早い』は、自分の中で戦略を練り、それを形とする時には明快でわかりやすく展開する。
行動面に迷いがない、明快な姿勢と考えられますね。
『速い』は、即断即決した内容を勢いを持って確実に対応しそこにプライドを持ち展開する。
理解や処理するスピードがはやいとなりますので、現場においての判断力の高さ、見極める力の強さを表しているとなりますね。
日常においてどちらの文字を用いるかを考えるよりも、与えられた、決められたテーマ全体への対応能力、処理能力のスピードを求められる時は『早い』を意識し、その場やそのポイントでの判断性決断力を求められる時は『速さ』を意識し、二つの『早い・速い』のそれぞれの文字の良さを活かし、今課題とする「素早さ」「迅速さ」と向き合っていこうと思います。
こうしてこれまで学校や大人や社会から学んできた文字も、のぼかん理論を通して観てみると、辞書的意味合いのその先の深い意味合いをも感じさせる内容が理解できます。
『文字の真実に迫る世界』をもっと多くの皆さまにお届け出来るようこれからも取り組んで参ります。
本年も「文字の再発見コーナー」を読んで頂きありがとうございました。
そして多くの方々と出会いご縁を頂きました事にも心より感謝申し上げます。
皆様のご多幸とご健康をお祈りいたします。
来年もよろしくお願いします。
令和七年も残り約一カ月となりました。この時期になると月日の経つ早さが更に加速していくようにも感じます。
さて、社会人二年目の長女が先月のぼかん初級科を無事に修了しました。学校の授業では教えてもらえなかった新たな学問を学び、自分自身を客観的に見つめ直すきっかけとなったようです。学生時代のようなテストの成績で評価される社会ではありませんし、周りの誰かの評価に左右されるのではなく自ら考え納得した人生を送る上でも頭の良さだけではない賢さが必要な気がしてきました。
そこで今月は「賢」の文字を分析することで賢いとはどういう事なのかを考えてみたいと思います。
『賢』
のぼかんの六つの形分けでは直情の形となり、自分に対して忠実であり何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通し、本人的には不器用と思う、と大まかに観ていきます。
次に字の理論で観ていきます。先ずは一画目の「丨」、このアンテナ的要素を用いて情報の受発信をしながら明快な意思を持つと観ていきます。
続いて、その上部より「一」を書きここでは上からの情報なり圧力を堂々と受け止め並べ検証し、必要なものは取り入れ不必要なものは左右に流していくと観ていきます。
次にこの真ん中辺りから短い「丨」を書き、この空間を小さく左右二つに仕分けしていくと観ていきます。
そしてその下に「一」を書き、この上部の左部は四方を囲まれた「口」に似た部となり取り入れた情報を育む世界となり、右部は右に間口があり思いを右方向には出していくと観ていきます。
続いてその右端より短い「丨」を書き、更に下に「一」を書き「口」に似た一つの大きな空間ができ、ここでは取り入れた情報を細かく仕分けすることなく大胆にまとめていくと観ていきます。
そして、その下真ん中辺りから短い「丨」を書き、この空間も小さく左右二つに仕分けされ、最後に「一」を書いて「臣」となります。これによりこの左部は四方を囲まれた「口」に似た部となり情報を内蔵する世界となり、右部は右に間口があり思いは右方向に出していくと観ていきます。
「臣」全体では右方向に間口がある保守の質となりますので、基本や教えなどを大切にする保守的な発想法となり自分の価値観を大事にしながら整理していくと考えられます。
また、その整理の仕方は「上中下」と縦三つに分かれていますのでゆっくりと時間をかけながら考えを上から下へと深めていく発想法であり、更にその上部と下部は左右二つに仕分けするので細かくこだわりのある整理の仕方とも言えますね。
「臣」で考えまとめた事を基に、右側に空間を空け「フ」を書きます。この上辺では上からの新たな情報なり圧力を一旦ここで受け止め並べ検証し必要なものだけを取り入れまとめていきます。
続いて、この左端辺りから「乀」をクロスし「又」となり、この真ん中辺りの一つの空間で大まかにまとめ、全体的にバランスを取りながら柔軟に前向きに展開していくと観ていきます。また、この空間は完全には囲まれておらず少し左側に間口があるので、思いを左方向には出していけるとも言えます。
ですから「臣」と「又」は向き合う方向性ともなり、常に自分自身と向き合い考えながら入ってくる情報に対しても真面目に検証し続けている状態ともなりますね。
次に「臤」の下少し空間をあけ左側に「丨」を書き更に情報を取りながら明快な意思を示し、その上部より「―」「丨」と書き「冂」とし、この上辺では上からの新たな情報なり圧力もしっかり受け止め並べ検証し、必要なものだけをこの囲いの中に取り入れていきます。
次に、この中を縦に三等分するよう横線を二本書き最後閉じて「目」となります。この部は縦に上中下と三つに仕切られていますので、情報を時間をかけて上から下へと整理していく発想法であり、一つのテーマに対して考えを深めていく発想法ともなります。
そして、その下少し空間を空け「ハ」を書き全体の納得とし、最終的には左右のバランスを取りながら柔軟に前向きに表現していくと考えられますね。
こうして「賢」は「臣」「又」「目」「ハ」と全てがバラバラで繋がっていない為、それぞれの間には常に風が通る状態ともなりますので、常に周りからの情報などが出入りしている状態ともなりますね。
よって「賢」とは、自分の価値観の中で情報をきちんと生真面目に整理し自分自身がこだわり納得した考えを基に、その時々の状況に応じて柔軟に大らかに対応しながらも常に自分自身と向き合い確認を怠らない真面目な姿勢を持ち続け、更に一つのテーマに対して考えを深めながらもその時々の状況に応じて柔軟に対応していくとまとめられますね。
ですから、賢いとは先ずは自分のこだわりの世界を持ち、常に周りの状況を意識しながらも自分自身が振り回されたり感情的になるのではなく、冷静に自分の価値観を大事にこだわり考えた事を前提とし、しっかり向き合い確認しながら更に考えを深めつつ、尚且つそれはそれとしてその結論に決して固執する事なく柔軟に行動していくことだと思いました。
「賢い」とは辞書的な意味合いでは頭の良さや要領の良さと書かれていましたが、文字を分析してみますとそれだけではなくやはり常に冷静で真面目に自分自身と向き合い考え納得した上で、どんな状況でも逃げることなくしっかり受け止める強さを持ち最終的には楽しみながら前向きに行動していく姿勢のことだと理解できました。
こうして考えてみますと、娘にとってものぼかんの理論はきっとこれからの人生を賢く逞しく生きていく上で必要不可欠なものになる事でしょう。是非学んだことをしっかり活用してほしいと思います。
今年も一年有難うございました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。
今年も残り僅かとなりましたね。毎年感じますが、やっぱり今年も1年経つのが早かったです。つい最近まで猛暑と戦っていたのに、もう冬?今年が終わる?衣替えのタイミングも見失うほどの早さで1年の終わりが近づき、あれこれとやり残したことが多すぎるような気がして少し焦りを感じます。とは言っても今からできることは限られていますし、できなくても私にとっては大した問題ではないので、きっと急いで何かをすることはないと思います。これでは駄目なことは百も承知です。しかし焦って無駄に疲れるよりも来年に持ち越して余裕を持って片付けていければと思っています。
ということで、今月は「焦」という文字を分析し検証したいと思います。
「焦」とは、漢字ペディアには以下のような意味と書かれていました。
1.こげる。こがす。やく。
2.あせる。いらいらする。じれる。
3.こがれる。恋いしたう。
のぼかんの六つの形分けでは「直情の形」
外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。
終始一貫した姿勢があるとします。
字の理論で観ていきますと「焦」は、まず「ノ」で情報をチェックして必要なことを取り入れて不要な物は流します。取り入れた情報は、「ノ」の重心の取れた位置に書く「|」で揺るぎない強い意思として持ち、次に書く小さい「ノ」で更に必要な情報をチェックして「一」で受け止めます。「一」は「イ」の意思に沿いながら上からの圧力や情報等を堂々と受け止めて、取り入れるか流すかの確認をします。そしてその真ん中辺りから下に「|」を書いて左右ハッキリ仕分けたところに「一」を3本書いて、上段左右、中段左右、下段左右と6つに仕切られた空間ができます。左側の縦3つは、間口がなく閉ざされた「口」なので、周囲には見せず内面で守りながら几帳面に整理する独自の世界観とし、右側の縦3つは、右側に間口がある空間なので、周囲に確認して開放する世界観とします。
そして、この双方の世界観を比較しながら検証を重ねますが、左右ともに上・中・下と三段階に分けられるので、それぞれに時間をかけてテーマとなる事を濾過するように整理して検証し、一番下の「一」で、この検証結果をしっかり締めて堂々と構えると観ることができます。
そして、その下に一拍置いて左下に短い「ノ」を書き、端的かつ勝気に意思を示し、続いてその右側に「ヽヽヽ」を書き、基本やルールを考慮して自分の価値観に合わせて確認を重ねると観ることができますが、異なる4つの主張が並ぶことにより行動の行方が定まりにくいと観ることもできます。
「焦」を大まかにまとめますと、先ずは必要な情報を取り入れて強い意思を持ち、圧力も含めて堂々と受け止めた情報等を再確認して吟味したことを自分の内面で守る世界観と周囲に開放する世界観とで比較し、時間を掛けて探究しながら几帳面に整理して検証し、自分の価値観に合わせて確認を重ねて様々な状況に対応することもあれば、個々の主張が強いために何をするべきかまとまらず対応が困難になることもあるということ。
つまり、必要な情報を吟味して自分の内面と周囲に解放する部分に分けて時間を掛けて整理した揺るぎない検証結果があるにも関わらず、行動に移す際にやるべき事が定まらず落ち着かない時は、一呼吸置いて一つ一つ改めて端的に確認を重ねることで対応できるようになるということではないでしょうか。
私は、焦る場面にあった時こそ冷静になって事の要点を落ち着いて確認するように心掛けています。自分に合う考え方で価値観や経験に自信を持ち、周囲も確認して時間を掛けて整理したことであれば、何も焦ることはないのです。一度目を閉じて深呼吸して、何をどうするのか落ち着いて再チェックしたらほぼ問題解決です。
焦って色んな事を試して騒ぎ立てるだけで何も解決しない人が近くにいると『いやいや、ちょっと落ち着きなさいよ』と思います。でも残念ながら伝わらないんですよね。口に出して言えば逆に『脳天気だ』と馬鹿にされるので私は何も言わず自分がやるべきことを落ち着いてやるだけにしています。
仕事もプライベートも焦らず余裕を持っていられるといいですね。
今年も1年ありがとうございました。
令和7年もあと一か月となりました。夏の厳しい暑さも体調管理が難しかったのですが、12月になり寒さが身に染みるようになりました。
先月の11月は寒さと暑い日の寒暖差が激しく気温が高くなるとの天気予報を見ると寒いよりは嬉しいとの思いが強くありましたが、しかし朝晩の冷え込みは季節とともに訪れてくるのであまり喜んでばかりはいられません。
そんな時、体温の調節がとても難しくなります。
「調節」を調べてみたところ
物事の具合がよいようにととのえること。
ほどよく釣り合いがとれるようにすること。
とありました。
そこで、のぼかん的に観たらどうなのかと思い今回は「調節」について文字の分析をしていきたいと思います。
「調節」
のぼかんの六つの形分けで観ますと受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が吟味する力ともなると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
まずはアンテナ的要素の「⼂」と書き、上からの情報や圧力を取り、その下の「─」で受け止め並べて検証します。
検証し受け入れたものを、さらに上の「─」の枠内でその下に一拍置いたところに短い「─」を二本書くことで検証した情報を取り入れて確認を繰り返します。
さらに一拍置いた左側に「│」を書き強い意思を持ち、続いて「─」「|」「─」で仕切りの無い空間ができ接地面がどっしりとしているので納得するまで検証し整理し続けた事をまとめ入れるとも言えます。
またこの「口」は四方向が囲まれているので、圧力に強く自分の世界観を持っている、または穏やかにも柔らかい雰囲気ともまた大胆な世界観を持つとも観ます。
ここ迄それぞれに空間があるので風通しが良く、バネ的要素もあるといえるので、粘り強さや柔軟さを持っていると言えます。
続いて「言」でまとめた考えや意思を「ノ」で瞬時に明確な意思とし続けて「─」「亅」と書き三方囲いの「冂」となり必要とする新たな情報も枠内に取り入れ範囲を決めて内面で向き合います。
この「冂」の枠の中へ取り入れた内容を「─」で受け止め検証し必要なものだけを取り入れそのバランスの取れるところへ直角的な「|」を書き意志を固め「十」となり左右上下に仕分けバランス良くチェックし、さらに先程の「─」より長めの「─」を書き上部の「─」で受け流したものも受け止め再度検証します。
一拍置いた左下へ「│」を書き明快な意思を持ち次の「─」「|」「─」で「口」となり仕切りの無い空間で穏やかにも柔らかい雰囲気にもまた大胆な世界観を持ちまとめ入れると観ます。
ここは直角的に生真面目に考え自分の世界観を大事にしていると言えますね。
続いて「調」の考えまとめた事を基に、アンテナ的要素の革新の質の「ノ」を書き、「調」や周りの情報から自分にとって必要とするものを瞬時に取り入れ不必要なものは流していきます。
次に「ノ」の真ん中辺りから「─」を書き「ノ」で取り入れた内容の本質に対して現実的な対応方法を定めまた新たな情報をも受け止めます。
「─」のバランスの取れるところから下方向に「⼂」を書き瞬時に左右へ仕分けます。その右側へ「ノ」を書き、更に必要な情報を素早く取り真ん中辺りから「─」を書き必要な情報を取り入れます。「─」のバランスの取れるところから下方向に「ノ」書き、先に取り入れたものと向き合い検証します。
ここで出来た「竹」の少し空間を開けた左下へ「─」を書き、ここで上部を受け止め並べ検証し次にその右端から「|」を書き範囲を定めていきます。この空間に「─」を二本書くことで「ヨ」となりこの空間を上下に仕分けし、時間をかけながら上から下へ考えを整理していきます。
続いて「ヨ」の左側を閉じるように長く「㆑」を書き内部を閉じると同時に右側に跳ね上げます。
ここは内面の変化を見守りながら自分の価値観に忠実でありたいとの意思を表現しているように観えます。
そして最後に「⼂」を書き別の角度からもしっかり確認しているとも言えますね。
次に少し空間を置いた右側に「─」を書き「亅」で左上方向へ跳ね上げ、情報や圧力などを受け止めその範囲を定め取り入れこの左側に「|」を書き明快な意思とします。ここで出来た「卩」は下方向に間口が空いているので、大まかにまとめた事を下方向に出していけるとも言えますね。
おおまかに「調節」をまとめますと、テーマに対して強い意思を持ち自分が納得するまで粘り強く考え検証し、その内面では自己と向き合い時間をかけ整理しながら自分の価値観に忠実でバランスよく納得して行動する生真面目な姿勢とまとめられますね。
ですから「体温調節」とは、現在の状態からより良い状態へ調節していくことを考えた場合例えば、部屋の温度、お風呂の温度、季節に応じた服装など人によって好みが違いますのでその考え方もそれぞれの体感において変ってくるものでしょうね。
今回「のぼかん」で文字の分析をして分かったことは、他の人の価値観や世界観ではなく自分の価値観に忠実という事に、まさしくそうなのだと思い「のぼかん」の奥深さを改めて実感いたしました。
これから益々寒い日が続きますが体調を整えてよい年を迎えられるようにしたいと思います。
みなさまもお気をつけてください。
今年も一年ありがとうございました。
物質的な意味での「軽い、重い」ということもありますが、私たちは物事を始めるときや手放す時もエネルギー的に「軽い、重い」という感覚を感じることがあるのではないかと思います。例えば、断捨離をして部屋がすっきりした時や、空間に余裕ができた時、部屋が軽くなったように感じたり、物事がうまくいかず停滞している時、重く感じたりしませんか。私たちは重量の意味合いだけでなく、「軽い、重い」を感覚的にとらえているのではないかと思います。
そこで今月はのぼかん的に「軽い」「重い」を文字で分析してみたいと思います。
「軽」
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形で常に相手やテーマを求める姿勢と同時に、何度でも受け入れては流すことを繰り返す中で検証しては吟味していく質があると観ていきます。次に字の理論で観ていきます。
一画目の「一」で上からの圧力、今ある状況や、現実から逃げることなく受け止め切り、不要なものは流すとします。その下に一拍おいて、「Ⅰ」を書いて上部からの情報より意思とし、次に「一」「Ⅰ」と続けて書いて周囲からの圧力に負けない三辺で囲まれた世界を作り、その内面を「一」で上下に等分し、時間的推移とともに納得の世界を構築するとします。
その次に「一」で閉め完全に内面を守る世界を構築します。
次に一拍おいて「一」を書いて「日」の過程や判断を冷静に受け止めた後、「Ⅰ」を中心を貫くように上部から長くクロスさせ、左右対称の生真面目な世界を作り、接地面に対し垂直に立っている様から信念の強さ、意思の強さを現わしているとも言えます。
次に右側に「フ」を書いて圧力を受け止め、革新の質で勝気な姿勢を示し、「フ」の「ノ」の真ん中あたりに「乀」を交差しバランスをとって柔軟な対応とします。次に「又」の下に短い「一」を書いて上からの情報を受け止めた後、中央より「Ⅰ」をクロスし下部に長い「一」を書いて締めくくります。ここでできた「土」は粘り強さを現わし、上方向にも向いていることから前進、向上していく様を表現していると言えますね。
以上のことから「軽い」は受け入れては吟味を繰り返す中で物事の両面性をしっかりと分析する視点を持つ中でも独自の世界観を構築し、勝気なアピールをしながらも向上心を持ってバランスをとり調和をはかっていく文字であると考えられます。
「重」
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり自分の価値観に対して忠実であり、外にも内にもいつでもどこでも状況に関係なく自分のスタイルを通し、本人的には不器用なところがあると観ていきます。次に字の理論で観ていきます。
まず、「ノ」で上部からの圧力や情報を勝気に勢いよく取り入れ、不要なものは流し、取り入れたことに対して強い意思を持つとします。
次にそのことを「一」で堂々と受け止めその下に一拍おいて「Ⅰ」を書き、上部からの情報を素直に受け取り、「一」「Ⅰ」を続けて書いて三辺で囲う世界を作り、周囲からの圧力や情報を堂々と受け止めると同時に上部に書いた「一」と反りが合うため、疑うことなく素直にマイペースで進めていく様を現わしているとします。次に三辺で囲んだ世界を「一」で上下に等分し、その下に閉じるように「一」を引きます。
時間の推移とともにじっくりと取り組み精査しながら、異質な空間に仕分け、外からの情報に影響されない世界を作り、内面を守るとします。
次に一画目の「ノ」の中心点から下方向に垂直に長い「Ⅰ」を書き「日」も突き抜けるとします。「ノ」で知り得た情報を集約して下部に確実に伝達しながら「Ⅰ」を引くことで左右対称の世界を作り「日」の内面にも四つの空間ができました。それぞれに世界観があり、こだわりの世界を内包しているとします。次にその空間の下部に平行の短い「一」、その下に長い「一」を書いて接地します。何度も確認し粘り強さを持って精査をし堂々と結論付け上方向の向きで締めくくります。
以上のことから「重い」は勝気な姿勢で臨みながらも、結論までの行程は検証や精査を繰り返しながらその価値観を尊重し独自の世界を構築し、揺るぎない姿勢で向上しようとすることを現わしているとも言えますね。
「軽い」ということは現実の確固たる理解を前提とし、移り行く経過の中で自身の価値観と向き合いながら独自のスタイルを確立したい思いが表現され、「重い」ということは考えすぎたりこだわりが強くなり、安定しているものの、身動きがとれず流れに乗れない状況とも読めますね。
実際に現実と照らし合わせますと「軽い」「重い」は自分の心地よさや環境が整うことで流れができたり、巡りが良くなったり、逆にこだわりすぎるあまり停滞してしまうということも文字の観点から理解することができました。
感覚的にとらえていることが文字の分析により確実になり深まったように感じます。
今月もありがとうございました。
ある人との会話の中で「くつろぐ」という事が話題にのぼりました。
帰り道ふと気になって「くつろぐ」はどんな漢字だったかな。と調べてみますと、「寛ぐ」とありました。なんとなく自分がイメージしていた形とは違ったので興味をそそられました。今月は「寛(ぐ)」の文字について検証してみたいと思います。
「寛(ぐ)」
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に対して忠実であり、外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す、終始一貫した姿勢があると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目の短い「丨」で、周囲の情報を取り、次に「丨」の左下に短い「丨」を書き、先に取った情報と新たに取った情報を合わせてまずはの意思とし、続いて「フ」のような形を書き「宀」を構築し、まずはの意思を前提として新たな情報を受け止めながら、ここまでの流れを整理し必要なものは取り入れ不要なものは左右から流すと同時に、対応の幅を決めると観ます。「宀」の下、一呼吸置いた位置に「宀」と平行に「一」を書き「宀」で取り入れた内容を再度検証し、必要なものは取り入れ、不要なものは流すと観ます。「一」の左端より少し内に入ったあたりに短い「丨」をクロスさせ、続いて右端より「ノ」をクロスさせ「くさかんむり」とし、内容を上3つ、下3つ合わせて6つに仕分けます。「一」で受け止めた内容を細分化し全体像を把握すると観ます。「くさかんむり」の左下辺りに「丨」を書き、ここまでの流れを要約し、続いて「一」「丨」を書き三方を線で囲まれた空間を構築し、細分化した内容を前提としながら対応の幅を定めると観ます。空間の内側を三等分するように「一」を二本書き入れ、底辺を「一」で締め閉じ「目」を構築し、守られた空間の内部で自身の経験則を基にじっくりと検証を重ねると観ます。時間的推移と共に納得に至った内容を「目」の左下部より少し内に入った辺りより左下方向に勢いよく「ノ」を書き、率直に表現すると観ます。「ノ」とバランスを取るように「目」の右下部より少し内に入った辺りより書き終わりが右上方向に跳ね上がった「乚」を書き、自分の価値観を大切に堂々とプライド高く表現すると観ます。
まとめますと「寛(ぐ)」とは、周りの状況に対し自身が決めた幅内で見極めた内容を自身が納得する事により、その状態が誰もがそうとわかる方法で表現すること。と理解しました。
私が「くつろぐ」という言葉から連想するイメージは「何も考えずに~のんびり・ゆったり」とか「休息や脱力」に近いニュアンスでしたが、周りの状況なり情報なりを受け取りながらも、周りに影響を受けることなく検証を繰り返す、丁寧に検証し納得した結論だからこそ、迷いなく堂々としていられる。つまり、自分の状況や状態に「これでよし」と納得しているからこそ「泰然」としていられる。「何も考えていないように」映るのは検証を繰り返す様が外からは見えずわかりづらいからでしょうか。
ふだん何気なく使っている言葉も、こうして文字を通して考えてみますと、新たな気づきがありますね。
今月もありがとうございました。
早いもので今年も残すところ、あと1か月、年末となりました。年末と聞くとあれもこれもやっておかないと、と慌ただしく落ち着かない気持ちになります。この「年末」の文字をのぼかん字の理論で考えたいと思います。
「年末」
のぼかん六つの形分けでは直情の形です。自分の価値観に忠実で外にも内にも何時でも何処でも状況に関わらず自分のスタイルと通すと、まずは解釈します。
次に字の理論で観ていきます。
まず「ノ」を書き現状の中より素早く必要な情報を取り入れ不要な情報は流します。この真ん中辺りより「一」を書き、取り入れた情報を並べ基本や瞬時の判断力を有するとし、更に新たな上からの情報を受け止め検証し続けながら不要な情報は流します。この下一拍空けて「一」を書き上の「一」で検証した事をそのまま受け止めつつ再度検証することから粘り強く検証すると観ていきます。この左端より「|」を下ろし意思とし、この下に長い「一」を書き、これまでの事を全て受け止めて検証するとします。そして、上の「一」の真ん中辺りから「|」を通し、検証したことを結びつけながら左右に仕分けされた世界を持ちつつ接地面に垂直に下ろします。こうして下部左側に出来た「年」の「ロ」の四方が囲まれた部分は常に周りには見せない意図する事があると観ます。
「年」は素早く取った情報を何度も検証しつつ出来た意図することを内に秘めながら強い意思を持つと観ます。
この「年」の考えを下へ展開します。まず「一」を書きしっかりと受け止め検証し必要な情報は取り置き不要な情報は流します。この下に短い「一」を書き上の長い「一」で検証した事を更に要約します。そして上の長い「一」の上真ん中辺りより「|」を通し検証した事を結び付けながら全体を左右に仕分けした世界を持ち接地面に垂直に下ろします。次に下のクロスしたところより左に「ノ」を書きこの空間を上下の様に仕分け細かくチェックし、右には「乀」を書き、こちらの空間も上下の様に仕分け細かくチェックしバランス良く広げると観えますね。
こうして出来た「末」は左右対称の様な文字となり、取った情報を仕分けバランス良く広げると観ます。また、「末」の下部は四つに仕分けられこの「ハ」の様な部の内は外から守られ意思とした事を「|」に沿って下へ出すと観ていきます。
大まかにまとめますと、取った情報を繰り返し検証し意図する事を内に秘め強い意思を持ち、更に要約しながら均等に整理した事を広げ伝え、その核心とした事を下へ出すと観ます。「年末」の「|」が「年」から「末」へ繋がるように観えますから、考えた事を通そうとする強い意思があるとも観ます。
つまり、「年末」とは現状を把握し整理した事を周りに伝え、その事を貫き次に繫げていこうとする姿となりますでしょうか。
「年末」は、やるべきことを整理し決めた事はやり通そうとするのですから、「やらねば」と緊張しそわそわしてしまうのが、わかりますね。
まだ一か月ありますから、今から始めると慌てることなく出来そうです。
今月も文字の形から改めて教わりました。本年もありがとうございました。
私の趣味の一つに「謎解き」があります。
謎を解くにあたり、あらゆる可能性を考えたいところですが、固定観念に邪魔をされるのでしょうか、なかなか手強い時や解けずに悶々とすることもあります。違う目線をもったり発想力を豊かに多方面からアプローチをしたり、時には経験側を基に考えたりと苦慮する中で「謎」が解けた瞬間のあの達成感は何とも言えない感動があります。
そこで今回は「謎」の文字をのぼかん的に分析し「謎」にせまってみたいと思います。
「謎」
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れる事を繰り返し検証し、そのことが吟味する力ともなると考えます。
次に字の理論で観ますと、まず「丶」で周りの情報を取り、その下の「―」で取った情報と上からの圧力や新しい情報をも受け止め検証をして必要なものを取り不必要なものは流します。次に周囲の情報を取りながら先程検証した事を一拍置いた短い「─」に集約して再度検証をし、再び一拍置いて周りの情報を取りながら「─」で検証を重ね、更に一拍置いた「|」でここまで粘り強く検証してきたことを受け止め、続けて「─」「|」を書いて取り入れる範囲を決め「─」で閉め、四方囲われた中で大まかに情報をまとめます。
「言」での考えを基に一拍置いた右側の「丶」で新たな情報を取り「ノ」で別の角度からも情報を取り集約し、その下の「─」でその情報を並べ検証をし「|」をクロスさせ強固な意思とします。このアンテナ的要素で均等に情報を受発信し、交差したところから「ノ」を書いて空間を仕分け細かく情報を確認し、バランスのとれる位置から「\」を書いて同じように空間を仕分け更に細かく情報を確認します。そして、あらゆる方向から情報の受発信し、取った情報の全体の四分の一のことを下方向に出すと観ます。
次に「言」と「米」の間の空間の上部に「丶」を書いて新たに周りの情報を取り一拍置いた「丶」で取った情報を確認し、一拍置いてひらがなの「ろ」のような形を書いて確認したことを受け止めタフさがあり勝気に常に「言」で考えた基本を確認すると同時に「言」の空間から入ってくる横からの情報を受け止め「米」を守り「─」を「米」の下に書いて保守の空間とし先程の四分の一出されたことを受け止め前向きに表現すると観ます。また、「米」と「辶」の間にも空間があるので、常に風が入ってくると考えられます。
大まかにまとめますと、取った情報や受け止めた情報を検証し、更に周りの情報を取り入れながら何度も検証を重ねて大まかにまとめ、全方向から均等に情報を受発信しその中の一部を下方向に出し、再度情報を取り基本を確認して前向きに行動すると観ます。
つまり、常に情報が入ってくる状況や情報を取ろうとするところから、多くの情報を得ることでそのことを知りたい、分かりたいとする思いがあると考えられます。また、「言」「米」「辶」と間に空間があったり風が通る空間があったりと距離感がその都度変化するので本当の姿が分かりにくいとも観れます。
「謎」とは掴みどころがないので内容や正体がはっきりわからないことで混乱や不安を感じることもあれば、未知の部分や理解できない部分があることに魅力的と感じることもあるでしょう。謎が解けたあの達成感は正体がはっきり分かった、理解したことへの現れですね。
以前、謎解きの問題を作成する方の講演会を聞きに行きました。謎解きは論理的思考力、創造性、問題解決能力を養い高めるという効果があるそうです。ぜひ、来年も謎解きに出掛け脳みそをフル回転させようと思います。
今年も一年ありがとうございました。
早いもので今年も残り1ヶ月になりました。今年一年、私は何をしたのだろうか。思い描くものに少しでも近づけたのだろうか。そんな考えが頭をよぎります。
ちょうど一年前の上先生の特別講座で今年一年を漢字一文字で表すと?との質問に私は「解」の漢字を選びました。昨年は特別講座や文字の再発見を通して「のぼかん」で文字の世界を更に理解し、物事の捉え方に変化があったこともあり「解」にしました。
改めて「解る」として調べますと、一般的に使われる「分かる」と似ていますが、特に「物事の意味や内容を深く理解する」という意味合いで使われるそうです。
あれから一年経った今「解る」をテーマとし、のぼかん的に文字の分析をしていきたいと思います。
「解る」
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、テーマや相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れては流すことを繰り返し、その事が検証となり吟味する力ともなると観ます。
次に字の理論で観て参ります。
まず「ノ」で上からの情報や圧力より必要なものは瞬時に取り入れ不要なものは流します。「ノ」の右側より「フ」を書き現実的な情報や圧力を受け止め絞りながら取り入れます。「ク」の左下辺りに「ノ」を書き自分の思いを強く出し意思とします。その右側より「一」「亅」と続けて書き三方向を囲い内面を守ります。次にその空間の中ほど迄「|」を書いて瞬時に空間を左右に仕分け続く「一」を二本書く事で左右上下と細かく仕分け、この空間の中ほど迄を生真面目にあらゆる角度から納得のいくまで検証するとし、残る半分より下からの意思に備えると考えます。
続いて「角」での考えを基本とし「フ」で上からの情報や圧力を受け止め精査し、取り入れたことは最後が左上方向に跳ね上がっているので、勢いよく表現すると同時にその空間に取り入れた内容を確認しているとも観ます。こうして「角」での内容も確認しながら「ノ」で「刀」としここまで得た内容より自分の思いを出すと観ます。「刀」で確認、得た内容を「ノ」で更に必要な情報を瞬時に取り入れ「一」で今ある現実的な情報や圧力を受け止め並べ検証し、その下に長い「一」を書き上で流した情報をもう一度検証しまとめ「|」を上からクロスさせ得た情報を更に6つに仕分け、拘りの分析より明快な意思を持つとします。
大まかにまとめますと瞬時に情報を取り、上からの情報も受けとめながらシビアに検証し取り入れ、自分の思いを出しながら周囲に晒されない空間において細かく分析、整理し、考えたことを前提として新たな情報を受け止めながら自身と向き合い、取り入れた内容を更に納得のいくまで分析し、明快且つ揺るぎない意思として表現すると観ます。
「解る」とは一つのテーマについて様々な角度から生真面目に考えた事を前提としながら、常に自分と向き合う姿勢を持ち、そのテーマについて理解を深める。調べた内容としてでもそうですが、文字の世界でも同じような分析内容でしたのでとても面白く、唸る分析となりました。
そして「のぼかん」をテーマとした時、一年前の私よりさらに深く理解できているなと嬉しく思うと同時に、また一年後、三年後と現在とは違う角度から分析し理解を深めていくのかと思うと楽しみであり「のぼかん」は奥が深いなと改めて思う分析でした。
今月もお読みいただきありがとうございました。
自分中で「意志」と「意思」の使い分けがわからず今まで使ってきましたのでここで一度文字を通して観ていきます。
「意志」は直情の形で、自分の価値観に対して忠実で外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。本人的には不器用と思うと観ていきます。
字の理論では、「丶」で周りの情報をチェックし取り、その下に書く「一」でそのことの内容と上から下りてくる圧力や情報を受け止め並べ検証します。その下の左より内に入ったところに「丨」を書き、「亠」で得た情報を絞り、更に反対の右側も余裕を持てる位置に「丨」を書き、ここで「亠」で得た情報を要約し、一つの大まかな考えとします。それを下の「一」で受け止め閉めまとめます。
一拍おいて「立」の考えを続く「丨」で要約し、そのことについて「一」で「立」の考えに沿わせながら情報をチェックし、右から「丨」を下ろし範囲を決め、その中に「一」を書き、この中の情報を時間的推移で上下に分けます。その下に書く「一」でここまでの考えを一つにまとめます。
一拍おいて革新の質の「ノ」で勝気に取り組むことを決めたら「し」でここまでのことを柔軟にその時々の気持ちや反応で右上に表現し、更に「丶」を二つ書くことによってアピールし確認するとします。
次に「意」の考えをまずは「一」で受け止め並べ検証し、その真ん中に左右のバランスを取るように「丨」を書き、意志とすると同時に情報を左右上下とバランスよく仕分け短い「一」を書き、感性の字によるチェック力、アピール力を活かし受け止め絞り、揺るぎないものとします。
こうしてここまで考えたことを「ノ」で要約し、「し」で全体を受け止めながらもその環境に合わせた理解を表現をし、また確認していきます。更に「丶」を二つ書きよりアピールして上方向に展開していきます。
大まかにまとめますと、周りの情報をチェックし現実的な圧力を受け止め検証し、そのことを一つにまとめ考えとし、様子をみてから自分の中できっちり考えを決め、そのことを外に表現し、その事実をそのまま受け止めながらも周りの様子をみながらバランスよく発信し、まとめたことをまた更にアピールし確認していきます。
ですから「意志」は自分が「意志」としたことをわかりやすく伝え伝わるイメージとなりますね。
次に「意思」は直情の形で自分の価値観に対して忠実、外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく、自分のスタイルを通す、本人的には不器用と思うと観ていきます。
字の理論では、「丶」で周りの情報を確認して取り、続いて「一」で新たな情報や圧力を受け止め検証します。続いて「亠」の下に左右絞るかのように「ソ」を書き、意思を要約し、「一」で新たな情報も受け止めチェックしながらまとめていきます。
一拍おいて「丨」で「立」の情報を意思として続く「一」と「丨」で範囲を決めて、その中の絞られた情報を「一」を書くことにより時間をかけて上下に整理していきます。
続けて「意」で考えたことを自分の中で「丨」で意思としそのことについて「一」で改めて「意」の情報を受け止め検証し、垂直に下ろす「丨」で三方向を囲い、この中に自分の中で考えとすることをまずはまとめます。その真ん中に「丨」を書くことでここまでのことを瞬時に左右に仕分け、その真ん中辺りに「一」を書くことにより上で左右に分けたことを下でも更に左右に分け、その質の理解にこだわりを持ち「一」で閉じ自分の中で考えとしていきます。
一拍おいて「ノ」でここまでの内容を一つにまとめ「し」でその要素をその時々の環境に合わせて表現し、二つの「丶」で確認しアピールして展開していきます。
大まかにまとめますと、情報を確認し、更に現実的な圧力に対応しながら情報を絞り、そのことを時間をかけてきっちりまとめ、周りに示したあと、そこから自分が取り組むと決めたことは内できっちりその物事の内容を左右上下と確認し、そのこだわりの中より選択したことを周りにわかりやすく、周りに合わせて展開していきます。
ですから、自分の中であれこれ考える結果をいうのですね。
分析してみて「意志」は人に対した時に人に合わせるあるいは反対するイメージ、つまり人に与えるイメージとなり、「意思」はテーマとしたことを自分の中でどうするか考えたり、思い育む世界だということがわかりました。
「あの人意志が固いですね。」の場合は「意志」の方がその意味合いと合致するとし、「私の意思はこうです。」の場合は「意思」の文字を用いた方がよいのかと分析して勉強になりました。
今年も一年いろんな方に出逢え、ご縁を頂き感謝申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いします。
毎月、地区の情報誌が回覧されてきます。その中に地区の中学校新聞もあり、毎月楽しみにしています。
新聞では、「聞く、聴く、効く、利く」の4つのスローガンが掲げてあります。生徒が中学校生活の中で習得してほしい内容で、校長先生や先生が一生懸命考えたテーマとなります。
先月の「聞く」とは、まず聞く姿勢を持ち、聞く事でした。
「聴く」は、中学校では、レベル2で「心で受け止める事ができる」というテーマです。
※ 他にレベル3「効く」、レベル4「利く」があります。
辞書的意味は、「音や声に対して意識的に注意を払い理解すること。
今月は、その中の「聴く」の文字を観ていきたいと思います。
「聴く」
のぼかん六つの形分けでは、受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が検証となり、吟味する力ともなると観ます。
次に字の理論を観ていきます。
まず一画目の「一」で上からの圧力や情報を受け止め並べ検証し必要な物は取り、不要な物は流します。先程書いた「一」の左側から内に入った位置の下側から「|」を書きこれまでの情報より意思を決めます。ここは、保守の質の展開となります。次に「|」の上から「一」を上の面に合わせて順に二本書き、時間を掛けながらここまでの情報を上中下と理解を深めていきます。次に書く「/」で、ここまでの流れを受け止め右上にプライドを持って払い、この文字の最初に書いた「一」の右より内に入った所に「|」を下ろし絞り込んだ内容より明快な意思とします。新たな情報を加味しながら耳の考えを基に「一」を書き上からの圧力や情報を受け止め検証します。「一」の真ん中辺りより「|」を書き「十」とし左右上下の空間を作り直角性の生真面目さもありながら、アンテナ的要素を持ち受発信しながらバランスを大事に対応します。続けて「|」を「十」の左下に書き意思とし、次に「一」「|」書き三方を囲みます。その中に「|」を二本書き「罒」とし瞬時に情報を左中右に仕分けます。次に「ノ」でこれまでの情報をチェックし、「乚」を曲線で表しデリケートさや繊細さを表します。「丶」を二回書きチェックを行います。
大まかにまとめますと、先の情報や圧力より得た内容を並べ検証した事よりまずの意思とし丁寧に絞り考え深めた事にプライドを持って意思とします。その考えを基に、周りの情報を得ながらバランスよく生真面目に対応し、情報を瞬時に仕分けまとめ判断性を持ち、その時々の気持ちや内面に合わせて繊細さを加味しながら理解しデリケートさ表現していきます。
つまり、「聴く」とは、まずは受け身であり相手の方よりお聴きした内容により検証し自身の経験則等からも照らし合わせて考察しながらも本質を絞り、この考えを基に必要な情報を得て検証し生真面目に左右上下に仕分けた事も、瞬時の判断性として仕分けを持ちながら、デリケートに向上心を持って理解し理解し表現します。
文字の分析から考えられる中学校新聞の「聴く」(心で受け止める事ができる)とは、自身の体験では、校外学習や野外学習などで講師の方より教わったことを耳を傾け興味を持ってお聴きしたこともあります。各個人が同じテーマで興味を持って自分なりに考える事も学校の指導の一つにあるのかなと思いました。
今年は、のぼかんの学びを通して視野を広くさせて頂きました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。
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