日々の生活の中で、事の大小に関係なく「これはどうしよう」と思っている時は「う~ん」と眉間に皺を寄せただただ時間だけが過ぎてしまう感覚があります。それでも「よし!」と決めると先程までの時間の過ごし方は何?と思う事があります。
「決心」がついたり「方向性」が決まると頭の中も身体も軽くなりますね。
今月は『決める』の文字を分析していきます。
『決』
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れては流す事を繰り返し、その事が検証となり吟味する力ともなると観ていきます。
次に字の理論では、一画目の「ヽ」で周りの情報より必要と思うものを右下方向へ取ります。その後一拍置いた後、「ヽ」で先程の「ヽ」の意思に沿わせ再度チェックをし、右下方向への保守の質の展開を重ねていきます。
更にもう一度横からの情報を取り入れ様子を見ながら、テンポ良く自分のペースでチェックしてきたここまでの流れを「レ」で受け止め素早く右上方向へ跳ね上げ次へと展開していきます。
「氵」を基本姿勢に持ち、先からの情報を受け入れ観察しそれから「氵」についての現実的な情報を「一」で受け止めては並べ検証し、その右端より垂直に「|」を下ろし取り組む範囲を持ち、その下に長い「一」を書き上の面で受け止め流したものも、もう一度ここで受け止め、構築された「ユ」の革新の質の展開で「氵」と向き合いこの内に入る情報をきちんと検証していきます。
この「ユ」の真ん中あたりの上から曲線の「ノ」をクロスさせここまでの情報を瞬時に左右に分け大まかにでもその時々の判断性を持ち、同時に「氵」の基本姿勢を再確認します。
こうして基本とする事に向き合い展開しては左右の判断性を持ち、その右側は未だ囲いの中にある事によって、奥行き、冷静な余裕とも言える世界を持った事を、次に書く「乀」で全体的なバランスを取り、周りにはわかりやすくその結果を示していくとなります。
大まかにまとめますと、周りの情報を受け入れては流す中で、テーマとして取り入れると決めた事に対しては丁寧にかつテンポ良く自分のペースで価値観に合う内容を展開し、大まかな一つの基本姿勢を構築した後、その事について取り組む範囲を決めながら更に集中し明快に判断し、そして更に判断に対する余裕の世界を有し、それを周りとバランスを取りながらわかりやすく展開していきます。
ですから、決める時決断する時は、まずは確認する情報に対して自分の最初の考えや自分の取り組み方と照らし合わせながら丁寧にかつテンポ良く進めていく中で、しっかり情報を絞り込みその範囲の中で明快にそして念入りな自信の基にバランス良く判断するとなりますね。
決めたいのならさっさと取り組めばいいのに!とよく自分に問いかけています。
しかしこのぐずぐずするところも決める際の一つの流れと言う事はよくわかりましたが、敢えてここに時間をかけ過ぎなくても良い事もわかりました。
やると決める事にはそれ迄の経験や確率に基づく背景を有しています。その事を改めて確信として活かしながら取り組み決断していきたいと考えました。
のぼかん理論から「決める」事をもっと意識高く活かして参ります。
最近頓に「気を付けてくださいね」や「足元に用心してくださいね」と声をかけていただくことが増えたように思います。自分ではまだまだ大丈夫と思っていても、周りからは年齢相応に見えるのか、有り難いと思う反面少し抵抗感もあるのが本音でした。
とは言え同じ年代の人が転んで骨折したという話を聞くと、しばらくは用心しながら愛犬の散歩に行ったりもするので、自分への注意喚起という意味でより一層履物や歩き方に気を付けていきたいと思うようになりました。
臆病になるのではなく、前向きにしっかり生活するために「用心」を分析したいと思います。
【用心】
のぼかんの六つの形分けでは攻撃の形といい、まずはやりたい願望が先にありやってみてから後学び価値観とする姿勢で、やってみなければわからないとの発想を持つと考えます。
次に字の理論で観ていきます。
まずは左側に「丿」を書き周りの情報を取り入れ明快な意思とし、更に「一」を書き上からの圧力や情報を受け止め検証し、「亅」を続けて三方囲いで下方向に間口のある空間をつくり範囲を定めます。この中に「一」を二本書き周りの影響を受けることなく上から順に時間をかけ検証し精査していきます。この「月」の真ん中に「丨」を書き内部を瞬時に左右上中下に仕分け、これで間口の空いた六つの空間ができ、物事を細部にわたり冷静に整理していくこととなり、その内容を下方向にのみ出し伝えていくと考えます。
「用」の右側の「亅」は内側に跳ねているところから、「用」の中で検証し精査したことには揺るぎない意志の強さを持つといえます。
次に「用」の下方に空間を置き、短い「ノ」を書き、ここまでの内容を明快にまとめ意思とし、素早く勝気に表現します。
次に右側に丸みを持った「乚」を書きます。これは右上方向を向くことで保守の質を有すると考えられ、自らの価値観を大事にしながらも柔軟に前向きに取り組んでいく姿勢ともいえます。更にこの「乚」は粘り強さや繊細さとも考えられ、同時にここで整理した事にはプライドを持ち、やりきろうと言う前向きな姿勢で行動に移すと観ていきます。
この曲線の上空間に「丶」を二つ書き、目標に向うという意識付けを明快にし、これまでの内容を二回に分け慎重にチェックをしたり、最終的な確認をしていく姿勢といえます。
こうして「用」の世界観を基にした「心」の世界となり、常にこれまでの流れや検証し精査したことにひたすら向き合い確認しているともいえます。
大まかに「用心」をまとめますと、取り入れた情報などを時間をかけてじっくりと育み、そのほぼ左右対称の直角性での精査された情報に基づき確立した意思のもとに構成された姿勢に従い、内在するそのものの全体像を細かくじっくり見極めながら、上からの圧力より守られながら意思とした事にはプライドを持ち、そのことに柔軟に対応しながらも、最終的には行動そのものには明快な意識付けやアピールをし、そこに迫りたいという向上心のあるものとまとめられます。
つまり、しっかり情報を取り入れ状況を見極めたうえで前向きに行動していくという事でしょうか。
あまり人様に心配かけないよう、お声掛けには有り難く用心していきたいと思います。
今月もありがとうございました。
子どもでも大人のようなしっかりした考え方をする子もいれば、大人でも子どものような考え方を隠さない人もいますよね。年齢に関係なく大人の考え方が出来る人と出来ない人がいるなぁと考えているうちに、改めて「大人」ってどんな考え方の人だろう?と興味が沸いてきましたので、文字の分析を通して考えてみたいと思います。
「大人」
のぼかんの六つの形分けでは直情の形となり、自分に対して忠実であり何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通し、それが時に本人的には不器用と思う。と解釈します。
次に字の理論で観ていきます。
一画目「一」で上からの情報なり圧力をここで堂々と受け止め並べ検証し、必要なものは取り入れ不必要なものは跳ね返すか左右に流していきます。
次に、この真ん中辺りを通る革新の質「ノ」をクロスさせることでアンテナ的要素を持つ部となり、情報の受発信をすると同時に「ナ」は左右上下四つの空間に仕分けされます。
続いてクロスされた辺りから保守の質「乀」を書き、基本や教えなどを大切にしながら柔軟に展開していきます。これにより全体のバランスを保とうとしているのと同時に、下部は左中右の三つの空間に仕分けされると考えます。
次に革新の質「ノ」を書き、これまで「大」で考えまとめたものの中から今必要と思うものを勝気に取りまとめ展開していきます。
そして「ノ」の真ん中辺りから保守の質「乀」を書き、「ノ」を支えるかのようにバランスを取りながら柔軟に表現していくと言えますね。
よって「大人」とは先ずは状況から逃げることなくしっかり受け止めた後、自分で判断した考えを持ちながらも周りの状況を見極めながら対応し得る
自分の考えの用意を持ち、そうして全体的には柔軟で前向きな発想法にとまとめていきます。
その中より更に自分の考えを明快に示しながらも、柔軟に対応していくとまとめられます。
ですから、「大人」とは何事も先ずは堂々と受け止めることができ、自分の判断性を持ち冷静に前向きに考え対処することができる人であると言えますよね。また、自分の考えをしっかり持ちつつも、それをそのまま周りに押し付けるのではなく、その時々の周りの状況に応じて柔軟に対処できる人のことを大人というのかもしれませんね。
理不尽に自分の考えを押し付ける人などを見ると、やはり大人気無いなぁと感じてしまいます。ですから、やはり大人の考え方や対応ができる人というのは、どんな時でも周りの状況を冷静に判断することができる人であり、そのためには気持ちに余裕やゆとりがある人の事を言うのかもしれませんね。
私自身もこれからは常に「大人」を意識しながら過ごしていきたいなぁと改めて思いました。
今月もありがとうございました。
介護士をしている息子は、勤務シフトにより起床時間が4時半、6時半、9時半、13時とバラバラで、常に生活リズムが整わない日が数年間続いていました。
夜更かし人間の息子の就寝時間は2時から3時前後が多く、早番日は仮眠程度で出勤することも少なくありません。夜勤日でも自宅前で工事が行われると騒音で9時前から起こされ、そのまま眠れず翌日10時まで勤務、さらに残業となれば帰宅するまで約27時間以上寝ることができないこともありました。周りの介護士が次々と辞める中、よく我慢して務めてきたと思います。そんな我慢強い息子が最近ようやく退職したい旨を改めて上司に伝えたところ、管理職のような仕事内容に移ることを提案されて、毎朝6時半起きの日勤が続くことに。毎日6時半に起床するなど今までは考えられませんでしたが、慣れてくると就寝時間も0時から1時前後が多くなり、休みの日でも7時頃に目が覚めることもあるようです。休みの日は昼過ぎまで寝るのが当たり前だったのが、慣れというのは凄いですね。
今月は、この調子で生活リズムが整い、少しでも健康的な生活が送れるようになることを願いながら「慣」という文字を「のぼかん」を用いて分析し検証してみたいと思います。
「慣れる」とは、辞書で確認すると以下のように書かれています。
1,その状態に長く置かれたり、たびたびそれを経験したりして、違和感がなくなる。通常のこととして受け入れられるようになる。
2,経験を重ねて、そのことがうまくできるようになる。習熟する。
3,道具などが、からだになじむ。
のぼかんの六つの形分けでは「受け入れの形」
常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れることを繰り返す。そのことが吟味する力ともなります。
字の理論で観ていきますと「慣」は、まず「ハ」で必要な情報を大まかに左右に仕分けて「ハ」の範囲内でチェックしながら取り入れることを厳選して、次に「ハ」の中央に「|」を書いて、取り入れたことを明快に左右に仕分けると同時に強い意思を通すと観ます。
続いて「忄」の考えを基に、右側上部に「L」を書いて、これまでの考えや情報を受け止めて、次に「一」「/」と続けて書いて「口」のような四方向を囲む部の中に、取り入れた情報を一旦収め、この「口」の真ん中に「/」を書き、取り入れた情報を瞬時に左右に仕分け、次に「一」を交差するように書いて、左右上下四つに仕分けた空間ができることで、異なる様々な情報の取り方や独自の拘りがある整理の仕方をすると観ることができます。
そして、その下に一空間置いて「丨」を書き、さらに情報を取りながら明快な意思を持ち、「一」「丨」と書き進めて三方向を囲む「冂」となり、周囲に影響されることなく、これまでにまとめた考えや情報をそのまま受け止め、必要なものは「冂」の中に取り入れます。そして「冂」の中に「一」を二本書いて「上・中・下」と縦三つに仕切られます。ここに取り入れた情報は、時間を掛けてゆっくり濾過するように几帳面に整理して、下部の「一」を書いて囲いを閉じ、周囲に影響されることなく自分の内を守ります。
そして最後に、この「目」の下に「ハ」を書いて、少し柔軟性を持って左右のバランスを取るように対応していくと観ることができます。
「慣」を大まかにまとめますと、まず必要な情報を大まかに仕分けて、自分の範囲内でチェックし取り入れたことを、明快に仕分けると同時に強い意思を通し、様々な考え方や独自の拘りを持って情報を一旦整理し、一呼吸置いてから周囲に影響されることなく時間を掛けて濾過するように几帳面に整理していきますが、最後は状況を見ながらバランスを取るように柔軟に対応するということとなりますね。
つまりは、先に通していた強い意思や拘り、几帳面に整理していたことも、一つ一つきちんと理解しきった上で最後はバランスを取りながらも、幅を広げて柔軟にそして自在に対応するということですね。
息子は、朝早く起きるのが嫌で意図的に遅番と夜勤を引き受けることが多く、不規則な生活が続いていましたが、これからは基本的に毎朝6時半起きで出勤することになりそうです。職種の変更を提案されても、毎朝早く起きることに抵抗して返事を先延ばしにしていましたが、徐々に気持ちも体も慣れてきたのか、退職願いは一旦保留ということに。職種が変われば慣れるまで大変でしょうが、あまり無理せず新たな経験を積んで、これから先のことを決めてくれたら良いと思います。
ありがとうございました。
時節柄、朝晩寒くなって体調を崩しやすくなってきている今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
挨拶やビジネスメールの最後に入れる結びの言葉のひとつである「ご自愛くださいませ。」があります。
改めて「自愛」調べてみたところ
① 自分自身を大切にすること。自分の健康状態に気をつけること。「時節柄ご自愛ください」
② 自分の言行を慎むこと。自重
③ 自分の利益を大事にすること。利己。「自愛主義」
④ 倫理学で自己保存の本能に基づいて、自己の幸福を求める自然的性向。
⑤ 物を大事にすること。珍重すること。
とありました。
そこで、のぼかん的に観たらどうなのかと思い今回は「自愛」について文字の分析をしていきたいと思います。
「自愛」
のぼかんの六つの形分けでいうと直情の形となり、自分の価値観に対して忠実。外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく、自分のスタイルを通す。本人的には不器用と思うと観ます。
次に「字の理論」で観てみますとまず革新の質の「ノ」で上からの圧力や情報を瞬時に判断して取り入れ同時に周りの状況も観ながら、今自分が必要とするものだけを取り入れ、必要のないものは受け流します。続いて「ノ」の書き終わりに「|」を書きます。ここには「ノ」からの情報がそのまま入ってくるので、疑うことなく迷うことなく明快な主張としていきます。
さらに「─」を書き上からの圧力や情報をしっかり受け止め、この「─」の右端から「|」を書き三方囲いを作り自分の考える範囲や枠を決めます。その三方囲いの中に「一」を二本引くことで上・中・下のように時間的推移のもと、自分の中でひとつのテーマをゆるやかに真面目に取り組みじっくり掘り深めて検証吟味し最後の「一」で締めまとめます。
また、内側が外の世界より完全に守られた空間を構築し、接地面もどっしりとしているので周りの状況に左右されることなく納得するまで整理し続けるとも言えますね。
続けて「自」の考えを基に革新の質の「ノ」で更にその右上からの圧力や情報の中より自分にとって必要、不必要を瞬時に選択して取り入れた事に対して強い意思を持ちます。
次にその左下から「⼂」を書いて取った情報を受け止めて確認し、続いてその右側にも「⼂」を書いて情報を二度の確認とし、更にその右側に「ノ」を書き、こうして情報を左右に分けそのバランスを持って内向しながら情報を確認して集約すると考えます。
この情報を基に左下部に短い「|」を書き素早く方針を決め、次に「一」で上の考えをチェックしまた新たな圧力や情報を堂々と受け止め吟味、精査しながら右側に「/」を書き範囲を決めてその内の世界を守り育んでいくと観ます。
そこで出来たその枠内の左下に「ノ」を書いてここまでの情報の流れを素早く取りまとめ、その事を「し」に似た部で右上方向へ跳ね上げ保守的で向上心を持って展開していきます。更にその「し」に似た部の上の中央辺りに「⼂」をそしてその右横へも「⼂」を書きます。この二つの「⼂」は自由さや遊び心を持って楽しむ姿勢があると観ることもできます。
この時に「⼍」と「心」の間に出来る空間は上下左右から見えづらいが強いこだわりがあると言えます。
次に「心」の少し空いた下に「ノ」を書きこれまでの上部の内容をひとつにまとめ取り入れ、「ノ」の上部から「フ」を書き素早く「ノ」の背中を押すように、思いを勝気に出しながらもここで出来た「ク」のような空間にその拘りが凝縮されその後、「乀」をクロスさせて右下へはらいます。これによりできた「夂」の真ん中には一つの空間が出来ることでこれまでの考えを大らかにまた大胆にまとめ左右のバランスを取りながらまとめていくとみることができますね。
ここで出来た「愛」は「ノ」「ツ」「⼍」「心」「夂」のそれぞれが離れているため、風通しが良いので多少の意見や風評も入りやすく個々の世界観や価値観が常に安定しているとは言えないかもしれません。
おおまかに「自愛」をまとめますと、自分にとって必要な情報を取り入れ時間をかけて検証し周りの状況に左右されることなく納得するまで整理し続けながらも、そこに確固たる意思や向上心や遊び心を持ち、同時にバランスのとれた発想法をも持ち、大胆かつ勝気にまた粘り強くも柔軟にも行動していくと言えるでしょう。
つまり「自愛」は自分の内面と向き合う姿勢があり自分らしくバランスの取れた行動をすることに真面目に取り組みそして理想としながらも、その状況に合わせて柔軟に対処することで周りの状況判断がしっかりできるのではないでしょうか。
そうすることで一層自分の事を大切に考え無理のないようにすることができるのではないかと思いました。
ありがとうございました。
私は興味があることに関してその物事の本質的なことが知りたいという欲求にかられ、そのことがある程度、人に対して教えられるようになるまで探求したいと思っています。
もちろん「のぼかん」はその中でも知れば知るほどに深まり終わりがない楽しみなのですが今月は「探求」という文字を「のぼかん」で読んでみたいと思います。
のぼかん六つの形分けでは受け身の形となり、主張を決めるための情報を受け入れてから自分の考えをまとめる。それからの行動なり意思表示に移すとします。
次に字の理論で観ていきます。
まず「一」で今ある現実の情報をすべて受け止め必要なものと不要なものを選別するとします。
次に上部から「亅」を中央よりクロスさせ、意思を勝気に明確に持ち、同時に情報を左右と上下の世界に分けるとします。
またこれは、アンテナ的要素であり情報を素早く分析して情報を受発信するとします。
次に「亅」の中央あたりより「レ」をクロスさせ、右上方向に跳ね上げ自分の価値観に沿うようにプライド高く考えるとします。
その考えをもとに「ワ」へ展開するとします。係る情報を受け止め且つ、自分のできる範囲で自分に内向し勝気に考えをまとめます。その内側に「ノ」を書いて自分のやりたい方向性で考え、必要ないものは排除し、反対側に「L」を書いて自分の価値観に忠実に考えバランスをとるとします。
その下に「一」を書いてもう一度冷静に見つめなおしその情報を精査し、次に「Ⅰ」を中央あたりにクロスさせ左右上下に平等に分け、物事の両面性を考えるとし明確な意思を持つとします。
そのクロスさせた中心より「ノ」を引いてさらに細かく仕分けし、勝気な考えを表現し、さらに反対側に「乀」を書いてバランスを取り繊細に分析していくとします。
続けて「探」で考えたことを「一」で再度冷静に見つめ直し、受け止めきるとします。
その中央より「亅」をクロスさせ、左右上下の世界を作ると同時に勝気な意思を持つとします。「十」の下部に「ヽ」の情報を新たにとって集め、下からも「レ」で掬い上げるようにして「十」に集約し、右側にも展開し、「ノ」と情報をとって集め続けて「乀」と情報を絞り込んでは払ってバランスをとるとします。
最後に「十」の上部に「丶」をうち、ここまでの流れに対して明確な意思を持ち強く強調するとします。
以上のことから、「探求」とはまず現実をしっかりと受け止めたのち、しっかりと明確な意思を持ちつつ、勝気な気持ちを持ち、それをしっかり活かすことを考え自分のできる枠内を決め、その中で情報を精査し分別したことをさらに自分の意志に基づき、さらに誰が見ても感じてもそう思うような中心に沿う情報を収集し、同時にいつも自分のことを確認する冷静な視点を忘れることなく意思を明確に表現していくことを表しているのだと思いました。
「探求」するというのは、自分への挑戦でもあり厳しい一面も感じられますが、その分、しっかりと決めた範囲を極められる喜びにも繋がり、明確な意思とともに情報の分別が大事なんだということも同時に文字から学ぶことができました。物事を探求するのは取った情報をしっかりと自分がどう活かしていくのか、選別をしとても生真面目な世界で仕分けする冷静で繊細なことでありシビアな世界であることがわかりました。私もまだまだ探求の途中であり、学ぶことには意思の強さが必要であることを改めて感じています。
今月も勉強になりました。ありがとうございました。
令和1年11月11日に私は「のぼかん」講師となりました。
11月は誕生月でもあり、私にとって11月は1年の「終わり」と新たな1年の「始まり」を感じる月です。
今日はこの「終」「始」という文字を「のぼかん」で分析し理解を深め、この時期の過ごし方について考えてみたいと思います。
「終」
のぼかん六つの形分けでは受入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が検証となり吟味する力ともなるという姿勢があると観ます。
次に字の理論で観ていきます。一画目の「く」のような形で先の事を見据え、自分の価値観に沿う情報のそのままを取り、さらにその下に再度「く」のような形を書き、一画目の「く」で取った情報を前提としながら、もう一度位置の少しずれた新たな情報をも取り自分の価値観と照らし合わせ、書き終わりを「ヽ」で締め閉じ「幺」とし、ここまでの内容をしっかりまとめると観ます。
次に「幺」の底辺の真ん中辺りから垂直に「亅」を書き下ろし「幺」でまとめた考えを基に明快な意思とし、書き終わりが跳ね上がっているところに意思とした事に対する勝気な姿勢や自信を観ます。続いて「亅」を挟むように「ハ」を書き「糸」とし、左右の判断性による対応の幅を定めると同時に左右異なる視点から意思とした事をチェックすると観ます。
「糸」の右側に「ノ」を書き「糸」で意思とした事を要約すると同時に必要な情報も新たに取り、続いて「ノ」の書き始めの部分から「フ」を書き「ク」を構築し「ノ」の情報を現実と照らし合わせながら整理し、対応の幅を定め、自分の思いを勝気に出しつつも「糸」の意思と向き合い、自問自答する様子を観ます。「ク」の書き始めより少し下に下がった辺りから「乀」のような形を書き、左右バランスよく、わかりやすく表現、行動すると同時「夂」の上部に四方が囲まれた空間が築かれ、この空間にはここまでのプロセスで培われた経験則や、表現行動することで生じた結果が留め置かれると観ます。
続いて「夂」の股の部分に縦に二つ「ヽ」を書き入れます。ここは外から見えない部分ですから、表現行動の背景あるいは生じた結果に対する自身の本音を何度も確認すると観ます。
まとめますと「終」とは、今置かれた状況より先に見据えた情報を取り、丁寧に意思を定め周りの状況を視野に入れながらも自問自答し、自身の経験則の中で確信、納得とし、次への備えを持つことと理解しました。
「終わり」という言葉には、「ひと段落」とホっと肩の力が抜けるような安堵や、過ぎ去ってしまう寂しさなども感じていましたが、「有終の美」という言葉もあるように、最後まで気を抜かずに丁寧に自身と向き合いながら「やり切る」ことが大切と言えそうですね。
続いて「始」の文字も観てみましょう。
「始」
のぼかん六つの形分けでは受入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が検証となり吟味する力ともなるという姿勢があると観ます。
次に字の理論で観ていきます。一画目の「く」で上から来る圧力や情報の中より逆らうことなく取った情報に独自の解釈と、その裏付けを持つと観ます。次に「く」の書き始め右側より「ノ」をクロスさせ「く」の内容を別の方向からもチェックし、より強固な思いとすると観ます。「く」と「ノ」の書き始め部分より少し下辺りに長い「一」を書き「女」とし、「一」で新たに受けとめた情報と、ここまでの流れを整理すると同時に「口」のような四方を線で囲まれた空間が構築されます。「女」は全方向にアンテナ的要素がありますから、あらゆる方向から情報を取り入れ、周囲にアピールしながら、または色々な事に気を配りながら大まかに考えをまとめると観ます。
大まかにまとめた考えを基に「女」の右横に右上方向に間口の空いた「ム」を書き、先を見据え、鋭角~前向きかつ明快な方針を定めると観ます。「ム」の左下辺り、一呼吸置いた位置より「|」を書き、ここまでの流れと、「ム」と「口」の間には隙間がありますから横風、すなわち周囲からの情報が入りますから、これらを合わせて要約すると観ます。
続けて「¬」を書き三方を線で囲われた空間を構築することで対応の幅を定め、空間の底辺を「一」で締め閉じ、内側の世界が守られた空間「口」を構築し、必要なもの、結果として得たものをこの中に溜め置き、次への糧とすると観ます。
まとめますと「始」とは、これまでの結果も含め、あらゆる方向に意識を向けて意思とした事を明快な方針と強い決意を持って大胆に堂々と表現、行動し次に繋げる事と理解しました。
あらゆる可能性の中より自身の意思を定め、圧力や横風にも屈することのない強気な姿勢で堂々と取り組むこととも言えるでしょうか。
「終わり」「始まり」は、一直線上の「点」を表すような印象がありましたが、受け入れの形ですから、次へと続いていく連続性の中の一つの通過点、すなわち螺旋階段のように「終わり」と「始まり」を繰り返しながら、「終わり」で備えた事を次の「始まり」で加味し、新たな取り組みとし、そこで得た結果を次への糧とする。この流れの繰り返しにより、私たちは、さらなる高みへと進んでいくということでしょうか。
「終」と「始」の文字を分析して、この時期の過ごし方のヒントが得られたように感じます。
これまでの「終わり」と新たな「始まり」が重なり合うこの時期は、この一年無事に過ごせたことを感謝し、自分の目標、目指す在り方と照らし合わせながら一年を振り返り、やり残し、思い残しがないようきちんと「終わらせ」ここまで築いてきたものを基に、新たな決意と目標を定め堂々と前を向いて進んでまいりたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
「プライドが高い人」「プライドを持った人」と言うと、なぜか近寄りがたい雰囲気を感じてしまう私です。その言葉の表現方法によってはあまりよくない印象も含みます。人によっても、時と場合によっても印象に違いがあると思うのですが「プライド」と言う言葉が気になりインターネットで調べて見ました。
「プライド」とは、「自己の能力や成果、身分などに対する自尊心や誇りを指す言葉。自己の価値を認識し、それを保つことで自己肯定感が高まり、自己効力を向上させる効果がある。個人だけでなく集団としても存在し、スポーツチームの一員としてのプライド、企業の一員としてのプライド、国民としてのプライドなど」とありました。
「のぼかん」文字の理論ではどのように観えてくるのか分析したいと思います。
「プライド」
のぼかん六つの形分けではかけ形となります。大まかな発想法は受け身の形と攻撃の形が上下にあり二つの要素を持っていると思えば良い。バランスの良さ、冷静さ、クール。人によって使い分け出来る器用さもある。となります。
次に字の理論で観ていきます。
初めの「一」でまず今現在の情報や状況を受け止め検証し、この右端より「ノ」を書き、必要な情報を勢いよく左下方向へ出すとします。ここで出来る枠は革新の質となりますので勝気さや勢いの良さがあると観ます。そして右上に様々な要素を含む「゜」を書き「フ」を客観視すると観ます。「プ」は様々な情報の中より自分のやりたいことや合った情報を取り出し、勝気に取り組む姿勢を客観的にも捉えていると観ていきます。
次の短い「一」で「プ」の方針を受け止め検証し不要な情報は両端より流すとします。この下を一拍空け長い「一」を書きます。この空けた空間には横から情報が入っては流れていくと観ます。その情報を気に掛けながらも上の短い「一」で検証したことをそのまま受け止め、一旦流した情報も受け止め含めて検証すると観ていきます。そして、この右端より「ノ」を書き出来た枠は革新の質で更に自分の方針を明快に決めていくと観ます。
そして次に「ノ」を書き「ラ」で方針とした事より今必要な情報を素早く取ると観ます。このバランスの取れる位置に「|」を書き、これは着地面と垂直となりますから強い意思を持つと観ていきます。
続けて「|」で「イ」の強い意思とした事を改めてはっきりとさせ、この右側の真ん中辺りより「ヽ」を書きこの空間を斜め上下の様に仕分けます。この空間は保守の質となりますので自分の思いや価値観を大切にじっくりと整理すると観ます。次に右上に「ヽヽ」と書き整理したことを二度確認すると観ていきます。
つまり、「プライド」とは、まず情報を受け止め自分なりに取り組もうと思った事をその為にはどうすればいいのかと、考えに考え最後は自分の納得に基づき強い意思を持って冷静に行動に移すとなりますでしょうか。
「プライドが高い人・プライドを持った人」とは、意思を強く持ち頑張っている姿と捉えれば良いも悪いもないと改めて思いました。
「プライドが高そう」「プライドを持っているな」と思う人の姿に凛々しさを感じ、どこか近づきがたい雰囲気があると感じていましたが、私も真摯に向き合えば良いだけの事と気が付きました。
今月も文字の形から改めて知る事ができました。お読みいただきありがとうございました。
最近読んだ作品集のあとがきに、いくつかの作品について作者のことや戦争などのその時代の出来事が書いてあり、それをわかって再度読み直すと、また最初とは違う読み方が出来て面白いと感じました。このように物事の背景を知ると新しい発見や気付きがあります。
そこで今回は「背景」の文字をのぼかん的に分析してみようと思います。
「背景」
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実で外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す一貫した姿勢があるといえます。
次に字の理論を観ていきます。
まず「―」で上からの圧力や情報を受け止め必要なものを取り不必要なものは流し、その右側に「|」を書くことで革新の質の空間が出来、上下に空間を仕分け異なる世界観が作られその下に「/」を書いてここまでのことを受け止め集約し右側に展開するとします。
次に、右側に革新の質の「ノ」を書いてその空間の情報を素早く取り左部分の情報を確認し、その左側より曲線の「L」を書いて跳ね上げ、空間を上下に仕分け繊細さを持って前向きに考えをまとめます。ここは保守の質となり自分の価値観に忠実であり、左部分は革新の質なので左右異なる質を持ち発想力が豊かと考えられます。その下に一拍置いてやや左側に「ノ」を書き続けて「―」「|」で三方向を囲み「北」の左右の間から入って来る情報と左右それぞれの世界観を受け止め三囲いの中に取り入れ左上に跳ね上げ中の空間を確認すると考えられます。その外から守られた空間に「―」を二本書いてテーマについてろ過する様に時間をかけて考え、その内の三分の一を下方向に出すとします。
次に「背」で考えたことを基に「|」で周りの情報を取り、次の「―」で「月」から出されたことを受け止め検証し、続けて「|」で三方向を囲み検証したことを内に入れます。その空間に「―」を書いて空間を上下に仕分けじっくり考え「―」で閉めまとめ、その真ん中辺りから短い「|」を書いてまとめたことの要点を取るとします。その下に長い「―」を書いて「亠」となり、上からの情報を受け止めると同時に先程検証して流したものも受け止め再度検証する慎重さがあるとします。次に、空間を取り中央辺りに「口」を「亠」に平行に書いてこれまでの事に則り、ここまで冷静かつ生真面目に考え精査されたものが入れると考えられます。その中央辺りからバランスのとれる位置に「亅」を書いて空間を左右に仕分け識別し、「口」の中のものから要約したことを勝気に出し、左側の空間に「ノ」を右側の空間に「ヽ」を書いてそれぞれの空間の情報を確認しはっきりとした考えをもち下方向に表現するとします。
大まかにまとめますと、その現実の情報に対して革新の質と保守の質の空間をそれぞれ上下に仕分け異なる質を作り、上からの情報やこれまでの世界観を取り入れて深めていき、その一部を下方向に出し有し時間をかけ考えをまとめ要約したことを検証してまとめはっきりとした判断力を持つ行動をすると観ます。
つまり、豊かな発想力を持ち考えに偏ることなく、常に入って来る情報に対して何度も内面で考えを深め精査をし、生真面目に冷静に要約した中から判断したことを発すると考えられます。
物事の背後にある事情やそこに至るまでの経緯を知ることで新しい発見や気付きがあります。つい自分の考えに偏りがちですが、発想力を豊かに持ち、物事の背景にも興味を持ってみようと思いました。
大人になると自分の事で喜ぶ事が減ったように思う反面、減ったのではなく喜びと感じる対象が自分ではなくなったと言ったほうが正しいのかも入れません。
望んだことが現実となる喜び、思わぬ出来事での喜び、小さな喜びと、喜びとなるシーンも思いも人それぞれですが、「喜び」を今回のテーマとして分析して参ります。
「喜び」
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実で内でも外でも状況に関係なく、自分のスタイルを通す一貫した姿勢があると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
まず「一」で上からの情報や圧力を受け止め並べ検証し、必要なものは取り入れ不要なものは左右に流します。「一」の真ん中辺りより「|」をクロスさせ明快な意思とし「十」となり、アンテナ的要素で情報を左右上下に細かく仕分け検証します。
続けて「十」の下部に短い「一」を書き、検証した情報を集約すると考えます。一拍空いた下に「|」で上部での考えを基にした情報も疑うことなく取り入れ、続く「一」「|」と三方向に囲いこれまで検証し得た事を取り入れ「一」を書き「口」となり考えを大まかにまとめます。「口」の左下より内側に「∖」を書き、続く右下より内側に「∕」を書く事で上部での考えを支え絞り取り入れ、長い「一」でここまでの流れをしっかり受け止めきちんと検証します。その一拍空いた下に周囲を確認しながらもう一度「|」「一」「|」「一」を書き「口」とする事で、これまで得た情報を全て取り込み、これまでの結果をやがての意思として蓄えます。また「口」は仕切りのない空間であることから、取り込む大胆さや雑多にも観える様でありそれが大らかさとも映ります。
「喜び」とは、情報の受発信に敏感で明快な意思を持ちシビアに捉えながらも、周囲の情報も確認しては大胆に取り入れ、再度シビアに検証し更に状況確認をした後に堂々と受け止め、大胆に確固たる意思を持つ。そしてその事は大らかさとも表現できるものだと理解しました。
「喜び」は言葉の意味としては柔らかいイメージですが、文字として分析すると「喜び」の過程には生真面目で意外にも全てを逃がさない鋭い視点があるということに驚きがあり、そして周囲を何度も確認する様が得た情報を表現するまでに勢いがなく、なんともじれったいですが最終的にはどの様な内容でも堂々と構え表現できることが、周りの共感を得る「喜び」の安定感である事が分かる分析となりました。
今月もお読みいただきありがとうございました。
先月「不安」と「不満」のセミナーを開催し、感想の中に「不安」と「不満」の反対で「満足」の文字の意味を知りたいと書いてありました。ご感想まことにありがとうございました。
私自身も満足をするとはどういうことかなと考えたこともあるので、今回は「満足」の文字を観ていきます。
「満足」
六つの形分けでは受け身の形で、主張を決める為の情報を受け入れてから自分の考えをまとめる。それからの行動なり意思表示に移します。
次に字の理論では、「、」で情報を素早く取り、続けて先ほどの「、」にそりを合わせた「、」を書き自分の価値観を確認しチェックを繰り返し、それを「レ」で受け止め、右上方向での保守の質の展開でまとめ上げていきます。
その右側に「一」を書き「シ」についての基本姿勢についての情報を受け止め並べ上からの圧力に対応しながら検証すると考えます。その左から「|」を二本書き「艹」とし、情報や周りのチェックを繰り返し、下に「一」と書き締めまとめます。
その下に「|」「一」「亅」と書き三方向が囲まれた「冂」の枠内で、ここまでの流れを取り入れまとめていこうとします。
次に「|」で「廿」と「冂」の情報を繋げ取り込み、「冂」の枠内の確実にできる情報の範囲を「凵」で更にぎゅっと絞り、左右を均等に仕分け、ここでこの枠内で判断したことにプライド高くまとめていきます。
続けて「満」の考えを「|」で要約し、上から右に「一」を書き「満」からの情報も受け止め検証し、その右より垂直に「|」で三方向を直角的に囲み、この空間の中にここまでの情報を取りまとめます。それを「一」で締め「口」の中に情報をまとめ入れます。
その真ん中辺りより「|」で選択したことを下ろし、意志としその右側に書く「一」で情報を大まかに上下に仕分け、保守の質で展開します。その左側に書く「ノ」で勢いよく勝気に自分のやりたいことを決め、その真ん中辺りより書く曲線で、ここまでの全体の流れを受け止め右上方向にプライド高くまとめていきます。
大まかにまとめますと、周りの情報を観察する中で必要な情報をゆっくり確実に自分の価値観とします。この内容を基本姿勢とし、更に周りの情報も何度も観察し、その後、自分の取り組める範囲の中で判断したことにプライドを持ち考えとします。そこから新たに意志として大まかにまとめたことを元に整理し、この全体を前向きにまとめ上げていきます。
ですから満足とは、何かしらの課題は残っていたとしても、自分の中で考えられる内容についてしっかり向き合い出しきれた時に感じる気持ちなのでしょうね。
この満足がやがて「至福」へと繋がっていくのでしょうね。
その境地に向けて日々歩いていきたいと思います。
今期の文字の再発見のテーマに「家族」を選びました。そんな中、友人との会話で「休み返上で孫と時間を使って疲れるよ」と愚痴でありながらどこか喜んでいる姿に、「自分に孫が居たら?」と、想像してみたくなり今月は「孫」の文字を「のぼかん」で観ていきます。
「孫」
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が検証となり吟味する力ともなると観ます。
字の理論では、一画目の「フ」で現実的な情報を受け取り並べ検証し、その右より左下に鋭角にはらい勝気に情報を絞り込みます。続けて「J」で左方向を向いた曲線で粘り強く意思とし、下を跳ね上げ保守の質の意向を受け止め自分の勝気な意思とし、次に右上に向けた「/」の保守の質の線で交差させプライドを持ち素早く状況を再検証するとします。次に新たなる情報を観察しながら「子」の要素に基づいた現実的な情報を「ノ」で勝気に取り、同時に「子」の「背」と向き合わせます。その「ノ」の重心の取れる所に「く」を書き「ノ」と同じ意図の情報を捉え、もう一案考えつつ保守の質の展開をします。更に「く」と反りを合わせた「∠」でこれまでの事を繰り返し考え、絞り「丶」で前向きな考えとしてまとめていきます。「幺」の重心の取れる所より「丨」をおろし芯を持ち、その左側へ「ノ」を書き右側へ「丶」書き「ㇵ」とし、それまでの情報を瞬時に仕分けすると共に下方向へ出していきます。
大まかにまとめますとまずは現実の情報を受け止め勝気な意思を持ち取り組み、新たな展開を取り入れ状況を再検証し現実的な情報と向き合い、繰り返し基本姿勢を確認しながら状況判断しまとめていきます。
ですから孫となると大きく年が離れる事もありますが、自分の子どもと比べると「子」と「系」の方向性の違いが、動きの素早さがあったり予測がつかない動きをする事もありそこが大変でもあったり、かわいくも思えたりするのでしょうね。
そして自分の子どもとは違い親としての責任も持たなくても良いので、たまに会う孫はやはり、可愛い存在なのでしょうね。
この原稿を書いている時、母が「今の子どもは」と言っていた言葉を思い出し、文字から観ても「孫」の行動や判断、反応の素早さに年齢を重ねた者には体力的にも新しい情報への柔軟な対応も難しい事が伺え、自分に孫が居たらと考えると友人の様に嬉しくもあり大変でもあるという状況になるのも頷けました。
今月もありがとうございました。
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