約1年前に上先生から、今年『のぼかん』創立22周年を迎えるにあたり、「文字の再発見選集」第2弾を企画するように言われました。
これは私たち講師が毎月書いているホームページの「文字の再発見」から選出し、冊子にまとめるもので、第1弾は『のぼかん』創立15周年企画としてプレゼントしていただきました。
今回は講師の人数も増え、作品数も7年前とは圧倒的な開きがあり、その中で各講師の掲載数を決めていただき、冊子の厚みも前回をはるかに上回りそうです。
まずは総原稿730作を読み込み、そして各講師に割り当てられた数の作品を選び出し、ここからやっと本の体裁を決めていく作業に入ります。
今回初めて冊子にご自分の分析の作品を掲載される講師のみなさんはどういう風に感じられるでしょうか。
今月は「選ぶ」を分析し、その難しかった行程を考えてみたいと思います。
【選】
のぼかんの六つの形分けでは直情の形といい、自分の価値観に忠実で周りに影響されることなく自らの意思を貫こうとする特徴があり、この姿勢が周りからは信頼に映るともいえます。
次に字の理論で観ていきます。
まず「一」で上からの圧力や情報を受け止め検証し、「|」「一」と続けて革新の質を有する「コ」を構築し取り入れたものは勝気な発想法にまとめていきます。その後保守の質を有する「乚」を書き基本的な考え方を大切にした保守的な発想法にまとめていき、時間をかけて物事の両面の質を考えます。
「己」の最後が上方向に跳ねがあることで、最終的には前向きに勢い良くまとめていくと観ていきます。
次に「己」の基本姿勢を前提に一拍おいた右側に「一」「丨」「一」と書き「コ」とし、新たな圧力や情報を受け止め検証、精査しては内向し、更に「乚」を書き保守的な発想法にまとめ、ここでも時間をかけ物事の両面の質を考え再度検証を重ねていきます。
この二つの「己」の真ん中下あたりに空間を置いて短い「一」を書き、これまでの全てを受け止め更に新たな情報をも含め検証、精査します。
この「一」の左寄りにも「丨」をクロスさせ新たな情報を取り明快な意思とし、更に空間を置いて右寄りに「丨」をクロスさせ、幅の有る情報の取り方や検証の仕方をします。
続けて二本の「丨」の下部に長い「一」を書き閉じることで、真ん中には仕切りのない一つの空間ができ、これまで取り入れた情報を大まかにまとめていくといえます。
上の「一」より下の「一」の方が長いため、上方向の前向きな発想をするといえ、ここまでは全体的に直角的な文字ですから、自分なりの考え通りに生真面目な発想をするといえます。
続いて長い「一」の下に空間を置いて左側に革新の質の方向性を持つ「ノ」を書きます。
ここまでの全てのまとめたことの中から自分がこれだと思うものを取り出し勢いよく表現し、空間を置いて右側に保守の質の方向性を持つ「丶」を書き、柔軟に対応していきます。
次に「巽」の左側上部に「丶」を書き意思を明確にし、革新の質を持つ「ろの様な部」で勝気に取り組みながらも左右の情報に柔軟に対応していき、その後保守の質の「曲線」で「巽」を下から受ける意識と同時に「巽」の下方向への思いをここで完全ではないけれど封をする感覚を作り出し、それが結果的に上方向への意図につながると考えます。こうして「曲線」のデリケートさを持ちながらも粘り強く対応し、「巽」でまとめた事など全てをひっくるめて前向きな姿勢かつプライド高く考えを展開していくと考えられます。
大まかに「選ぶ」をまとめますと、今現在の状況の中にある事実や、与えられる情報を受け止めつつ自分の価値観や経験則をもとに、必要とする情報に対して粘り強く検証、精査を繰り返し、更に情報を取り入れながらもその直角性での確立した意思のもと、周りの状況を冷静に見極めかつ柔軟に前向きに考えをまとめていき、プライド高く展開していくといえます。
「選ぶ」とは、その意図を大いに理解して取り組み掲げ切るという前提に立つならば、選ばれる側よりも選ぶ側の力量が大いに問われるということが、文字を分析して改めてはっきりと解りました。
また勉強させていただきました。
今月もありがとうございました。
本屋さんで「自分らしく生きる」というタイトルの本を目にしました。
子どもの頃は、家族の中で私の考え方や価値観が一人浮いている感覚があり、あれやこれやと指摘されます。学校へ行けばまだ人数の多さからかそれが目立つまではいかないにしても、日々の生活の中で安定や平穏な環境を求めていた様に思います。
当時は「自分らしく生きる」というのは、夢の夢、憧れの世界と割り切っていました。今も日々、生きていく事に一生懸命ですが、「のぼかん」を学び以前より私なりの日常の過ごし方へと落ち着いて来たと感じています。
今月のお題は『平和』とし、のぼかん的な意味合いを考えていきます。
『平和』
のぼかん六つの形分けでは攻撃の形となり、やりたい願望が先にあり、やってみてから学ぶ姿勢、やってみなければわからないという発想があります。
字の理論では、一画目の「一」でまずは周りの情報や圧力などをその面一杯に受け止めては検証し、いらないものは跳ね返したりサイドへ流していきます。
「一」の下の守られた世界の左側に「ヽ」を書き、これまでの流れを客観的に観察しながら必要な情報を内へ絞り込み、反対側にも「ノ」を書いて更に確実な内容として絞っていきます。
それを少し長めの「一」で受け止め閉じここに独自の世界観を構築し、同時にこの「一」で上部でサイドに流した情報や新たなる上からの情報を受け止め対応しながら、世間の情報に常に耐え備える姿勢で取り組んでいくところがあります。
そのど真ん中に「|」を通して独自の世界観を、その場の環境に合わせた左右の判断性と変え、バランスよくその要約した内容を明快に伝達していきます。
その考えを革新の質の「ノ」でチェックし必要とする内容を絞り、それを下部の「一」で受け止め一旦並べ検証し、そのバランスの取れた真ん中に「|」を通してアンテナ的要素「千」を構築します。これにより「ノ」で選択した内容を左右上下の四つの空間へ振り分けこだわりを持ち、更にその下部に「ハ」を書き、左右に仕分けたものをより細分化しながらも情報についての想定や準備を深め、「ハ」の内の確実なものを次に展開していこうとします。
ここまでの流れを「|」で意思とし、これを「一」「|」と三方囲い内の空間に全ての情報を納め、それを下部の「一」で閉めてまとめ上げます。
大まかに『平和』は、これまでの流れや現実的な情報をまずはしっかり受け止め検証し、その出来事や物事の現実感を見極め、そこから次の展開を決めていきます。
その考えより今後どう展開していくかという意思を持ち、その事について周りからの情報を取りながら想定や準備をし、より確実な計画を立てていこうとし、それを実行に移す時は決断した事に迷う事なく結果としていきます。
ですから、今起きている状況や圧力を現実的に冷静に見極め整備し、そこから今後の方針を導き出しては実行していくとまとめられますね。
私の主張はその個性の違いから、時に親への反発と捉えられてしまう事もありましたが、月日が経つと両親は愛情を持って必死に育ててくれた事もわかるようになり、感謝が出来るようになりました。
こうして『平和』の文字を分析してみますと、こういう個性が違うという経験があったからこそ、個性を知る大切さや、更に、人の上に立つ人はまず自分自身を知り課題とする事に意識を向けそこに必死に取り組んで行けば、下に位置する人がその後姿に学び付いてくるという図式がある事もわかるようになりました。
上先生より
「人の言動が気になる時は、目標から目線を外している時…」
とご指導を頂きます。
自分を知り自分がやるべき事に集中していく事で「自分らしく生きる」となり、これが自己の納得、平穏さとなり、発展して心の平和とは、自分自身で作るもの、となるのですね。
五十才を過ぎて日々に静かに納得の深まる学びを得ている幸せを感じています。
今月もありがとうございました。
五月に入り新緑が眩しい季節になってくると、自然豊かな山々に惹かれドライブに出かけることがあります。昔から田舎暮らしへの憧れはあり、こんな自然に囲まれた所で住んでみたいなぁ~などと色々想像を膨らませながらドライブを楽しんでいます。
そんなあれこれを一歩進めて現実的に考えてみると、住む場所などにより生活環境は大きく変わってきます。そんなあれこれを想像してみると、また違った意味での不安や希望が沸いてきますね。
今月は、生活する上で大切な「衣・食・住」の中の一つである「住」について、文字の分析を通して考えてみようと思います。
『住』
のぼかんの六つの形分けでは「受け入れの形」となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に、何度でも情報を受け入れては流しながら吟味する力を養う形となります。
次に字の理論で観ていきます。
保守の部の「ノ」で先ずは今必要だと思う情報を素早く取りチェックします。
そして「ノ」のバランスの取れる位置から縦線「|」を書くことで瞬時に左右二つに仕分けされる空間が出来るのと同時に、取り入れた世界の骨子たる世界を有した明快な意思を持ちます。
こうして「イ」全体では、とてもシンプルでありながらも勝気ではっきりとした意思を持つと観ていきます。
「イ」の考えを基にして、革新の部の最初の短い「丶」でさらに情報をチェックしながらその下の「一」で、それらを含め上からの情報なり圧力をここで一旦受け止め検証し、必要なものだけを取り入れていきます。
次に、「一」の真ん中辺りから下方向に縦線「丨」を書きます。これにより左右二つに仕分けする空間ができます。
続いて、この縦線の真ん中辺りに少し短い「一」をクロスさせることで、上下にも仕分けされる空間ができます。
最後に長い「一」を書きます。こうして発散形ともオープンとも言える「主」の内の空間は上下左右と四つに仕切られていますので、きちんと整理し納得した後、プライドを持って行動していくと言えますね。
また、「主」は左右バランスの取れた字ですので、常に物事の両面を考えながら冷静に行動していると観ることもできます。
よって「住」とは常に情報を受け入れ流す中で、今ある現実において必要な情報だけを取り入れながら自らの意思を決めます。そして、現実をしっかり受け止めながらも自分自身でしっかり考え、こだわり納得した状態で前に進んでいくことだと言えます。
私は今まで7回引っ越しを経験し、これから先も住む環境はその時々の状況によって変わっていくだろうと思います。子どもたちの独立や親の老後の事など色々考えると、一緒に暮らす家族構成も変わっていく可能性もあります。
そういう時に大事なことは、この先のあらゆる想定をして常日頃から情報を取り入れながらも、その時々の状況に応じて素早く意思を決め、冷静にきちんと考えながら皆が納得して共に前向きに行動することが大切だと思いました。
今はまだ準備段階の時期だと思いましたので、これからの事を色々想定しながらも前向きに考えていこうと思いました。
有難うございました。
いつ終わる?終わりが見えそうで見えない争いは、不安を煽るばかりですね。
ロシアのウクライナ侵攻のニュースは、常識を大きく外れて現実のものとは思えないような悲惨さを伝えています。考えたくもありませんが、この常識外れな侵攻は、突然に狙いを日本に向ける可能性が無いとも限らないのでは?まずは北方領土、次は北海道、次は・・・とならないことを祈るばかりです。
そもそも、日本を狙っていそうな国は他にもあるので不安は尽きません。
そこで、今月は「狙」という文字を分析し検証してみたいと思います。
「狙い」とは、某辞書には以下のように書かれていました。
弓や鉄砲などで、目標に当てようとねらうこと。
ねらう目標。めざす意図。目当て。
のぼかんで観ると、六つの形分けは「受け入れの形」
常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れることを繰り返す。
そのことが吟味する力ともなります。
字の理論で観ていきますと、まず「ノ」で自分に合うものや興味がある情報を取り入れます。続いて、この「ノ」の真ん中辺りを交差するように書く「 ) 」は「ノ」で取り入れた情報を確認し、緩い曲線の最後を左斜め上方向に跳ね上げていますので、独自の価値観を強く持ちながら、最後に勢いよくその意思を向上させると観ることができ、この曲線の真ん中辺りから「ノ」を書くことで、更に革新の質を徹底している考えであると観ることができます。
そして「犭」の考えを基に展開していきます。
まず「|」で、新たな情報を取り入れて、続く「一」「|」で更に必要とする圧力や情報等を受け止めて、必要ものは取り入れて不要なものは流し、下部以外の三方向を囲う「冂」となり、この中に「ニ」を書いて、上・中・下に仕分けて、時間を掛けて濾過するように整理します。また「冂」の中は、周囲に動じることなく自分の価値観や時間的推移により徐々に変化するものと観ます。そして、下部を「一」で閉じますが「冂」の枠から左右はみ出す「一」なので、これまでに流したことも再度受け止めて、取り入れるか流すかの最終判断をする慎重さもあり、堂々と揺るぎない姿勢を表していると言えます。
「狙」を大まかにまとめますと、まず必要な情報を取り入れて、その情報を独自の価値観で確認しながら強い意思と向上心を持ち、革新の質を徹底した考えで周囲に動じることなく時間を掛けて整理しますが、それは自分の状況に合わせて変化するものであり、最終判断は慎重に行い、揺るぎなく堂々と表現するということ。
つまり、必要な情報を取り入れて、独自の感覚で確認し、勝気な意思と向上心を持って、自分が置かれた状況に合わせて慎重に整理した結果を堂々と表現するということなので、狙いを定めることは、何かをする為の手段としては効果的で良いことだと思います。
金メダル獲得を狙い練習する!業績回復を狙い働き方改革する!などに使われる「狙」は納得できますが、己の私利私欲を最優先する狙いで周囲に目を向けることなく独自の判断が正しいと思い込んで堂々と振る舞うのは危険極まりないですね。
どうか、自分の狙いが思い通りにならないからと狙いの矛先を変えて争いが大きくなることがありませんように。
ありがとうございました。
勤務先の朝礼にてラジオ体操の後、曜日ごと違う交通安全の唱和をいたします。
その中の一つ「カーブの手前でスピード落とせ」があります。
毎週あまり意識せず使う言葉ですが、ふと「手前」とはが気になりまして改めて調べましたところ、自分の目の前、自分の領域、領分、自分のもと。また、その所より自分に近い方、それよりこちら。とありました。
そこで、のぼかん的に観たらどうなのかと思い今回は「手前」について文字の分析をしていきたいと思います。
「手前」
のぼかんの六つの形分けでいうと直情の形となり、自分の価値観に対して忠実。外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく、自分のスタイルを通す。本人的には不器用と思うと観ます。
次に字の理論で観ていきます。
まず、革新の質の「ノ」で上からの圧力や情報を瞬時に必要なものは取り入れ不必要なものは流していきます。取り入れたことに対して強い意思を持ち、その下の「一」で受け止め横から入る新たな情報も受け入れながら検証するとし、空間を開けたその下へ「一」を書くことで更に横から入る情報も合わせて思考を重ねていきます。
最初の「ノ」の中央辺りから下へ向け丸みのある柔軟な線で、革新の質を有する「亅」を書くことで左右、上・中・下と瞬時に仕分けする空間が出来る事で、自分の世界観や価値観を時間を掛け慎重に掘り下げていき、最後は勝気に明快に表現していきます。
続けて「手」の考えを「⼂」でその周りの情報や状況を含めて素早く取り込み、その右側の「ノ」で更に周りの情報を勝気に取り込みます。
この「ソ」では周囲から幅広い情報を集約していると観ることができます。
続く「⼀」で「ソ」の集約した情報やさらに上からの圧力や情報を「一」でしっかりと受け止めては検証し、取り入れるか流すかを吟味して考えをまとめていきます。
この鍋蓋のような形は、これより下の部分を守る作用があると観ることができますので、この上部より取り入れた考えを下に伝えて展開していくと考えます。
まず「⼁」で強い意思を持ち「一」「亅」と続けて書くことで三方囲いの「冂」となり、その中に「一」を二本引くことで「月」になります。
この「月」は、取り入れた情報を上・中・下のように時間的推移のもとこれまでの事を検証しては整理していきます。
続いて、その右側にまず短い「⼁」で受け入れたことに対して意思を明快にし、その右側にそれに沿うように革新の質の「亅」を書き先の「⼁」後押しするかのように揺るぎないものとし、最後は左上方向に向かって跳ね上げていきます。
これは向上心を持って勝気に自分の意志を表していくと観ることができます。
「手前」をおおまかにまとめますと、瞬時に圧力や情報を取り入れたのち左右、上・中・下のように時間を掛け慎重に仕分けし検証しながら整理していき、その意思を明確にし向上心を持って勝気に行動に移していくと言えますね。
分析をして今まで曖昧に使用していた「手前」という言葉は、総じて時間を掛け慎重に検証し強い意思を持った言葉なのだとわかりました。
「手前」を普段何気なく曖昧にその時々の状況において使用し、「手前」と言われてもそれぞれの経験値や価値観の違いで理解していたようで、その相手と自分との距離感が同じなのかどうかをまずはしっかり確認をすることが大切なのではないかと思いました。
これからは「何々の手前」の「何々」をよく確認することが大いに大事なことですし、それを理解していくことで「手前」の言葉をより有意義に活用ができるようになるのではないのでしょうか。
ありがとうございました。
私の娘が新学期を迎えるにあたり整理整頓していると宝物をしまっていた箱があり、子ども自身に何を入れていたのか聞いてみるとお友達からもらった手紙でした。
長女も昔、お友達からの手紙や写真、シールなど箱に入れていたので、誰しも自分の大事なものを特別な場所やきれいな箱に入れておきたくなるんだな、と思うのと同時に自分のことも思い出しました。最近は手紙のやり取りは減り、メールやLINEになり、取っておくものは減ってしまうけど、自分の大事なものは形に残っているものであれ、心の中であれ宝物のように思い、寂れないものです。
今月は「宝物」をのぼかんで分析してみたいと思います。
「宝物」
のぼかんの六つの形分けでは「攻撃の形」となり、やりたい願望が先にあるので、やってみてから学ぶ姿勢、やってみなくてはわからないという発想があるとします。
次に字の理論で観ていきます。
まず一画目の「、」で先の情報や今必要な情報を瞬時に選び取ります。
続く「冖」と展開し、ある一定の枠を作り、範囲の中で検証します。
一拍おいて「一」で枠内全ての現状を受け止め、次に真ん中に「Ⅰ」を書いて左右の情報の識別の世界を創り、平等に分けます。次に短い「一」を中央にクロスし、情報を精査し、絞り込みます。その後長い「一」を引いて、取りこぼしのないように受け止め切ります。
こうして「王」のような形を作り左右対称で生真面目な分析をしたのち、右下部の空間に「、」をうち、この行程の価値観を強調するとします。
それを基に「ノ」に展開し、必要なものだけを受け取り不要なものを排除します。
その真ん中あたりより「一」を書いてすぐに現状に照らし合わせます。
中央に「Ⅰ」をクロスさせはっきりとした意思を持ち明確にするとします。その中心あたり、バランスのよいところに「レ」のように右上に勢いよく跳ね上げ掬い上げるように活かそうとします。それを受けるように革新の部に「ノ」を書いて必要なものを精査していきます。
その真ん中あたりより「フ」のような枠を作り、現実を受け止めつつ、内側に跳ねることで勝気な要素を含みます。
その範囲の中で「ノ」を二回書き、自分らしく表現したい意志の確認をしながら思いを出し切るとします。
以上のことから「宝物」とは素早く必要なものや情報を取り範囲を決める中に生真面目で公平な分析力を持ち、その中で勝気で意思をしっかり持ち、常に不要なものを捨てながら自分らしさをある一定の範囲で全開に表現するとも言えますね。
まさしく宝物とは自分の内側の大事なものでありながら、必要なものとそうでないものをしっかりと分別しながら、他者と比べることなく自分の範囲の中で自分らしく思いを出し切るもの。誰にもおかされない独自の世界を創りながら体験して表現されるものと感じました。私も心の宝物を大事に育んでいきたいと思います。
ありがとうございました。
桜満開の今年3月末に、6年間務めた児童福祉施設を退職しました。
のぼかん初級科講師許可をいただいてこれから本格的に講師業に取り組もうとした矢先、新規開業する保育園の園長就任のお話を頂きました。元々、保育園の園長先生になりたいという夢をもち、岡山から愛知の大学に就学した経緯もあって、戸惑いはしたもののお受けすることにしたことを思い出します。その覚悟には、園内の職員関係や親子関係に実際に関り見聞きする中で、のぼかんの学びを活かし、深めたいという思いもありました。個性を活かした人材育成や、職員集団の中での自分の立ち位置や求められる姿勢、あり方などを学び、実践し、本当に勉強になった6年間でした。小さな集団から、次は足元の地域に視点を移し、老若男女が互いの個性を活かした自治集団を創っていきたいという思いが強くなってきた昨年後半、思い切って退職して実践してみようと決断しました。4月から、地区の役員を引き受けたり、親子連れで集まる企画を開催したりしながら、軽やかに再スタートを切っています。
今月は「活かす」の文字を分析していきたいと思う。
「活かす」
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、大まかな発想として、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に、受け入れては流すことを繰り返すことで、吟味する力になると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
まず、保守の部の「丶」で素早く情報を取り、一拍置いて次の「ヽ」で再度情報をチェックして確実なものとし、さらに一拍置いた下部に「レ」を書き、上部2点とは方向性を変えて、収集した情報を客観視しながら、どの様に発想を形にしていくかということを、向上心やプライドをもって素早く展開していくと解釈します。
この「シ」の情報や考えをもとに、革新の部の「ノ」で、自分の思いを強く反映させながら勝気な姿勢で取り組みます。その下部に「一」を書き、取り組んできたことの全てを一旦冷静に並べ置き、「一」を等分に仕分けるように「❘」を垂直にクロスさせて、「ノ」で経験してきたことを、上下左右に均等に仕分けて、細やかに整理をすると観ます。あらゆる側面から検証するので、強みや良さ、苦手とするところや本人が気づいていない能力も含め、その人の表現や行動力を冷静に分析すると観ます。次に、下部に「❘」を書き、「十」からの流れを汲み、「¬」「一」を書いて四方を囲まれた箱の様な形に、それまでの情報をおおらかに入れまとめ、外部に対しては淡々と実直に対応する姿勢が窺えます。「口」の内面は、仕切りの無い空間で、おおらか大胆にまとめながらも、こだわりのある整理がなされ、それを生真面目な姿勢で取り組む字であることが分かりました。
よって「活かす」という字は、テーマに基づき、素早く情報を取り入れ、展開方法を考えて実践しては、あらゆる角度で分析を行い、こだわりや大胆さをもって、堂々と対応する姿勢であり、そのことを繰り返しながら、吟味検証を深める字だということが分かりました。
その人、そのものを活かそうと思うと、丁寧でスピーディーな情報分析と、思い切りの良さと冷静さと覚悟が必要であることにも気づき、納得しました。
6年間という短い期間ではありますが、ケースバイケースの事例からも、冷静な分析をしていく上での重要な材料を得ることができましたし、何より小さいながら、組織のトップとなる覚悟や大胆さも鍛えられました。このことを自信としながらも、まだまだ若輩者であるという謙遜の念を忘れず、学びと実践を続けて成長していきたいと思います。
私達の周りには実にたくさんの情報が溢れていて、さらにテレビやインターネットを通して情報を基に考えられた誰かの考えを見聞きするうちに、誰かが考えた事を、そのまま自分の考えとしてしまっている事に気が付きハッとする事があります。
何事もきちんと自分で考えようと思いながら、ふと考えるってどういう事なのだろうという疑問が浮かんできました。今日はこの「考える」の「考」の文字を分析したいと思います。
「考」
「のぼかん」の六つの形分けでは直情の形といい、まずは終始一貫した主張があり、何時でも何処でもその主張は変わらない、その変わらない様が周囲には頑固とも信頼とも映ると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目の「一」で圧力や情報を堂々と受け止め、必要なものは取り入れ、不要なものは跳ね返したり左右に流します。次に「一」の、真ん中辺りに「丨」をクロスさせ取り入れた情報を上下左右に仕分けていきます。左右均等であると同時に直角性も有しているため、その対応の仕方は公平公正でバランスが良く、受けた情報にきちんと対応する律儀さもあると観ます。
その下に上の「一」よりも長い「一」を書き「土」を構築します。上の「一」で流したものを再度受け止め、取りこぼしがないかをチェックする粘り強さやタフさがあると観ます。
次に最初の「一」の右横辺りから左下に向かって「ノ」を書きます。
「土」の下の「一」をクロスするように書かれた「ノ」は、ここまでの流れを瞬時にまとめた世界より、自分に合うものを取り入れ強い意思とします。
「土」の長い「一」の右端より少し内に入った辺りより、短い「ノ」を書きます。先の長い「ノ」をチェックすると同時に要約すると観ます。
続けて長い「ノ」の下部短い「ノ」の下端より「勹」のような形を書きます。長い「ノ」でまとめたものと短い「ノ」で要約したものを合わせ、もう一度整理した上で自分らしさ空間を得て表現していくと観ます。
まとめますと、「考」とは受けとめた情報より自分に必要なものをバランスよく取り入れ、検証を重ね、自分らしく情報をまとめていくこと。
つまり圧力や情報に敏感で反応もよく、同時にタフさや勝気さを持って、自分らしく情報をまとめ表現していく姿勢と読み解けました。
一つのテーマに対して根気強く検証を重ねる事は、時間も労力も使いますが、たくさんの情報に囲まれているからこそ、情報をきちんと選んで自分の力で集約し意思としていきたいと思います。
ありがとうございました。
吹く風が心地よく感じられる季節になってきました。日中は少し汗ばむこともありますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
私の勤務先では、この気候の良い時期を利用し、片付けや整理をしていこうということとなりました。普段から気になる箇所の片付けや、レイアウト変更により使いやすくできないものかという意見が多く聞かれ、私もその活動の一員に任命されました。そこで山積みの課題と向き合いながら、方法や手段を考える日々を過ごしています。集中して考え続けているとあっという間に時間が過ぎていきます。このあれこれと思いを巡らせる「考える」ということはどういうことなのでしょうか。
そこで、今月の文字の再発見のテーマは「考える」としこの文字をのぼかん的に分析してみたいと思います。
「考える」
のぼかん六つの形分けでは、直情の形となり、自分の価値観に対して忠実であり、何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す一貫した姿勢があると観ます。
次に字の理論で観ます。
まず一画目の「一」で上からの圧力、つまり現況から課題とする情報を受け止めます。次に「丨」を先程の「一」の中央上部より垂直に下ろすことで、課題となる情報をバランスよく仕分けていき、公平にテーマを決めていきます。次に構築された「十」の下部を支えるように少し長めの「一」を引くことで形成された「土」で、取り組むテーマを再度現況と上からの圧力と合わせながらもはね返しては検証し、確固たるものとしていきます。またこの「土」は、直角性の精神性を持つことからも揺るぎない意志として構築されるとも観ます。次にその「土」にクロスするように、右上部より革新の質を持つ「ノ」を勢いよく下ろすことで、自身の思いを強く出し、さらにその思いを「土」で構築された意志に合わせ再度確認します。次にその「ノ」の下部少し空間を持ったところに、再度革新の質を持った短めの「ノ」を下ろすことで、今度は自己の中で、再び勢いを持ち確認をし、さらに吟味し凝縮していきます。
最後に先程の「ノ」の下部に沿って「丂」を書き、跳ね上げることで、できるやや直角性の空間は保守から革新の空間に分けられます。この空間は、テーマをもとにしながら、基本姿勢と向き合いながらも自己の思いを確認しては強く持つ独自の思考となり、最終的にはその空間の中で跳ね上げることで、自己の中でのプライドを高く持つ確固たるものとしていきます。
そして、その思いは、始めに勢いよく下ろした「ノ」と向き合うことから常に自己の中でぶつかり、問いかけを繰り返していくものと観ます。
つまり、「考える」とは、課題として与えられたテーマに対し、自己の中で何度もぶつかり、問いかけながら構築されていくものといえます。
親や先輩方から、よく考えてから発言をしなさいと言われてきたことの意味も理解できた気がします。じっくりと時間をかけながらも、勢いや強い思いを持った「考える」ことを続けていけば、改善策や手段が自己との対話から生まれるものなのですね。
今後も課題に対して「考える」ことを常に続けながら向上していきたいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
先日、目覚まし時計が鳴り目覚めた朝に何か良い「夢」を見ていたのに、その記憶がどんどん消えていき結局、思い出せずモヤモヤだけが残りました。
目覚まし時計よ何故鳴った!?と凹みながらお弁当を作る朝。
何かに追い掛けられるような、そんな「夢」の時は覚えているのに嬉しかったような「夢」は覚えていない。
何だか悔し過ぎて今月の文字は「夢」の文字を分析したいと思います。
「夢」
のぼかん六つの形分けでは直情の形になります。
自分の価値観に忠実で、何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す一貫した姿勢があると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目「一」で今ある現状や情報を受け止め、次に「一」の左寄りに短い「|」を書きクロスさせアンテナ的要素を形成し、その情報を分析し検証してはまずの意思とし、また右寄りにも同じように「|」を書きクロスさせ、更なる検証をして情報を絞り込みバランスよく広い視野でまとめていくと観ます。
次に一拍置いてその下左側に短い「|」を書き「艹」の世界観を、あるがまま受け取り、続く「一」「|」で三方向を囲まれた空間を作り思考の範囲を定めていきます。この空間内へ取り入れた情報をまとめていきます。
この囲いの中に「|」を二本書き横に三等分し「一」を書いて閉じ、取り入れた情報を瞬時に左中右の三つに仕分け、更にその下に一拍置いて「ノ」「一」「|」と書き、考えまとめたものをこの囲いの中に取り込みます。
この囲いの中に革新の質を有する「ノ」を書き、新たな情報の中から必要なものだけを取り出し不要なものは流します。続く「フ」も革新の質を有し更に必要か不必要かを判断し勝ち気にまとめ「ク」の中に「丶」を書き「タ」となり、取り入れた情報を二つの空間に分けて時間を掛け慎重に検証を重ね半分は内面に、もう半分は外側へ表現していくと観ます。
「夢」を大まかにまとめますと、バランスよく広い視野で情報を確認しながら枠内で納得する考えを持ち、慎重でありながらも自分の思いを強く持ち吟味した結果のみ表現していくと観ます。
「夢」を見ている時は、頭の中だけで物語が展開されますが目が覚めた時には少しだけしか外に出ない、思い出せないのも文字を通して分かりました。
「夢」を所々覚えている時もあり、全く会ったことが無いであろう人の顔が鮮明に出てきた時は、何処かですれ違った時に脳が覚えていて「夢」の中に出てきたのかも!と思ったりもします。またその顔も直ぐに忘れてしまいますが・・・
忘れてしまう理由として「夢」を覚えるようになってしまうと、現実のことなのかそうでないことなのか区別が分からなくなってしまうのを防ぐ為に「夢」の記憶を残らないようにしていると考えられているそうです。
直ぐに忘れてしまっても、せっかくならば温泉に入ってのんびりする「夢」を見たいなぁと思う今日この頃です。
ありがとうございました。
気の合う仲間との何気ない会話の中でもテーマへの捉え方が違う、意見の相違があると感じることがあります。「のぼかん」と出会う前はそのことでやるせない気持ちを抱えたこともありましたが、文字を読み解くようになってからは相手の意図が理解でき平静でいられるようになりました。
そこで今回は「捉える」をのぼかん的に分析していこうと思います。
『捉』
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形となりますので、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れることを繰り返す。そのことが検証し吟味する力ともなると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目の「一」で上からの圧力や情報をあるがままに受け止め検証し、必要なものは取り不要なものは跳ね返す流す等の対応をします。その真ん中辺りから「亅」を垂直に下ろしクロスさせ、アンテナ的要素で周りの情報の受発信をすると同時に左右上下と仕分け明快な意思を持ちます。次に左下から取った情報を保守の質の「/」で勢い良くまとめ上げ右上へと展開していきます。
「扌」で考えた事を基に革新の部の「丨」で方針を決め、続く「一」「丨」で三方向を囲み新たな情報をも足して検証し必要なものだけを枠内へ取り入れます。「冂」の仕切りのない自由な空間内で大らかにまとめ下の「一」で閉じ、「口」の中心から下方向へ「丨」を書き左右のバランスを取りながら要点を絞り意思とします。その右側真ん中辺りに「一」を引き情報を上下に仕分け時間を掛け検証し、左側に革新の質の「ノ」を書き自分が必要と思い判断した情報を取り、続く保守の質の「乀」で今までの流れを踏まえながらのびのびと展開させます。
つまり『捉える』とは周りの情報を何度もチェック検証し意思を固め、大まかにまとめた情報の中からテーマを絞り時間を掛け分析し、自身の納得や判断ののち向上心を持って表現していくと観ます。つまり自分なりの拘りの世界観があると言えますね。
捉え方は人それぞれ。その事を今回の分析でも改めて確認することが出来ました。それらを念頭に置きこれからも進んで行きたいと思います。
ありがとうございました。
4月の初めより長男の初節句のお祝いに両親よりいただいた五月人形を飾っています。祖母より「五月人形」は「男の子の無事の成長を願うお守りの様なものだよ」と聞いていました。三人の息子たちも成人し、長男、次男も新しい家庭を築きましたので、この五月人形も充分役目を果たしてくれたと思います。そのため以前のように1か月間床の間の前に飾り、今年を最後として納めようと思った次第です。
まず、改めて「五月人形」とは何かと調べますと、「男子の誕生を祝うとともに無事に成長し強く逞しく賢い大人になるようにとの願いを込めて5月5日『端午の節句』に飾る人形」とありました。では、「端午の節句」とは何かと調べますと「古代中国の季節行事『五節句(七草の節句・桃の節句・端午の節句・竹(笹)の節句・菊の節句)』の1つ」とわかりました。そして、「端午」とは旧暦5月の最初の「午(うし)」の日という意味であり、「節句」とは季節の変わり目と言う意味があり季節の変わり目より邪気が寄りやすいので飾りとお供えをして厄払いをし無病息災を願う風習があったことがわかりました。それでは「のぼかん」で「端午」を分析して観るとどのようになるのかと思いまして、今月のテーマとしました。
「端午」
のぼかん六つの形分けでは受け身の形となります。主張を決めるための情報を受け入れる。そして自分で考えまとめてから意思表示なり行動に移す形です。
次に字の理論で観ていきます。
上からの圧力や情報を短い「Ⅰ」でチェックし、その下の「一」に一旦並べ検証し、その左より内に「Ⅰ」を書き意思とし続いて右より内に入ったところにも「Ⅰ」を書き、三方向を囲まれた空間にここまでの情報を集約するとします。その左下より右上に跳ね上がるような「/」で閉め向上心を持った意思として一旦まとめます。
その意思を革新の部の「Ⅰ」に展開しまずの方針を決め、その左に短い「Ⅰ」を書き、その方針を確認しこの下から右へ長い「一」で範囲を定め右の短い「Ⅰ」でここまでとし「山」となり、上からの情報を瞬時に仕分け受け入れる判断力の良さや一杯になれば左右に流し対応する、そこにプライドを持つとも言えます。その下一拍あけた「一」で横からの情報を取り入れながら「山」の方針を一旦並べ、その真ん中辺りより「ノ」でその時必要とする情報を取り出し左の「Ⅰ」で明快な意思とし「一」「亅」と三方向を囲み展開の範囲を定めるとし、最後は左に跳ね上がっていますので勝気な思いがあるとします。その内に2本の「Ⅰ」を並べ瞬時に左中右と細かく仕分け下方向へその思いを出し伝えるとします。「耑」は上方向からの情報を左右に仕分けしそのまま、下方向へも怠りなく伝えることから冷静な対応ができるとします。
次に「端」からの情報を受け、「ノ」で今必要とする内容を選択しその真ん中辺りより「一」を引き取り入れた情報を検証し、一拍あけた下へさらに長い「一」を書く事で一旦流した情報も再度受け止め、もう一度粘り強く検証するとします。上の「一」の真ん中辺りより下の長い「一」も突き抜ける「Ⅰ」を垂直に交差させ、左右上下に仕分けバランスよく確認し、接地面は一点で踏ん張って立っている様から生真面目さや強い信念を持つ姿勢と観ます。
大まかにまとめますと、その現実中で取った情報を絞り一つにまとめ強い意思を持ち、常に上を意識しながらもその範囲を定めて得た情報を下へ細かく情報を伝えようと冷静に対応し、その時に合った情報を取り出し検証したことを確実に実行しようとすると言えます。
「端午」とは、親が周囲を確認し方針や方向性を細かく示し、子の安全をしっかり見守っているようにも観えました。
端午の節句に五月人形を飾り男の子の前途を祝うのは徳川時代からだそうです。身を守る兜や鎧を飾り子どもの健康や無事の成長のお守りとしたとありました。どの時代も子どもの無事の成長を願うことは変わりませんね。アルバムを見ながら当時のように、息子たちを座らせ写真を撮りたいと思っています。そこに、お嫁さんたちも一緒に入り、より一層、にぎやかな写真の一枚となるでしょう。今から楽しみです。
お読みいただきありがとうございました。
つい先日お正月を迎えたと思ったら、早いものでゴールデンウィーク。年齢を重ねると共に時の流れの早さを感じます。
最近の私はスマートフォンにすっかりはまり、ふと気付けば日が暮れ夕食作りの時間・・・。あっという間に一日が過ぎていきます。
そんな折に「時間は有限、使い方は無限」という言葉を目にし、限られた大切な時間を有効に使えていない日々を思い、今回は「時」の文字を分析し、改めて「時」を見つめてみたいと思います。
「時」
のぼかん六つの形分けでは、受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れる事を繰り返し検証し、その事が吟味する力ともなります。
字の理論で観ていきます。
一画目の「|」で周りの情報からテーマを決め意思とし、その上部に「ー」を書き、圧力や他の情報を受け止め「|」を書き三方向を囲い、取り入れたものを外からの圧力から守ります。その真ん中辺りに「ー」を引き内面を上下に分け、時間をかけながら午前午後のように分けて整理し「ー」で閉めまとめます。
「日」の考えを革新の部の「ー」で周りの情報と共に受け止め、必要なものは取り入れ不要なものは流し、その中心に「|」をクロスさせることにより、アンテナ的要素の「+」となり情報を受発信し、左右上下バランス良くチェックするとします。先程より長い「ー」を下部に書く事により、流したものを再度検証する粘り強さとバネ的要素でタフさ、打たれ強さがあるとします。その下に空間をあけ一旦客観視した後、「ー」を書き、今まで検証した事を受け止め、やや右寄りから「亅」を「土」の下の線より書く事で意思とし、革新の質と跳ねで「日」の基本姿勢をチェックし勝気にまとめ、保守の部との間の範囲内の自由に動ける空間に「ヽ」を書き、遊び心を持ちつつ、念押しをし表現するとします。
まとめますと「時」とは、テーマや情報を時間をかけ整理しその考えと共に新たな周りの情報を受発信し検証を重ね、バランス良くチェックし、慎重さや粘り強さをもち、全体的に直角が多いので生真面目なる姿勢と言えますが、革新の部のバランスがやや右寄りで最後がそれを一点だけで支えているので、力んでいる感があり、その力みを「ヽ」が上手く解消しているようにも映ります。
ですから、一秒一秒積み重ねていく時間の中で、今日はこういう事をしようと計画してもなんとなく最後は自分のペースで過ごしてしまう、そんな様をも表しているといえますね。
だがしかし、自分の納得する時を過ごし、楽しみながら有限な時間を有効的に過ごそうと思いました。
copyright©2020 Nobokan all rights reserved.