夏休みに入り出かける先々で、元気なお子さんたちと出会います。
夏休みを楽しみにし、堪能していた頃を思い出すのと同時に、子どもの頃は早く大人になりたいと思っていた事も懐かしく思い出され、それは大家族の束縛から逃れ自由になりたいという安易な考えだけなので、例えば「空を飛んでみたい」の様な感覚と似ていますが、それ程子どもから見る大人は、好きな時に好きな事が出来る自由さがある様に映りました。
現実は自由と捉えれば自由なのでしょうが、子どもの頃にイメージした自由とはかなり違っています。
そんな憧れていた大人になり何十年も経ち、年齢や見た目は大人の貫禄は付きましたが、まだまだ精神は大人になり切れていないところもあるように感じます。
そこで今月は、『大人』の文字をのぼかん的に読み解いていきます。
『大人』
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実であり、外にも内にもいつでもどこでもその状況に関係なく自分のスタイルを通す姿勢があるとします。
字の理論では、一画目の「一」で先の情報や圧力をまずはあるがまま受け止め、不必要なものは跳ね返したり左右に流しながら検証を繰り返し取り入れます。
その真ん中あたりに曲線で革新の質を有する「ノ」を交差させ、この事で先程まで検証した内容を瞬時に左右に分ける判断性を持ち、下部でも取り入れた内容を左右に大まかにでも仕分け、情報分析をします。同時にここで構築された「ナ」がアンテナ的要素ともなり、周り全体の情報を観察します。
この「ナ」の下部、交差しているところに曲線で保守の質を有する「乀」を書き、これまでの「ナ」の考えを支えバランスをとりながら下部の情報を左中右と細かく分け、左右にはのびのびと思いを展開し、中に残す情報はゆっくりと育んでいくと考えます。
その真ん中の考えを続く革新の質を有する「ノ」で要約し、勝ち気に展開します。その「ノ」の右側は保守の展開へと変わり、その真ん中あたりに「乀」を書く事で大まかにここまでの情報を二つに分け、その結果を徹底していきます。
大まかに『大人』とは、周りの環境や情報をあるがまま受け止め観察し取り、そこからまずは自分の意思を持ち、この事でこれまでの情報を瞬時に仕分けしこの取り入れた情報をバランスよくまとめながら、左右へのびのびと表現して行き自分の考えとし、その要約したものを自分の中で更に整理し展開していきます。
ですから、周りの環境に順応し相手の立場をも考えながら、自分が自分としてどう主張し行動していくのかを考えては展開していくとなります。
普段使う言葉の中に『大人』の文字の入った「大人びた」「大人っぽい」「大人ぶる」などがありますが、どれも外見や態度が実際の年齢よりも大人に見える時に用いますね。
大人の対応には、スマートで外には感情や内面を見せない姿勢があり、こういうスマートさが、当時の私には優雅な雰囲気と映り、この余裕が自由と思ったところなのかと、今、納得できました。
歳も重ねるにつれ、色々な体験や経験もさせて頂いています。
相手の方を尊重しながらの大人の対応が出来るよう、意識して取り組んで行きたいと思います。
今月もありがとうございました。
「一人ひとりはみな違う」
これは『のぼかん』の基本理念というべきもので、今『のぼかん』を学んでいる人から講師に至るまで一貫した共通の認識です。一見この当たり前のような言葉が当たり前でないから、いろいろ摩擦が起きるんですよね。
この認識があるからこそ自分は自分、人は人、たとえ自分が産んだ子でも違う性格なんだという自覚を持つことが出来、人間関係が随分と楽になるのですね。
『のぼかん』と出会い学んで22年、時としてこの認識が感情に負けて人間関係が危なくなりかけたこともありますが、年を経るごとに身に沁みついたようで、今ではぶれることも少なくなってきました。いかなる理由をもって各人の個性が違うかを知ることは、人生にとってとても大切なことですね。
今月は「共通」するということをテーマに『のぼかん』で検証してみたいと思います。
【共通】
のぼかんの六つの形分けでは直情の形といい、自分の価値観に忠実でどんな状況にあっても自らの意思を貫こうとする姿勢があり、このことが周りからは信頼にも映るといえます。
次に字の理論で観ていきます。
まず「一」で今ある現実的な圧力や情報を逃げることなく堂々と受け止め、検証し精査します。この「一」の左側より内に入った位置に「|」を交差させ、情報の仕分けと共に新たな情報を取り明快な意思とします。次に空間を置いて右側にも「|」を交差させ、幅の有る情報の仕分けや検証をし、先程意思とした事も含めて全体の情報を細かく仕分け検証し、更なる意思としまとめていきます。
続けて二本の「丨」の下部に長い「一」を書き閉じることで、真ん中に仕切りのない一つの空間ができ、ここにこれまで取り入れた情報を大まかにまとめていきます。
上の「一」より下の「一」の方が長いため上方向の前向きな発想をするといえ、ここまでは直角的な部ですから世間の価値観に沿う自分なりの考え通りに生真面目な発想をするといえます。
続いて長い「一」の下に空間を置いて左側に革新の質の方向性を持つ「ノ」を書きます。
ここまでのまとめたことの中から自分がこれと思うものを取り出して勢いよく表現するとし、空間を置いて右側に保守の質の方向性を持つ「丶」を書き、柔軟に対応していきます。
「共」で意思としたことを次に展開します。
「フ」の平らな面でこれまでの全てを堂々と受け止め、更に新たな情報をも受け取りつつ検証します。「フ」と絞り込んでは、受け止めた情報の中より必要と思ったものを鋭角的に勢いをつけて取り入れます。ここは革新の質となり重要と思う情報にはきちんと向き合いながら取り入れ、その情報を「ヽ」できっちり締めまとめます。
次にその下部左側に「丿」を書き、ここまでの全てを前提としての意思とし、更に「一」「亅」と続けて三方囲いで下方向に間口のある空間をつくり範囲を定めます。この中に「一」を二本書き周りの影響を受けることなく上から順に時間をかけ検証し精査していきます。この「月」の中心に「丨」を書き内部を瞬時に左右上中下に仕分け、こうして間口の空いた六つの空間ができ、それまでの経験に照らし合わせながら物事を細部にわたり冷静に整理していき、下方向にのみ出し伝えていきます。「用」の右側の「亅」は内に跳ねているところから、「用」の中で検証し精査したことには揺るぎない意志の強さを持つことがうかがえます。またこの跳ねは外からは見えないため、その表現には淡々とした穏やかさをも含むといえます。
次に「甬」の左側上部に「丶」を書き意思を明確にし、革新の質を持つ「ろの様な部」で勝気に取り組みながらも左右の情報に柔軟に対応し、その後保守の質の「曲線」で「甬」を下から受ける意識と同時に「甬」の下方向へ出る思いをここで完全ではないが封をする感覚を作り出し、「曲線」のデリケートさを持ちながらも粘り強く対応し、「甬」でまとめた事など全てを含めて柔軟で前向きな姿勢かつプライド高く考えを展開していきます。
大まかに「共通」をまとめますと、現在の状況の中にある事実や与えられる情報を受け止め取り入れながらも、その直角性での精査された情報に基づき確立した意思のもとに構成された姿勢に従い、まずはかかる情報、状況に大まかに取り組み、内在する形でそのものの全体像をじっくり見極めながら、周りの状況を更に判断し冷静にかつ柔軟に前向きに考えをまとめていき、そこからはプライド高く展開していくといえます。
つまりオープンに前向きに情報収集しながらも、それを周りに左右されず内でじっくり時間をかけ精査しかつ吟味し、見極めて後に柔軟に前向きに表現していくといえます。
皆が共通の認識を持つということは、そこに至るまでに等しいプロセスを踏む「論理的思考」が必要であり、うわべの簡単に「そうだねー」「同じだね」というレベルでは決してなく、深まるほどにしっかりした確信のもとになされるものなんですね。
上先生の説かれる「論理的思考の時代の到来」も、まさにこれから本格的に浸透されていくものだというのが、私たち『のぼかん』に学ぶ者の「共通する一致事項」であるのも間違いありません。
今月もありがとうございました。
昭和、平成、令和と過ごしてきた中、昔に比べてかなり便利な世の中になっていますが、時にはその便利なはずのものが何らかの理由により不便にさえ感じてしまう事があります。そんな時に「便利」とはどういうことなのかしら?と疑問が湧いてくるので、文字の分析を通して一度じっくり考えてみたいと思います。
国語辞典で調べてみたところ、何かをするのにとても役に立つこと。あるいは都合が良いこと。と記載されていました。
『便利』
六つの形分けでは「受け入れの形」となり、常に情報を受け入れては流しながら吟味する力を養う形となります。
次に字の理論で観ていきます。
「ノ」から書き始めますので、先ずは自分に必要な情報を素早く取りチェックします。次に「ノ」のバランスの取れる位置より縦線「丨」を下ろすことで瞬時に左右二つに仕分けする空間ができるのと同時に、明快な意思を持つと観ます。
「イ」の考えを基に、「一」で上からの情報なり圧力をしっかり受け止め検証し、必要なものは取り入れ、不必要なものは流していきます。
続いて「一」の左下辺りに縦線「丨」を書き明快な意思とし、「丨」の上部から「一」「丨」と書き進め三方向囲まれた「冂」となり、ここで範囲を定めて現実の得た情報を取り入れていきます。
この囲いを上下に二等分するように真ん中辺りに横線「一」を書き、上下二つの部屋で情報を時間的推移で整理し検証していきます。
更に下に横線「一」を書き閉じ「日」となり、ここは検証の結果や自分の価値観や経験則を基にじっくり向き合い考えていく世界と言えますね。
次に「一」の真ん中辺りから下方向に革新の質「丿」を書き、自らの勝気な意思を明快に表現していきます。「丿」を書くことで「日」に左右に仕分けされる空間ができ、「田」は左右上下四つに生真面目に整理していく世界と考えます。
「丿」の下から三分の一辺りの位置より保守の質「乀」をクロスさせることで、強い信念を持ちながらも全体のバランスを取り、柔軟に考えをまとめていきます。
「便」は勝気で明快な意思を基本に持ちながらも、さらに自らのこだわり納得した整理の仕方をしながらも最終的には柔軟な発想法にまとめていくと言えますね。
「便」の考えを基にしながら、「ノ」でさらに現実において自分に必要な情報としてまとめ取り、その下の「一」で「ノ」の取り入れた情報も含めて更に情報をしっかり受け止め広げ検証していきます。
次に「一」の真ん中辺りに縦線「丨」を書き「十」となり、左右上下均等に仕分けする空間ができるのと同時に、四方からの情報の受発信をしていきます。
さらに「十」の真ん中辺りから左下方向に「ノ」を書きさらに左右に仕分けし、続いて真ん中から右斜め下方向に「乀」を書きここでも左右に仕分けし、それぞれの空間を細分化していきます。
「禾」は自分に必要な情報を細かくチェックし計算する姿勢があると言えますね。
そして、その考えを基に短い縦線「丨」で自らの意思を明快に示し、さらに横に空間を空け「亅」を書き、ここでさらに自分の意思をはっきり表現していきます。最後が左斜め上方向に跳ねていますので、勝気さや勢いの良さが感じられますね。
「刂」は淡々としかし明快に自分が思ったことを貫いている姿勢とも言えますね。
よって「便利」とは、情報を受け入れ流していく中で、今自分にとって必要だと思う情報を取り思考を重ね、自分自身が納得し、さらに現実の中で自分流に細かく計算しながら決めた事に対して周りを気にせずやり続けている状態だと言えますね。
ですから「便利」とは結果的に「自分にとって都合の良い状態」になっている可能性があるということに気付かないといけないと思いました。
私たちは「便利」という言葉を聞くと、国語辞典にも記載されていた「役に立つ」「都合が良い」といったプラス面の意味合いだけで考えがちなのかもしれません。しかし実際には、何事においても必ずプラス面だけではなくマイナス面も必ずあるという事をもう一度思い出し、どんな時でも物事の両面を考え冷静に対応できるように前もって想定や準備をしておくことが大切な事だと気付くことができました。
有難うございました。
期待も望みも持てないので普段あまり興味がない政治ですが、先月行われた参議院選挙は久しぶりに全ての政党の政策や公約などを改めて確認して投票しました。投票日直前に娘とインターネットで一気に確認したのですが、コレは良いけどコレは違う、コレはどっちでもいいけどコレはありえない・・・など、
各政党の様々な考え方について娘と話しながら選挙会場に向かうのは初めてだったので少し楽しかったです。
ということで、今月は「党」という文字を分析し検証してみたいと思います。
「党」とは、某漢字辞典には以下のように書かれていました。
1.仲間。共通の利害などで結ばれた集団。
2.同じ思想を持つ人々のグループ。
3.同郷の者や血縁者の集まり。
4.仲間を組む。仲間の肩を持つ。
のぼかんの六つの形分けでは、直情の形。
外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。
終始一貫した姿勢があるとします。
字の理論で観ていきますと「党」は、まず上部中央の「l」で情報を取り入れて、中心となる方針等を立てます。次に保守の質を有した「ヽ」と革新の質を有した 「ノ」により視点を変えた幅広い視野で情報を取り入れるとともに、それらを集約した情報を基に下部の左端「l」で素早く方針を固め、続く「一」でその集約した事柄と新たな情報や圧力等を堂々と受け止めて、しっかり吟味しながら右端の「/」によって自分の判断する範囲を決めます。この「冖」は、上と左右にガードがあり、情報を内側に入れるかどうか更に慎重に確認するとともに、取り入れた情報を守っているとも言えます。
そして「冖」で受け止めて取り入れた考えを、行動・展開に移します。
まず「l」で、強い意思を持ち、次に「一」「l」と続いて三方向を囲い、その空間に全ての情報を取り込み、下部の「一」で四方向を囲んで情報を閉じ込めます。「口」は、四方を囲まれた直角的な空間ですから周囲に影響されることなく堂々と安定していると観ることができます。几帳面で迷いがなく、大らかであると言えますが、仕切りのない一つの空間に様々な要素が混沌としている状態であるとも言えます。また、上部にある「冖」の「一」とそりが合うので、取り入れた情報を迷うことなくそのまま受け取り、この間にバネ的要素を含む一つの空間がありますので、粘り強く検証することができると言えます。
そして「口」の下部の「一」の中央からやや左側から「ノ」を書くことで、勝ち気に勢いよく出し切って展開した後、やや右側から「L」を書くことで、基本やルールなどを重んじ、全体的なバランスも考えながら自分の価値観に合わせて展開の幅を広げます。また「L」の最後は、上方向に勢い良く跳ね上げていますので、柔軟に対応した後プライドを高く持って向上する姿勢であると観ることができます。
「党」を大まかにまとめますと、まずは中心となる方針を立てる為の情報を取り入れてから、視野を広げて受け止めた情報を集約します。この集約した情報と更に新たな情報や圧力を受け止めて、取り入れることを厳選するとともに自分の判断する範囲を決め、その範囲内で厳選された情報を素直に取り入れ、様々な要素がを内蔵しながらも一つにまとめたことは迷いが無く堂々としており、周囲の圧力等から守られながら検証したことを勝ち気に勢いよく表現した後、基本や規則等を重視して全体のバランスも取りながら、その展開の幅を広げて柔軟に対応し向上するということ。
つまり、まず中心となる方針に合う情報と視野を広げた情報から集約したことに加えて新たな情報や圧力をしっかり受け止めて、それをできる範囲内で素直に取り入れ、様々な要素を迷い無く堂々と一つの空間にまとめて周囲に動じることなく再検証して勝ち気にアピールした後、基本に目を向けて展開の幅を広げることで向上するということ。
中心となる方針が定まっていない、方針を決めるのに必要な幅広い情報収集をしていない、様々な意見を一つにまとめて安定させることができない党では、何をどうアピールしても発展しないということだと思います。
同じ政党でも個々の考えに違いがあることなどから分裂することもあり、狭い視野で意見を出すだけで纏まるものも纏まらない。だから向上しないのが今の日本の政治ということでしょうか。
次の選挙では、消去法で妥協して選ぶのではなく本当に託したいという思いで投票できれば良いのですが・・・。
ありがとうございました。
仕事での対応で色々な方とお話をさせていただくことが多くあります。
その時々の相手の受け答えで、こちらの質問に対して分かりやすく説明をしてくださる姿を見て流石(さすが)だなと思わせてくださる方々がいらっしゃいます。
自分は相手に対してわかりやすく、しっかり内容のある話ができているのか。どのような印象を持たれているのか気になります。
「流石」の意味を調べたところ、「評判や期待のとおりの事実を確認し、改めて感心するさま、なるほど、たいしたもの(例)この難問がとけるとは「流石」だ」また「あることを一応は認めながら一方でそれと相反する感情を抱くさま。あることをそのまま容認できないさま。そうとばかりも言えない。やはりそうもいかない。(例)味はよいがこれだけ多いと「流石」に飽きる」とありました。
また「流石」…ほめ言葉ですが、上司(目上に方)に使用すると上司の仕事を評価したようになってしまう為に失礼な言葉になってしまうと記載されていました。
そこで、のぼかん的に観たらどうなのかと思い今回は「流石」について文字の分析をしていきたいと思います。
「流石」
のぼかんの六つの形分けでいうと受け身の形となり、主張を決める為の情報を受け入れてから自分の考えをまとめる。それからの行動なり意思表示に移すと観ます。
次に字の理論で観ていきます。
保守の部のアンテナ的要素の「⼂」でその環境における上からの情報や圧力を瞬時に取り入れるか流すかをはっきりさせます。
その下一拍置いて「⼂」を書くことで再度情報をチェックすることで慎重さもあり、そして更にその下の「レ」で受けとめ右斜め上方向へ跳ね上げていきます。
これは保守の質の方向性によって保守的な発想法を基にして更に向上心を持った強い意思を表すと考えられます。
また「シ」の中にある空間には、バネ的要素がありますので粘り強さがあるとも言え、二つの「⼂」は自由に動く可能性もあり一つに縛られることのない自由性を表すと観ることもできます。
「シ」の考えを基に革新の部のアンテナ的要素の「⼂」でその環境における上からの情報や圧力を受け取り検証し、その下の「⼀」に展開し更に新たな情報や圧力を堂々と受け止めては、この「亠」の下部の「ム」で受け取った情報をしぼり一つにまとめてこだわりを持ちます。
その下の左側に革新の質の「ノ」で瞬時に必要と思うものを判断し取り入れ、取り入れたことに対して強い意思として持ち表します。続けてその右側に「│」を書き「ム」の情報を「垂直的」に取り明確な主張を持ちます。更にその右側に保守の質の「⺃」を書き最後は上方向に跳ねあげます。
上方向に跳ねあげることで自分の価値観に忠実で自信を持ち向上心のあるさまを表すと観ます。
続けて「流」の考えをまず「⼀」で全てを受け止め「⼀」の真ん中より少し左側から革新の質の「ノ」で瞬時に「⼀」の世界の要点や必要とするものを取り入れ強い意思として持ちます。
ここで右側に空間ができこの空間の中に「│」を書き明快な意思を決め次に「⼀」「│」で三方向囲みとなり最後に「⼀」を書いて閉めます。
この空間は、外からは見えづらく内を守る世界観を持ちどっしりとして揺るぎない姿勢もあり、仕切りの無い空間なので大胆で大らかな可能性もあると観ます。
おおまかに「流石」をまとめますと、柔軟性を持ちながら、情報や圧力を堂々と受け止め検証を重ねて、あらゆる方向への意思や主張の世界を持ち、その事を外からの圧力に負けない強さとして持ちこの自分の価値観に忠実で向上心を持ち内面においてはどっしりとゆるがない世界観を持っているといえますね。
つまりは「流石」は、今までの価値観や世界観を生かしつつ、経験や思考を積み重ねながら、幅広い判断力を持ちその場で必要とする情報を柔軟に判断し相手に対し自信を持って伝えることとまとめられました。
「のぼかん」で分析することで「流石」は、いかに経験を積み重ねていくかが大切で同時に揺るがない姿勢を持って、あらゆる局面に対して何度も挑戦していくことで身に付くこととわかりました。
ありがとうございました。
仕事の仕方として、「根を張る」「根気」など「根」という言葉を使うことがあります。
「根を張る」という言葉は辞書的に言えば、「根本の関わる部分に浸透して安定した状態になる、文化が受け入れられて普及する」と掲載されています。
私はベンチャー企業といわれる会社との関わりや、インターネット事業に関わり、新しいことに挑戦している最中ですが、「根を張る」という言葉をのぼかん的に読んでみたいと思い、分析してみます。
「根」はのぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れることを繰り返す、そのことが吟味する力となると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
まず「一」現実から逃げることなくすべてを受け止め切ります。
そこで受け入れるものと受け入れられないものとを判断し、その後中央に「Ⅰ」をクロスしてはっきりと明確な意思を持つと同時にどちらにも偏らず均等に分け、さらにアンテナ的要素でしっかりと情報を取り、クロスした中心から」左に「ノ」、反対側に「乀」を引いてさらに細かく分別し繊細さを持って周囲を観察します。同時に内側を守る世界も作るとします。
次に右に「¬」を書いて直角的な枠を決め、そのまん中に「一」を書いて続けて「一」を下部に書き三辺を閉じ外からの圧力から守る世界を持つとします。そして内部において上下の世界を作り、時間をかけてじっくりと結論を出し、その後、左端より長く「レ」を引いて完全に内部を閉じ、同時に右側に跳ね上げます。
これは内面を守り切りながらも自分の価値観には忠実でありたい意志を表現しているとみます。跳ね上げた先より、右上から短い「ノ」を下ろし、自分にとって必要な情報のみを取り、勝気にやりたい意志を持ち、自分の価値観と向き合います。
次に「日」と「レ」のクロスしたところから「乀」を下方向へ引いて全体のバランスをとります。こうして「根」はまず情報を冷静にしっかりと取り続ける中で内面は完全に守りながらじっくり考え、自分自身の価値観に沿って忠実に出した意思は明快で、プライド高く持ちながらもきちんとバランスをとり安定を保ちます。
何事も成し遂げようとする時は情報には敏感でありながらも冷静に見極める目を持ちながら、内面では意思をじっくりと時間をかけて考え取り組む強さを持つこと、そして自分の価値観を大事にしながら物事のバランスをとりこだわりを大事にすること、そして飽くことなく取り組み続けることだと学びました。
「根を張る」には地中深く意思を貫く強さと吸収しようとする意志、表現される部分を常にサポートし続けるような地道な行動が大事だと感じました。
ありがとうございました。
50代に入ったばかりの時には、40代との違いをそれほど感じませんでしたが、あれから2年が経ち、今年の誕生日あたりから、膝や腰の痛みや高血圧の身体の不調を感じることが多くなりました。特にこの夏は、初めて熱中症を患ったことから、健康は当たり前という思考の土台の上に、社会活動や夢実現があったのがガラガラと崩れ、まずは健康第一という前提で、様々な営みが成り立つという優先順位の発想に変わってきました。怖いもの知らずで突き進んできた勢いが萎えた様で、自分としては寂しくもありますが、そうやって世代交代していくのだなということを実感しています。今月は「勢い」の文字の分析をしてみたいと思います。
「勢」
のぼかんの六つの形分けでは、直情の形となり、自分の価値観に忠実で、外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく、自分のスタイルを通す終始一貫した姿勢があります。
次に字の理論で観ます。
まず一画目の「一」で、上からの圧力と情報を一旦受け止め、次に「一」の中心点に垂直に交わる様に「|」を書き、アンテナ的要素で情報収集しながら、「一」で受け止めた圧力や情報の冷静な分析をした後、「十」を支えるように、「一」を書き、バランスの取れた冷静な分析を揺るがぬものとします。次に、「土」の底辺から下方向に「ハ」のような形を書き、展開の方法を考える段階において、限定された範囲を示す空間を持つと観ます。「ハ」の様な形の下の空間に「一」を書いて、上部からの圧力を受け止めながら、「一」の中心点に垂直な「|」を書いて、限定された空間の情報を冷静に分析をしながら、右斜め上に跳ね上げるように「一」を書き、保守の質で自分の価値観に忠実にまとめ上げます。ある程度限られた集団や分野に関して、さらに絞り込んで、情報収集や分析を積み重ね、独自の価値観を育んでいると観ます。その考えを基に、右側に「ノ」を書き、革新の質で勝ち気にその思いを表現していきます。「ノ」にクロスするように「乙」の様な形を書き、上からの圧力を跳ね返しながら、「乚」の上方向では、ひらめきやプライドの高さ、向上心を観ることができます。また革新の質と同時に下方向へオープンな空間を有するので、下への勝ち気な主張を得意とする質を観ることもできます。「ノ」の中心あたりに「ヽ」をクロスさせ、信念や覚悟を持つ様と解釈します。
左右の字は互いに向き合う形をしており、双方アンテナ的要素で、上部から入ってくる情報や圧力を常に敏感に察知し、互いで大いに反応しながらも、下へは冷静なジャッジと主張があると観ます。
次に左右の二つの文字の下あたりに「一」を書き、これまでの情報の全てと共に、更に上部の狭い空間から新たに入ってくる情報をあるがまま受け止めては検証し、必要なものは取り入れ、不要なものは流します。「一」の右端からやや角度のある下方向に「亅」を書き、これまでの流れや積み重ねてきたことにプライド高くまとめ上げ、その展開の範囲も定めます。「一」の中心あたりから革新の質を有する「ノ」をクロスさせ「力」とし、左下方向に開かれた革新の質の世界を瞬時に左右に仕分け、場に応じた明快な判断と共に、左下方向に思いを出し切る字と解釈します。
よって「勢」という字は、終始一貫した姿勢で、その立ち位置にあって、コツコツと分析や検証を重ねながら価値観を構築したものに対して、プライド高く信念を持ち、その世界観を常時確かめては推し進めながらも、新たな状況に対して臆することなく明快な判断をして下に伝えていく様であるということが分析してみて分かりました。
よって、20代では20代なりの勢い、30代40代ではその年代なりの勢い、そしてこれからもその年代に応じての立ち位置で発揮できる勢いと、各々の違うレベルでの勢いとしながら、生きていくということですね。40代は子育てもひと段落して、健康面にも不安なく、時間も行動範囲もぐっと自由度が増した世代でもあり、集中して学びを深めたり、仕事面でも責任ある場を任されてもやっていける気力体力も十分にありました。ある意味怖いもの知らずの様な気負いもありましたが、反面自分の弱さに気づかない時でもありましたので、周囲に対して自分の想いを伝えながらリーダーシップをとって実行に移すことはあっても、弱い立場の人への気遣いや配慮には欠けていた様に思います。
振り返れば、生まれ育った環境でも、嫁いだこの土地でも、優しく諭してくれる年配者に恵まれ、「若いうちは何でも経験しておくといいぞ。」と声をかけてくださりながら、さりげなくフォローもしてくださいました。そのことにも気づかずに、自分の力で成し得た様な思い上がりもあった今までを振り返りながら、その年代ならではの勢いがあったからこそ動いて学び得たことや、分別や役割を理解した者として、これからの若い世代には、先行き不安な要素を並べ立てたり、予防線を張らせて萎縮させるのではなく、フォローしてやれる広い懐と理解を寄せて、「思うようにやってごらん。」と支援してやれる年配者へと成長していきたいと思うようになりました。そう気づいた50代の今からの年月の過ごし方が楽しみでもあり、まだまだ教え諭してくださる年配の方々にも頼りながら、この世代を喜び生きたいと思います。
夏休みになり、息子が「友達と遊びに行ってくる」と出かける日が多くなりました。
「遊びに行くって、誰とどこに何しに行くの?」「〇〇達と遊びに行く」「だから、どこに何しに行くの?」と不毛なやり取りをかわしながら、かつて自分も「遊びに行く」とだけ告げて出かけていたなと思い出し苦笑してしまいます。
「遊ぶ」って一体、どのような状態を表す言葉なのでしょうか。今日は、この「遊」という文字を読み解いてみたいと思います。
「遊」
のぼかんの六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実であり、いつでもどこでも自分のスタイルを通すと観ます。
一画目の「ヽ」で周囲の情報の中から情報を受け取ります。続いてその下に「一」を書き「ヽ」で受けとめた情報を直角的に受けとめ整理し、必要なものを取り入れ、不要なものは横から流します。「亠」の下の守られた空間の上部から少し離れた位置より「亠」とそりの合う「J」のような形を書き、取り入れた情報よりまずの方向性を勝気に示し展開していきます。「亠」の左端より少し内に入った辺りから「ノ」を勢いよく書き、「亠」で取った情報と「J」で展開したものを基に自分の意思、考えとしてまとめます。
「亠」の右隣に「ノ」を書き、ここまでの流れと新たに外から必要な情報を選び取り、続く「一」でその情報が自分にとって何を表すのか等現実と照らし合わせていきます。「一」より一呼吸置いた位置に革新の質を有する「フ」を書き「一」の流れを受けとめながら、同時に「方」を背後から見つめると観ます。続く「亅」で勝気な意思とし、構築された「了」の真ん中あたりに「一」をクロスさせ、再度検証することにより、自分の意思に対するバランスを図ると観ます。
ここまででまとめた考えを「方」の左横に「丶」を書き、考えを集約します。続いて「ろ」を書き、表現、行動への準備を粘り強く勝気に整え、「〜」を書き自分の価値観や基本に忠実に表現、行動していきます。構築された「辶」が「斿」を乗せて左方向に勢いよく進んでいる様にも見えますね。
また、「斿」は宙に浮いている所に自由性や定まらない様をも観ます。
まとめますと「遊」とは、周りの情報から必要なものを取り入れ、意思を定め育みつつ、自分の気持ちを現実と何度も照らしては確認しながら勝気に自分の思いを実現していこうとする様と読み解けました。
「自分がこうしたい」と思った事を実現するために粘り強く向き合ってはいますが、現実の過程は連続しており、まとまりにくい、あるいは型にはめきれない自由さともなり、だからこそそれらを表現、行動に移す勝気さや勢いが必要なのかもしれませんね。
自分の思いを実現させるためには、どうすればいいかを真剣に考え、現実のあらゆる状況の中で自ら勢いをつけてそこに集中していく姿勢こそが「遊び」の真骨頂なのかもしれませんね。
息子を見ていると、自分の時と「遊び方」も随分変わったなと感じます。時節柄「遊ぶ」にしても様々な制限もありますが、子どもたちの一年は我々大人以上に「その時限り」貴重であるように感じますので、息子たちが世の中の子どもたちが「今年の夏休み」を存分に遊び尽くしてほしいと願うばかりです。
「遊」という文字には不真面目な印象もありましたが、なるほど、何事も自分の思いを実現するためには真剣さや粘り強さが必要なんだなと感じました。
ありがとうございました。
真夏日の暑い日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は、体調に気を付けながら仕事に出かける毎日を送っていますが、つい先日偶然出会った同級生から「仕事続けてて感心するわ。頑張っているね」と言われました。よくよく考えてみると、私にとって仕事は続けようと目標を掲げたわけでもなく、必要に駆られて続いた結果であることに気付きました。そこで、「続ける」とはどんな意味があるのかなと思い、この文字をのぼかん的に分析してみたいと思い今月の文字の再発見のテーマとしました。
「続ける」
のぼかん六つの形分けでは、受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れることを繰り返す。そのことが、吟味する力ともなると観ます。次に、字の理論で観ます。
まず一画目の「く」で、現在置かれている状況と、上からの圧力を斜め右上方向よりすくい取りしっかりと落とし込み、その情報と自己の基本姿勢と経験値とを合わせた思考とします。次にその「く」の下部に沿うように「ム」を書くことで、「く」の思考を基本としたうえで、その思考と上からの圧力を受け止め、再度自己の基本姿勢と経験値を合わせ持ちながら、確立された思考と照らし合わせていきます。最後にその空間を「丶」で締めくくることで、この直角性を持ち出来上がった確固たる独自の思考を把握、確認しながら凝縮させます。
次に「幺」として確立されたテーマとする思考のすぐ真下中央より「丨」を下ろすことで、この思考をバランスよく仕分け支えます。次にその仕分けられた空間の左側の革新の空間の中央部分に「丿」を書くことで、自己の勢いや強さの面から検証し、今度は右側の保守の空間の中央辺りに「丶」を書くことで、自己の基本姿勢に戻りつつ最終確認をしていきます。
こうして確立された「糸」を展開していきます。まず「一」を引くことで先程の「糸」の思考の中から表現したいテーマを受け止め、再度上からの情報や圧力と合わせていきます。次にその中央上部より「丨」を貫くように下ろすことで、バランスよく仕分け、その「十」の下部を支えるように短めの「一」を引くことでテーマとする情報をしっかりと受け止め支えながら、取り入れるものを決めつつ、上からの圧力も合わせ、凝縮し受け止めます。この確立された「士」は直角性を持つことから、揺るぎない確固たる意志とし表明されます。次にその下部に「丿」を書くことで、「士」のテーマより強く表現したいことをつかみ取り、その先端より「フ」を書くことで、「士」の思考を支えながらも自己で取り組む範囲を決めていきます。次に「冖」で取り組む範囲を決めたその枠の下部に出来た空間の左寄りの部分に「丿」を勢いよく下ろすことで、自己の勢いや強さを出来る範囲の中で検証表現し、今度は右側に「乚」を書き最後に跳ね上げることで、自己の中での基本姿勢や経験値からできることをプライド高く表明していきます。
つまり、「続ける」とは、現在置かれている状況の中で自分なりに考え、検証したことを粘り強く行っていくうちに揺るぎないものとなり、自己のなかでの経験として積み重なっていくものといえます。
これは続けなくてはいけないと思っていたとしても、自己の出来る範囲を超えて負担となるものは決して続かず、何気なく毎日こつこつと行ってきたことがなぜか続いていることに納得できました。
またこの文字は、受け入れの形であることから、凝り固まることなく風通し良くしていくことも秘訣であるといえます。
これからも「続ける」ことが増えていき自己の経験値となっていくように努力を重ねたいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
毎月一日、十五日は神棚の榊を交換する。幼い頃から母がそうしてきた事を見聞きし覚え私も実行してきました。
毎月二回しっかり換えているかといえば、そこは抜けている私・・・忘れる事も多々あります。
結婚してからも家に神棚を祀り毎日拝礼しているので、いつも榊を見ていますがピンと張りがあり青々としている榊に換えると、とても気持ちのいいものです。
神棚や祭壇に供えるなど神事にも用いられる植物「榊」の文字を今月は分析してみたいと思います。
「榊」
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形になります。
常にテーマや相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れることを繰り返す。その事が吟味する力になると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目「一」で上からの情報や圧力をしっかりと受け止め検証し、自分にとって必要なものは取り入れ、不要なものは流していきます。
その真ん中辺りに「|」を書きクロスさせ「十」となり意思を明確なものとし、更にアンテナ的要素を用いて四方から情報の受発信をし上下左右に仕分けます。
次に「十」の交差しているところから左下方向に革新の質を有する「ノ」を書き勝ち気に意思を固め、その右側に保守の質を有する「丶」を書き、保守的な考えを持ちながら左右のバランスを取りまとめていきます。
続けて「木」の右側に「一」を書き、今までの考えを基にしながらも、更に新たな情報や圧力を堂々と受け止め、必要か不必要かを見極め不要なものは流します。
この下に一拍置いて少し長めの「一」を書き、先程流したものを、ここで受け止め再度検証するなど粘り強さが有り、「一」の真ん中辺りから「亅」を書きバランスよく明快な意思を持つとし、次に「亅」を中心としたその左右に何処にも接しない遊び心とも言える「ハ」を書き左右バランス良く仕分け意思を明快にするとします。
次に「木」「示」の右側に「|」を書き、ここまでに構築された考えより方針を決め、続けて「一」「|」書き、三方向を囲まれた世界で外の圧力から内側を守る空間ができ、その空間の中央に「一」を引くことで上下の空間ができ考えを深め、その下に「一」を書き閉じます。
最後に「日」の中央から貫くように「|」をクロスさせ左右対称にバランス良く仕分け、両面の世界観を平等に捉え育んだ自己の思いを明快に行動していくと観ます。
大まかに「榊」の文字をまとめますと、情報を取っては検証し粘り強く物事を見極めながらも、バランス良く仕分け整理しながら、これまで培ってきた世界観を迷い無きものと明快にしていくとまとめられます。
榊は、サカキ科サカキ属の植物です。
日本では古来より神様が宿る木として信じられていて神事にも用いられ、一年を通して落葉せず緑の葉が茂り、左右対称に生える葉は光沢があります。
漢字も「木」「示」「申」全て左右対称で葉と一緒ですね。
神事に使われていたことから、神様と人間の境界にある木。境の木からサカキと呼ぶ説や、葉が年中濃い緑色をしていることから栄える木としてサカキと呼ばれる説もあるそうです。
本来、拝礼は日々のお礼を心の中で言うものであって、お願い事をしてはならないよ。と教えられてきましたが、未熟な私は、神様も困るぐらいの数の願い事をあれもこれもと祈ってしまう時もありました。
でも、榊が神様と人間の境の木ならば、人間の気持ちや思いを明快に神様に届けてくれる時もあるんじゃないかなぁ!なんて分析をして思いました。
ありがとうございました。
「適当にやれば良い。そう言われても適当の意味が分からない」という話を先日知人がしていました。内容を把握出来ていることなら問題ないがまだ理解していないうちにそう言われても困ると。傍から見てそんなに必死にならなくても大丈夫との意図から出たアドバイスかもしれませんが言われた側は混乱するかもと思いましたし、私も何気なく使っている台詞かもしれないと気付きました。
今回は「適当」をのぼかん的に分析して改めて言葉の意味について考えていこうと思います。
『適当』
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実で外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく、自分のスタイルを通すところがあるといえます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目の短い「丶」で上部からの情報や圧力をチェックし、二画目の「一」でチェックした情報に新たな圧力や情報を足して堂々と受け止め検証し、必要なものは取り入れ不要なものは跳ね返す,または左右に流します。「亠」の下部に「ソ」のような形を書き上部で整理した情報を集約し中央に出来た空間に大まかにまとめます。次に左側に「丨」を書き明快な意思とし、続く「一」と「丨」で三方向を囲み範囲を定め、「立」でまとめた情報から必要なものだけを枠内に取り入れ大きく広げ向き合います。その空間内に「一」を書き取り入れたものを再度検証し、バランスの取れるところに直角的な「丨」をクロスさせ意思を固め左右上下に仕分け公平性を保ちます。それまでの情報を下の「冂」で受け止め必要なものを枠内に取り入れ下の「一」で閉めまとめます。
次に左側に「丶」を書き明快な意思とし、革新の質を持つ「ろ」を書き勝気に取り組みながら柔軟に考えをまとめ、保守の質の「~」に「啇」でまとめた事を全て乗せ前向きにのびのびと表現していきます。
『適』で考えまとめた事を「丨」で垂直に受け取り意思を決め、「ソ」で左右からも情報を取り入れ集約し次の「一」で吟味しまとめます。右側に「丨」を書き革新の質の空間を左側に作り、真ん中あたりに「一」を書き取り入れた情報を上下に仕分け時間を掛け分析し、下の「一」で閉めまとめます。周りの意見に流されることなく自己の中でじっくり考えて答えを出していくと観ます。
まとめますと『適当』とは、圧力や情報を慎重に受け止め内面で丁寧に考察したことを柔軟にプライド高く持ちながらも、その時点での自分のペースで堂々と表現していくと観ます。自分の中で考え抜いた内容であったとしてもその時々のタイミングで勝気に取り組み迷わず行動に移していく世界ですから、相手や向き合う実情と果たしてズレず合致するかはまた別のテーマともなるようです。
理解していなければ通じない、それこそ適当なことを言っては相手に通じないということが今回の分析でもはっきりしました。先方の実情、こちらの思惑などに合わせながら言葉一つ一つを丁寧に扱う、それが大切だということを念頭に置きながらこれからも学んでいきたいと思います。
ありがとうございました。
私は浜松市で生まれ育ちずっと浜松市で暮らしています。浜松市は静岡県の西部に位置し東に「天竜川」、西にはうなぎやすっぽんの養殖が盛んな「浜名湖」、南には日本三大砂丘の「中田島砂丘」、北には日本三大美林の「天竜の森」があります。改めて政令都市ながら自然に恵まれている「浜松市」であり、良い所に住んでいるものだと思いました。今月は都市名に対して「のぼかん」の適用がいかなるものか、我が街「浜松」の文字を「文字の再発見」のテーマとして分析してみたいと思います。
「浜松」
のぼかん六つの形分けでは、受け入れの形となります。
常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れることを繰り返す。その事が吟味する力となる形です。
次に字の理論で観ていきます。
一画目の「ヽ」で素早く周りの情報を取り入れ、一拍置いて次の「ヽ」で再度情報をチェックして確実なものとし、更に一拍置いた下部に「レ」を書き上部二つとは途中から右上部へと方向性を変えて、収集した情報を客観視しながら、どの様に発想を形にしていくかと言うことを、向上心やプライドを持って素早く展開していくと解釈します。
この「氵」の情報や考えをもとに、革新の部の「ノ」でその時に合った情報を素早く取り「Ⅰ」でそのことにきちんと取り組むとし「一」で再度情報を並べ必要な情報は取り入れ不要な物は流します。その少し左内側に入ったところの「Ⅰ」で三辺を囲み情報を絞りまずは大まかに入れるとし、下の長い「一」で新たな上からの情報と先ほど流した情報も再度取り入れながら大胆にまとめるとします。その下少し空間をもって左に革新の質を持つ「ノ」でまとめた事を勝気に取り組み表すとし、右側にも革新の質を持つ「ヽ」を書きしっかりと周りの状況を見ながら左右のバランスを取るとします。
次に「浜」の世界観を短い「一」で受け止め必要なものは取り入れ、不要なものは流します。その真ん中辺りに長い「Ⅰ」を書き明快な意思とし、これによりアンテナ的要素の「十」となりバランス良く情報を受発信し、左右上下に仕分けるとします。そのクロスした所より左下方向に革新の質の「ノ」で勝気に思いを出しつつ更に情報を上下の様に仕分けチェックし、その右側に右下方向に「ヽ」を短めに書き、こちらでも上下の様に仕分け更に情報をチェックし考えるとします。
この「木」でチェックし得たことを革新の部の「ノ」で明快に表しながら必要な情報を取り、間を空け右の「乀」で左右のバランスを取り構成された「八」で不要な内容は左右に流します。その間口より取り入れた情報は下に行くほど間口が広がり、この内で取り入れた情報を「ノ」で勝気に取り続く右上がりの「一」で向上心を持ち取り組むとし「丶」で最終確認してから実行に移すとします。
大まかにまとめますと、常に周りの情報を素早く取りチェックした後は向上心を持ち保存し、まずはいつでも取り出し可能な準備をし、現実に合わせて周りの情報を収集して細かく分析し検証して、シビアに取り入れた物に対しては丁寧に間口を広げて確実な行動をしていこうとする姿が観えます。
「浜松」は、常に周り状況(市、日本、世界)や市民の声、市にある事業や企業に常に対応しようとその情報を検証し、決定を下した事には意欲的に取り組む姿勢があると観えます。
「浜松市とは」と検索してみると『浜松市を象徴する言葉として「やらまいか」という方言があります。これは「やってみよう」「やってやろうじゃないか」を意味し、新しい事に果敢にチャレンジする精神を表します。これを合言葉に楽器や自動車産業、光・電子産業など、世界を代表する企業を輩出してきました。また、荒れ果てた三方原台地を開拓し農業の近代化を図るなど、先人たちのたゆまぬ努力の上に今日の発展が見られます。過去から続く「やらまいか」の精神を受け継ぎ、新しい産業や文化の発展を目指します。』とありました。
「浜松」の文字からも意欲的に取り組もうとする「やらまいか精神」が観えてきます。ますます「文字」から観えてくる「のぼかん」の「形の法則」「字の理論」が当てはまり実証されていると思いました。市町村の名前からもその市町村の大まかな取り組み方や方向性が観えてくるのかと思うと興味を惹かれます。車を運転しているとナンバープレートの地名が気になります。交通安全に気を付けながらも地名を観ていくと楽しいなと思いました。
今月もお読みいただきありがとうございました。
先日、初めて人間ドックを受けました。検査項目がいくつかあり、医療の凄さを感じつつ初めて目にする自分の胃壁などを見て感動するも、半日がかりの人間ドックは目まぐるしく終わりました。
そこで今回は「体」を分析してみたいと思います。
「体」
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れる事を繰り返し検証し、そのことが吟味する力ともなります。
次に字の理論を観ていきます。
一画目の「ノ」で周りにある情報から必要と思う情報を瞬時に取りチェックし、バランスの取れる位置より「|」を下ろし明確な意思とします。
革新の部の「―」で「イ」の考えや新たなる情報をも受け止め、要るものを取り入れ不要なものは流し検証し、次に中央辺りから「|」をクロスさせ下ろした事により形成されたアンテナ的要素で周りからの情報を受発信し、空間を左右上下に仕分けるとも観ます。そのクロスしたところから革新の質の「ノ」を書き、勝気さとともに上下に空間を分け新たな情報をチェックし、クロスした右側に保守の質の「\」を書くことにより左右バランス良く、ここでも上下に空間を仕分け更に情報を細かくチェックします。「|」の下の方に短い「―」をクロスさせることにより、より意思が強固になりかつ重心が下になることから更に安定感が生まれ、上から守られ見えにくい「へ」の自分の世界の中でも左右上下に仕分け、細かくこだわりの世界観があると考えられますね。
大まかにまとめますと、周りの情報から瞬時に必要な情報を取り、貫くような強い意思と、それを検証し様々な角度から情報の受発信をし、何度もチェックする繊細な一面と両面が見れる冷静さを持ち、上から守られた空間により自分の世界観が生まれ、芯の強さやこだわりがあると観ます。つまり日々新たな状況や刺激に備え対応しようとする世界となりますね。
暑ければ汗をかき、傷つけばかさぶたを作り止血、数ミリのトゲにも痛みを感じるように、外からの情報や変化に素早く反応し、常に情報の受発信をしている様が感じ取れました。
自分の健康状態を知る人間ドックや健康診断。定期的に受診をしようと思います。
うだるような暑さが続きますが、皆様もどうぞお身体には気を付けてお過ごしくださいね。
ありがとうございました。
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