毎年この時期になると今年一年の反省や来年に向けての抱負ややる事リストを考えたりするのが習慣になっています。
でもよくよく考えてみると年末のたびに反省する事柄の存在には自身でも呆れるばかりですが、来年喜寿を迎える身としては、毎年何かしら起こりうる事への反省よりもどれだけ幸福な年であったかを思うほうが、ずっと明るい気持ちになり自分らしいのではないかと思い至りました。
愛犬の「いちご」との暮らしも13年目を迎えようとしています。この子のおかげで元気にいさせてもらっていますし、ちょっとした足りないことは毎日何かしらありますが、おおむねよく笑い「幸福」な日々を過ごさせていただいております。
今月は「幸福」を分析し、来る年も「幸福」に迎え生きたいと思います。
【幸福】
『のぼかん』の六つの形分けでは攻撃の形といい、まずはやりたい願望が先にあり、やってみてから後学び価値観とする、と大まかに考えます。
次に字の理論で観ていきます。
まずは「一」を書き今ある現実的な圧力や情報を逃げることなく受け止め、検証し吟味します。この「一」の真ん中に「丨」を下ろし、瞬時に左右上下の識別をし意思を明確にします。
その下に長い「一」を書き、「十」の全体を受け止める形の「土」となり、上の「一」から排除された圧力や情報をもう一度受け止め検証するとし、同時に上への方向性により、当然上からの圧力や情報に備えるとします。
この「土」の真ん中下辺りに「ソ」と書き「土」の世界観を集約するとし、続けて「一」で受け止めまとめます。
更に空間を空けて「一」を書き、そこまでの流れを確認検証します。この二本の「一」の真ん中より下に「|」を下ろし、この全体をも左右均等な形とし、ここまでの結論とします。
また「|」でその全体を支えるとも言え、強固な意思であると観ることができます。
次に「幸」の下左側にアンテナ的要素の「ヽ」を書き「幸」の世界観をまずは受け取り、併せて周りの情報も取りながら瞬時にテーマを明快に決め、これまでのすべてを「フ」で受け止め検証し、その中より取り組む方向性を素早く決め勝気にまとめていきます。
「フ」の重心の取れる位置に「|」を垂直に書き明快な意思とします。同時に「フ」の意図する内容を瞬時に左右に分ける判断力を有するともいえます。
続いてその右上に「ヽ」を書き締めまとめるとし、確認と全体的なバランスを取りながら構築された「ネ」の全方位的なアンテナ的要素で常に周囲の情報をチェックし、最良の選択をしながら、これから取り組む事について備えていくとします。
次に「ネ」の右側に空間を置き「一」を書きここに「ネ」の世界観を反映します。その下に空間を置いて「|」「一」「|」「一」と直角性を意識した「口」を書きここまでの全ての意思としたことを取り入れます。「口」の内側は仕切りもない空間ですから、取り入れたものの混在する世界とも解釈出来ます。
この下に空間を置いて「|」を書きここで最終的な意思を持ち、その事について「一」「|」で三方を囲み範囲を決めその内にこれまでの情報をまとめて入れます。
その内に「|」を書き情報をその場の状況に合わせた判断で左右に分け、その後「一」をクロスし、左右上下と細かく論理的な裏付けやこだわりの世界を持ち、これまでの事を「一」で閉めまとめ揺るぎないものとしていきます。
これは「一」の世界を「口」に展開し更に論理的な「田」と大まかな世界を徐々に慎重に細分化していくといえます。
「幸福」をまとめますと、その立場や現実での圧力や情報に対してきちんと均等に冷静に見極め分析しては、その事が現実にはどういうことかときちんと理解し準備して、その状態よりそれがどんな意味や価値があるのか、生真面目に考えつつ行動してはまた考え見つめ直して追求する事といえます。
つまり、「幸福」とは日常やその現実にあっての自分なりの冷静な識別や判断を基にして、それらの事実にはどんな意味があり、自分自身がいかに考え行動すべきなのかなどを、めげずに堂々と真面目に考え続ける事なんでしょう。
今この歳になり、沢山の事に触れられている事実を見つめ直してみると、本当に幸福な日々を過ごしているのだなと思わずにはいられません。
これからもしっかり生きていきたいと思います。
今年も皆様には大変お世話になりました。
ありがとうございました。
10代、20代の頃は「まだ1時間しか時間が経っていない〜」の様に、時間の長さを持て余していたのに、今では時間が過ぎるのが早く1年さえもあっという間に終わってしまう感覚です。1秒1秒と時の刻み方は一緒なのに、その時間を『長い』や『短い』と感じ取り方に違いがあるのは不思議ですね。
今月はこの『長い』『短い』の文字を分析し、この気持ちの持ち様の違いなどを勉強していきます。
『長』
のぼかんの六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に対して忠実であり何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通し、本人的には不器用と思うというところがあると観ていきます。
次に字の理論では、周りの情報より必要と思う事を「|」で取り入れそのまま明快な意思とし、その上より右横に向け「一」を書き現実的な圧力や情報をしっかり受け止め検証します。
ここで構築された直角的な「「」の内は保守の質となりますので、自分の価値観に忠実に基本を大事にした展開としていき、ここに「一」を二本順々に書き、取り入れた内容を時間をかけながら大まかに上中下と掘り深め、ここまでの流れを長い「一」で閉めると同時に、新なる情報をも受け止め更にその場の状況も参考にしながら検証を重ねまとめ上げていきます。
この下の左から内に入ったところ、つまり余裕の持てるところより「レ」を下ろし新たなる確実な意思を持ちその事を右上方向へ鋭角に跳ね上げ、保守の質の展開をより強固にし拘り、革新の質の「ノ」を向き合う様に書き情報を集約させ、「乀」にてその一つにまとめた内容を結果として外に表現していきます。
大まかにまとめますと、周りの情報の中より取り入れて明快な意思とした事に係る現実的な情報を受け止め検証し、ここで構築された自分の価値観を基に一つ一つ丁寧に時間をかけ整理し、その事を現実的な情報と照らし確認しながら、更にここまでの内容を絞り選りすぐったものを次に展開していくとなります。
ですから時間の長さでまとめますと、感覚的な流れではなくテーマとする事をしっかり自分の価値観に合うか確認しながら掘り深め、そこより選りすぐったものを次に展開する、次への課題とすると考えますと、さっさと終わる流れではなく、工程的にもじっくり丁寧とも表されますから、この取り組み方が『長い』と思うのでしょう。
『短』
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れては流す事を繰り返し、その事が検証となりやがて吟味する力ともなると観ていきます。
次に字の理論では、周りの情報より必要と思うものを一画目の「ノ」で取り、その真ん中あたりより横に書く「一」で「ノ」についての現実的な情報の意味合いを理解し更に上からの圧力を受け止めては並べ検証し、その後一拍置いた後、長い「一」を書き先程の「𠂉」に沿わせた情報も客観的にチェックをし、横からの情報も観察しながら、ゆっくりじっくり粘り強く対応しまずの結論とします。
「𠂉」の下真ん中辺りから「丿」を下ろし長い「一」とクロスさせ、ここまでの流れを固定していきます。この時に「𠂉」からの情報を左右上下と大まかに仕分け、取り入れたものの両面の質を一つ一つ確認しこだわりの世界を構築します。さらに「乀」を書く事で、ここまでの流れのバランスを取り、初めに「ノ」で取り入れた情報の大まかな全体像をこの「天」で把握しそれを考えとしていきます。
その後、新たなる情報を受け入れ観察した後に、「一」で「矢」についての現実的な情報を更に受け止め並べ検証し、その後横からの情報を共有しながら、ここまでの内容を直角的に三方向を囲む「冂」の内に取り入れ、それを「一」で閉じ一つの考えとしてまとめます。
「口」の左下から下ろす「\」で「口」の内容を要約し、続く右下より下ろす「/」にて情報を更に絞り、その下に書く「一」にて閉じまとめ、外にアピールするというより確実に自己確認をしそれを結果としていきます。
大まかにまとめますと、周りの情報の中より必要とするものをまずは取り入れ、その意味合いに係る現実的な情報を受け止め検証し、その取り入れた事の全体像を大まかに把握しまずの考えとします。
その考えを持ちながらも、現実的な情報を観察し、新たなる圧力を受け止め検証し様子を見ながら横からの情報も共有した後、ここまでの内容を一つにまとめそれを集約し揺るがない結果としていきます。
ですから、時間が短く感じるのは自分が意図した内容ややりたいと思う事が原動力となり、その事に集中して動くところがある為時間的配分に拘らず一日24時間の中にそのやりたい事、やらなければならない事への集中度が増えるから感覚として時間が短いとなるのでしょう。
二つの文字を分析してみて、歳を重ねればどの人も経験値は増え少しずつでも社会の仕組みもわかる様になり、家庭や社会においてなんらかの責任を持つ立場になってきますね。すると今の立ち位置においてやらないといけない事も増えるのはある意味当たり前となってきますし、自分が現役で社会で役に立つ時間が無限から有限に変わっているのを理解すればする程、時の刻み方は変わらなくても、取り組んだ際の気持ちの持ち様で『長い』『短い』との感覚や感想が出てくるのも当然となります。
有限な時間、やるべき事がある事を有り難く受け止め、一つ一つ丁寧に確実にそして集中して取り組んで参ります。
本年も皆様と共に楽しく活動出来、また新たなるご縁を頂きました事にも心より感謝し御礼申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えくださいませ。
今年は暖冬と言えども寒がりの私や娘にはこの寒さはとても苦手です。毎日天気予報で気温をチェックしては出来る限りの厚着で出かけるようにしています。
今年最後の「文字の再発見」のテーマは「寒」とし、少しでもこの寒さを克服できないか考えてみたいと思います。
『寒』
のぼかんの六つの形分けでは直情の形となります。自分に対して忠実であり何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通し、本人的には不器用に思う。と解釈します。
次に字の理論で観ていきます。
先ずは「ヽ」でその立ち位置にあっての上からの情報を取ります。
それに基づいて左下「ノ」で先ずの意思を持ち、続けて「―」「ノ」と書き「宀」とし、取り組む幅を定めて取った情報と更に新たな情報を受け止め検証すると考えます。同時にこの「宀」は内側の世界を守るとも考えます。
そこに「一」を書き、外からの情報を受け止め続ける「宀」の検証した内容に沿って先ずは構えを始めます。
次に「一」の左右端より内側にそれぞれ「丨」を書き直角的に交差させます。
続いて「丨」の真ん中辺りに「一」を書き交差させ、更に「丨」の下に長い「一」を書きます。
こうして、左中右の三つの空間が上中下の三段にわたりそれぞれあり合計九つの直角的な空間ができますので、それぞれを特性に応じた思考の空間と解釈します。
次に左の「丨」の下部より「ノ」を書き、右の「丨」の下部より「乀」を書きます。「八」は曲線ですので柔らかいひさしを作り、この中にどこにも接点をもたない「ヽ」を上下に二つ書きます。
大まかに「寒」をまとめてみますと、その現実においての情報に対して毅然と生真面目に向き合いながら様々な考え方を持ち、それぞれの役目を余すことなく発揮しながら、その結果を自然体として感じ考え表すとなります。
ですから、凍えるような冷たい風や雪が降るような気温であっても、状況に応じた出来る限りの数々の備えや準備などを考えて結論として持ち、そこにも自分の自由性を間違いなく持つことが大事となりますね。
確かに寒さ対策は万全にしてはいても、そこにここまで対応しているという満足感よりも、それでも寒いものは寒いしと寒い外の情報を前提にばかりしていて、寒さに触れた途端に一瞬にパニックになりそうな気持が勝ってしまい、対策している安心感ややるべき事への集中度に考えるべき点があったようです。
同じ寒さであっても平気だという人もいれば大好きという人もいて、自分とは捉え方や感じ方の差があり過ぎて驚くこともありますが、自由性の一つでもある「私たちは私たち」と考え直して、私たちに必要な対策を万全にしながらこの冬を迎えたいと思います。
今年も一年ありがとうございました。
寒さも本格的になってきて今年もあと一か月となり、一年が過ぎるのがなんて早いのだろうかと年を重ねるごとに感じております。
年末になってきますと「来年の運気」「運気をアップするには」などと耳にする機会もあります。「運気をアップする」とは「運気」をわかっていないのでアップするにもどうしたら良いのやらと考えてしまいます。
改めて「運気」調べてみたところ
自然界の現象に現れる人間の運勢。
天地・人体を貫いて存在するとされた五運と六気。
人間の脈にも現れるとして漢方医に重視された。
とありましたが、なかなか難しくむしろ混迷が深まってしまいました。
そこで、のぼかん的に観たらどうなのかと思い今回は「運気」について文字の分析をしていきたいと思います。
「運気」
のぼかんの六つの形分けでいうと直情の形となり、自分の価値観に対して忠実。外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく、自分のスタイルを通す。本人的には不器用と思うと観ます。
まず短い「│」で上からの情報や圧力を取り入れ強い意思として持ちます。
次に「¬」を書き三方向を囲まれた「⼍」となり更に上からの情報や圧力を堂々と受け止め、必要なものは取り入れ不必要なものは跳ね返したり左右から流していきます。
同時に自分で範囲を選択し定めた「⼍」の内側の世界を外からの圧力から守っていると観ます。
「⼍」の下の一拍置いたところに「⼀」を書き、これまでの流れを一旦整理し「⼀」の左下の少し開けたところに「│」「⼀」「│」と書き三方囲いの世界を作り、続いてその真ん中辺りに「⼀」を書き、更にその下を「⼀」で閉じることで四方囲いの「日」となり周りから中の様子が分かりにくい状態となります。
この「日」は午前、午後のように時間的推移のもとここまでの情報の内容など上下に仕分け検証精査していきます。
「日」の下に少し間をあけて長めの「⼀」を書き、これまでの全ての流れをここで受け止め更には、上からの新たな情報や圧力をも受け止めて検証します。
この中心に長い「│」を書き貫き瞬時に直角的で生真面目にここまでを左右上下で均等に情報を仕分けし明確な意思とします。
次に、「軍」の左側上部に「⼂」を書き意思をはっきり示し、次の革新の質の「ろ」のような部でその考えを勝気に粘り強くそしてタフに表現し考えた事を、最終的には「乀」の保守の質の方向性へ流れるような曲線で柔軟にのびのびとした考えを持ち「⻌」が「軍」を乗せて前に進んでいる様に強さやすべての事柄を前向きに運んでいるようにも観えます。
ここは「軍」と「⻌」に空間があるため風が入りますので周りの意見に左右されることもあるかもしれません。また、「軍」の生真面目な姿勢を正確に「⻌」に伝えることに必死で、そのことをつまりずっと考え続けるとも言えますね。
続けて「運」の考えを基にまず革新の質の「ノ」で「運」や周りの情報から自分にとって必要とするものを瞬時に取り入れ不必要なものは流していきます。
「ノ」の上から三分の一辺りに「一」を引いて「ノ」で取り入れた内容についての現実的な対応のために情報を受けとめます。この下に空間を置き周りの情報を取り入れながら、少し短い「一」を書きここで考えを絞りまとめます。更に空間を置きその下の「乙」のような部の長い「一」で、これまでの事実や上からの新たな情報や周りからの情報を受けとめ粘り強く検証、吟味します。
「气」の三本目の横線から続く保守の質を有する「し」のような部分は上方向に向かって跳ね上がっており、周りの情報にも対応しこれまでの価値観にプライドを持ち展開していきます。
同時にこの跳ねの左内側は革新の質となり、ここで保守の質の上方向と革新の質の下方向という正反対の対応力を持ち、あらゆる方向に向き合いかつ受けとめる力があるとみます。
次にこの空間に革新の質の「ノ」でこの空間内にある情報を瞬時にまとめ、そこに「ヽ」を交差することでより強く明確な意思とします。
おおまかに「運気」をまとめますと、情報や圧力を堂々と受け止めながら、自分で向かおうとする範囲を定め細部にわたって粘り強く検証を重ねていき、強気に自身の意思や主張の世界を持ちのびのび表現し、その重ねる努力の結果としてプライドを持って状況に合わせて判断し自分の価値観や世界観をしっかり確認しながら表現していくと言えますね。
つまりは「運気」特に「運気をアップする」は、現状を把握しながら前向きな姿勢や考え方を常に確認し持ち続けることで、その状況下において柔軟に対応することができ、意図的に自分にとって望ましい出来事を引き寄せるチャンスに気づいたり、望ましくない出来事を避けられたりする行動をとれるということに繋がっていくのではないでしょうか。
「のぼかん」で「運気」を分析してみて、価値観や世界観を生かしつつ、細部にわたり検証しその場面になった時、どんな時でも日々の経験値が大切だということがわかり、チャンスに気付けるように前向きな気持で自分らしく楽しんで毎日を過ごし「運気をアップ」していきたいと思いました。
今年もありがとうございました。
子どもは親が「言ったこと」は聞かないけれど、「やったこと」は見ている、と聞いたことがあります。私がどんな行動をしているかで子どもには言葉で言わなくても伝わってしまうという事なのだと思います。お仕事でも同じで「やってみせる」という「背中で見せる」姿勢を大事にしたいな、と思います。
今月は「背中」をのぼかんで読んでみたいと思います。
「背中」
のぼかんの六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実で外にも内にも何時でもどこでも状況に関係なく自分のスタイルを通す一貫した姿勢があるといえます。
次に字の理論で観ていきます。
まず「一」で今ある現実から逃げることなく情報をしっかりと受け止め、その右側に「Ⅰ」を書くことで革新の質の空間ができ、また上下に分ける世界が構築されることで仕分けし、その下に「/」を書いてこれまでのことを受け止め、集約していくとします。
次に右側に革新の質の「ノ」を書いて情報を素早くキャッチし、左の情報を確認し、その左側から「L」を書いて「ノ」を受け止めながら跳ね上げ、空間を上下に仕分けし、前向きに考えをまとめます。
右は保守の質となるため、自分の価値観に忠実といえます。こうして左の部分は革新の質であり、左右の異なる世界観を有し、発想がユニークとも言えます。
その下に一拍置いて「ノ」、上部より続けて「一」「亅」を書いて三辺で囲む世界を作ります。
上部の「北」の左右の世界の違いも含めて間から入ってくる情報を受け止め、必要なものは囲いの中に取り入れていくとします。同時に三辺で囲われた世界は左方向に跳ね上げることで自分自身と向き合うとします。
囲いの中に「一」を二本書き、内面で一つずつろ過するようにじっくりと考えをまとめ、三分の一のみを下の方向に出すとします。
次に「背」で考えたことをもとに「Ⅰ」で周囲の情報を取って上部より「一」続けて「Ⅰ」を書いて、三辺で囲まれた世界を作り、先ほどの「月」から出された三分の一のことを受け止めて検証し、取り入れるかどうかを考え、必要なものを内側に入れるとします。「一」で完全に閉じた世界を構築し、内面を守り外からの圧力に耐える世界を作るとします。
そして最後に「Ⅰ」を中央よりクロスさせ明快な意思とし、左右均等の世界を作るとします。
以上のことから「背中」とは現実の状況に対し、革新の質と保守の質、それぞれを上下の空間に分け異なる質を取り入れ、圧力や情報をじっくりと取り組み検証し、受け入れたことをさらにじっくりと考えを深め、その一部を下方向に出し、そのことを内観し明確に左右バランスのとれた表現をすることを表しているとも言えますね。
つまり、豊かな発想力を持ち、情報に関しては常に入ってくることを時間をかけてじっくりと生真面目に検証し、冷静に判断力を持って明快な姿勢を示すこととも言えますね。
自分の行動を背中で示すということはさまざまな情報に対応する力を養い、偏ることなく中立の立場をとってはっきりとした意思を持った行動をとっていく姿なのだと感じました。
このように自分の生きざまで示していきたいものだと改めて思いました。
今月もありがとうございました。
先月に引き続き私事ではありますが、「のぼかん」講師となって五年の月日が経ちました。
講師になったばかりの頃に耳にした「三年もったら五年もつ、五年もったら十年もつ」という上先生の言葉を思い出し、五年もったのだから十年!と期待に胸が高鳴ると同時に、のぼかん講師として、さらなる高みを目指しての新たな挑戦が始まるのだな。と身が引き締まる思いもあります。
「挑戦」という言葉を辞書で見ますと、戦いをいどむこと。戦いをしかけること。勝負することを求めること。とありますが、それは具体的にどんな様なのだろうと疑問と興味が湧きましたので今月のテーマとさせていただきます。
「挑戦」
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れては流す事を繰り返し、その事が検証となり吟味する力ともなるという姿勢があると観ていきます。
次に字の理論で観ていきます。一画目の「一」で現状の圧力なり情報なりをしっかりと受け止め整理し不要なものは左右から流すと観ます。続いて「一」の中心をクロスするように「亅」のような形を書き、「一」で整理した情報を左右上下に仕分けると同時に勝気で明快な意思を持つと観ます。さらに「亅」の真ん中辺りをクロスするように「/」を右上方向に向かって勢いよく書き「扌」を構築し、自身の価値観を大切に強い向上心を持って勢いよく展開していくと観ます。
「扌」の右側に「丿」を書き、「扌」の意思と新たに取った情報を合わせ独自の考えを強く出すと同時に、ここまでの流れを自問自答して確認すると観ます。次に「扌」と「丿」の間の空間に「ヽ」を書きここまでの流れを冷静に確認し、左下辺りから「/」を「丿」の中心に向かって勢いよく書き、「丿」の内容に自ら「これはどうだ?」と問うような印象を観ます。続いて「丿」の右側に「乚」のような形を書き、新たな情報とここまでの流れ全てを自分の価値観に沿って堂々とプライド高くまとめあげ、「乚」の右上から「ノ」を「乚」の中心に向かって書き、自身の考えに対し客観的な立ち位置からも問いを投げかけ、「乚」の中心辺りから「丶」を書き、問いに対して自身が納得いく答えを持つと観ます。
納得いくまで問いを重ねてまとめあげた「挑」の考えを「ヽ」で要約すると観ます。続いて「ヽ」の右隣に「ヽ」を書き、最初の「ヽ」を前提に少し位置を変えて確認をし、さらに二つ目の「丶」の右隣に「ノ」を書き、「ヽ」で確認した事を角度を変えて確認しまとめ確信とすると観ます。
一つ目の「丶」の左下辺りに「|」を書き、ここまでの流れを整理し、「|」の書き始めより「¬」を書き三方を囲まれた空間を構築すると同時に対応の幅を定め、必要な情報のみを空間の中に取り入れます。その空間の中心辺りに「一」を書き入れ、さらに空間の底辺を「一」で締め閉じることで「日」を構築し、取り入れた情報を時間をかけて上下に仕分けると観ます。
「日」の下、一呼吸置いた位置に長い「一」を書き、周りの状況や意見も加味しながら「日」で仕分けた内容を客観的に整理します。続けて「日」の上辺の下側中心辺りより「丨」を書き「単」を構築し「日」の内容を左右上下に、「一」の内容を左右上下に仕分けると同時に表現・行動に対する八つのパターンの想定と明快な方針を持つと観ます。
その方針を基に「単」の右側に「一」を少し右上がりに書き、方針を当初の考えと照らし合わせながら堂々とした姿勢で整理し、自身の価値観にそぐわないものは排除すると観ます。
「一」の左端より少し内に入った辺りから「し」を勢いよく書き、プライド高く大胆に、書き終わりが跳ね上がっていますから勝気に表現・行動すると観ます。
左端からではなく、少し内に入った辺りから書き始めるところに、目一杯ではなく余力を残して表現・行動すると観ます。
続いて「し」に「ノ」を勢いよくクロスさせ、別の角度からもさらなるひと押しを加える事で表現・行動をより強固なものとすると観ます。「一」の右斜め上辺りに「丶」を書き、ここまでの流れを俯瞰し次への備えの意思とすると観ます。
まとめますと「挑戦」とは現状をきちんと把握し、自分の意思を遂行するために自問自答しながら納得いく考えをまとめあげ、その考えを基に四つの想定を備え明快な方針とし、プライド高く大胆に行動することと理解しました。
これまで「挑戦」という言葉に対して「がむしゃら」「目一杯」という印象を持っていましたが、文字を通して観ると、勢い、勝気さはあるものの、冷静に考え余裕を持って表現・行動することが「挑戦」なのですね。
勢いはあっても余裕がある、余裕があるからこそ大胆に表現・行動できるのかもしれませんね。
ここから先、のぼかん講師として、さらなる高みを目指す上での心構えの一つとして、心に留めておきたいと思います。
今月もありがとうございました。
他人からすれば気にならないことでも「これだけは譲れない」という拘りは誰にでもあると思います。あまりに強いと周りが見えなくなってしまう、その思いを延々と聞かされ閉口することもありましたが「のぼかん」を学んでいく中でこれも「個性」と捉えられるようになり気持ちが楽になりました。
そこで今回はこの「拘る」の文字を分析していこうと思います。
『拘』
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形となりますので、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が検証し吟味する力ともなると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
一画目の「一」で上からの圧力や情報をあるがままに受け止め検証し、必要なものは取り入れ不要なものは跳ね返す左右に流す等の対応をします。次に「一」のバランスの取れるところから「亅」を垂直に書き交差させ左右上下に仕分け周りの情報の受発信をすると同時に偏らない公平な判断を持つとし、接地面が左上へ跳ね上がっていることから向上心、何が何でもやりぬくという強い意思が観えます。次に左下から右上に勢いよく「/」をクロスさせることで意思を固め自身の価値観に沿って考えをまとめます。
「扌」でまとめた内容を基に革新の質を有する「ノ」で新たな情報から必要なものを取り入れ「扌」の考えと向き合います。「ノ」の真ん中辺りより「一」を書き「ノ」で取り入れたた内容を並べると同時に新たな圧力や情報をも足して検証し必要なものを取り入れ、続けて左下方向へ「亅」を書き左側に革新の質の空間を作ります。空間の右側が囲われている為周りに影響されない世界となり、「亅」の先端が左上へ跳ね上がっていますので向上心を持って再度内面と向き合う姿勢となります。その空間内に「丨」を書き明快な意思とし、続けて「一」「丨」を書き三方向を囲われた直角的な空間を作り必要と思うもののみを仕切りのない空間の中に大らかに取り入れ下の「一」で閉じます。「口」は空間内で宙に浮いている状態となりますのでその時々で変化する自由なものとも言えます。
まとめますと『拘る』とは、周りの情報を受け止め検証し見極めた後自身の方向性を決め、内面で納得いくまで向き合い出来た世界。独自の世界観の中で生まれた空間だからこそより強く執着し見つめ考え続けるというのも理解出来ました。
一人一人様々な感情があるように拘るところも人によって様々だと思います。それを「苦手だ」と避けるのではなく、名前の文字を通しながら「こんな個性もあるのだ」と新しい世界を楽しめるくらいの余裕を持って過ごしていけるようにこの先も学び続けていこうと思います。
ありがとうございました。
久しぶりに会った幼なじみと子どもの頃の話しで盛り上がりました。約50年前の話しで盛り上がったことに歳を取ったと痛感したひと時でもありましたが、この50年前の「前」の文字が気になりました。この「前」は以前の事、つまり過去の事となりますが、前進するや前向きな考えの「前」は先の事、未来の事となりますから同じ「前」でも正反対の事を表しています。今回この「前」と対義語の「後」の文字も分析したいと思います。
「前」
のぼかん六つの形分けでは直情の形となります。自分の価値観に忠実で外にも内にも何時でも何処でも状況にかかわらず自分のスタイルを通すとする形です。
次に字の理論で観ていきます。
一画目の「ヽ」は左上方向から、続けて「ノ」は右上方向からと幅広く情報を取り入れ集約すると観ます。この二本はアンテナ的要素となり情報に対して敏感に反応するとも言えます。
この下に「一」を書きしっかり受け止めると同時に新たな情報も含め検証し、不要な情報は跳ね返すか左右から流し必要な情報は取り入れます。
この下左に「ノ」を書いて上より必要な情報を取り革新の質で勢いよく方針を決め、続く「一」「亅」で三方向を囲い方針とした事をこの内へ入れると観ていきます。その内へ「一」を二本均等に書き上中下三つの空間ができます。ここは周囲に影響されることなく経験則に基づいて追究して考えるとなり、下1/3の考えを下方向へ伝えていこうとすると観ていきます。
この「月」の考えを右側の短い「|」へ展開し、まずの意思を決めこの右側に長い「亅」で更に意思とした事と沿う考えとし、最後は左上に跳ね上げ明快に表現していくと観ていきます。
大まかにまとめますと、常に幅広く情報を取ろう知ろうとする姿勢があり検証した後は、自分の方針を決め経験則に基づいて時間を掛け整理し、明快に表すと観えてきました。
つまり、過去も未来の事も「前」の文字を使う時は、まずは多くの情報を集める事から始まり自分なりに整理し事を実行に移す、表現しようとするとなりますね。
50年前の話しの場合、50年前の状況、例えば学校や通学路の様子や周辺のお店を思い出しては整理した事を話すとなりますでしょうか。
前向きの場合は、これから自分に必要な情報を出来る限り集めて進もうとする方向性ややってみようとすることについて自分なりにじっくりと考えをまとめたならば、その事をしっかり実行に移そう、表現しようとするとなりますでしょうか。
「後」
のぼかん六つの形分けでは受け入れの形となります。常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れては流すことを繰り返し、その事が検証となり吟味する力ともなると観ていきます。
一画目の「ノ」で今ある情報の中より必要な情報を素早く取り、その下一拍空け再度「ノ」で先の「ノ」とそりが合いますのでもう一度確認するかのように情報を取り入れると観ます。この下、バランスを取れる位置に「|」を接地面に対して垂直に書き、取り入れた情報を検証した結果に強い意思を持つと観ます。
「彳」は今ある情報の中より必要な情報を素早く取り入れますが、二度チェックするかのように情報を取り入れますので、粘り強さや慎重な面もあるとも観ます。
「彳」で意思とした事を次へ展開していきます。「く」で新たな情報も含め受け止めチェックし、次の「ム」で再度情報をチェックし一旦まとめるとします。この「幺」は上向きで保守の質でもあり自分の価値観を大切に向上心を持つと観ます。
この下真ん中辺りより「ノ」を書き「幺」で意思とした事の方針を定め続けて、「ノ」の上部より「フ」を書き、「幺」の考えを再度受け止め方針とした事を後押し左下方向へ伝える空間を持ち、次の「乀」で右下方向へもバランス良く伝えようとする姿と観ます。この「幺」は上方向、「夂」は下方向と上下の質がありますので、物事を冷静に判断すると観ます。
大まかにまとめますと、情報を受け入れては流し検証する中で必要な情報は素早く且つ繰り返し取り確認し、意思とした事を現実の流れを大切にしながら冷静にそして柔軟に考え表現すると観えてきました。
つまり過去も未来の事も「後」を使う時は、自分にとっての立ち位置での興味や必要と思う情報を取り確認しては、その思いを大切に冷静に考え方向性や方針とした事を伝えるとなります。
50年後の話しの場合、その人の気になった情報を取り、どのようになるのか変わって行くのかを考えては、その為にはどうするのかどうしていくのかを伝える、知らせるとなりますでしょうか。
後ろ向きの場合は、自分に合った情報や気になった情報を取っては確認して、今の自分の価値観と照らし合わせたり保守的な考えとしてまとめたりして伝えるとなりますでしょうか。
この「前・後」の文字から話しの流れや展開の仕方も理解できると言う事を知りました。ますます文字を観ていくのが楽しみになりました。
今月もお読みいただきありがとうございました。
会合でどんな状況でも臨機応変に次々と意見を言う方を見ていると、柔軟な対応だな、頭の柔らかい人だなと感心します。思考が凝り固まりがちな私からすると柔軟に物事を考えることは難しいように思えます。
そこで「柔軟」とは「のぼかん」的に観たらどうなのか分析してみようと思います。
「柔軟」
のぼかん六つの形分けでは攻撃の形となり、やりたい願望が先にあるのでやってみてから学ぶという姿勢。やってみなければわからないとの発想。
次に字の理論を観ていきます。
一画目の「―」で上からの圧力や情報を受け止め必要なものを取り不必要なものは流し、続けて右端より「/」を書くことで鋭角となりシビアに取り入れたことを確認し、ここは革新の質となるので自分の思いを出し「ヽ」でとめ、取り入れたことを再確認するとします。続けて先程より長い「―」と「/」を「マ」の下に書いて新たな圧力や情報と「マ」で考えた事をも受け止め検証をし、ここでも確認をするとします。ここは上の「マ」のバランスが崩れないような緊張感があると考えられますね。そのバランスがとれる位置から「亅」を書き空間を左右に仕分け識別し、構築された革新の質の空間に「ノ」を書き素早くこの空間を更に仕分け自分の思いを強調すると考えられます。次に、その下に長い「―」を書きこれまでのことを受け止め再度検証をして必要なものを取り、中央辺りから「|」を書いて空間を左右上下に仕分け左右バランス良く情報を分析し、交差したところから「ハ」を書き更に空間を仕分け細かく分析するとします。この「木」は上部からの刺激を常に受けながらも、ここまでの勝気な思いを均等に細かく判断すると考えられます。
次に、「柔」で絞り込まれて下に出された考えを基に「―」で新たな情報と共に受け止め検証をし、空間を置き新たな情報を入れながら「日」で時間をかけて考えをまとめ、再び空間を置き新たな情報や意見を取り入れながら「―」でこれまでのことを受け止め精査すると観ます。この「―」「日」「―」を固定する様に勢いよく真ん中辺りに「|」を突き通し明快で強固な意思とすると同時に横からの情報や意見を遮断し、揺るぎない意思にすると考えられます。また、「|」を書くことで左右対称の世界観が生まれ、平等に生真面目に考え更に細かい仕分けをして拘りをもって考えをまとめるとします。この考えを「ノ」で受け止め確認しバランスの取れる位置より「つ」を書いて「木」から絞り込まれ出た考えをも受け止め検証し必要なものを取り入れ下の空間を確認し、その空間に「人」を書きます。その上から守られた空間内でのびのびとバランス良く左右に展開し柔軟に前向きに表現すると観ます。
大まかにまとめますと、上からの圧力や情報を受け止め検証したことを勝気に何度も検証や確認を繰り返しながら自分の考えを強く持ち、その考えを踏まえながら周りの情報を公平にチェックします。そして、周りの情報を取り入れながら検証し律義に細かく考えを冷静に分析し強い意思とし、バランス良くデリカシーを持って前向きに表現すると観ます。
つまり、まず始めは私の意見と勝気に考えますが、幾度も検証する慎重さや両面を見る冷静さを持ち、周りの状況を取り入れながら平等に判断をし、最終的にはバランス良く対応すると考えられます。
一つの見方に凝り固まって一方向からのみ見てしまうのではなく、自分の考えに固執せずに色々な目線で物事を見て公平感のあるまとめ方とすることが、柔軟に考えられることだと文字を通してからもわかり納得でした。日常から様々な視点で見るように意識してみようと思います。
今年も一年お世話になり、ありがとうございました。
今年度の上先生の特別講座のメインテーマ「個を知り叶う世界」より、今回は「世界」をテーマに文字の分析をしていきたいと思います。
「世界」というと漠然とした広いものから、企業や団体、家庭・個人など大中小と様々な「世界」がありますよね。その「世界」を文字の分析を通して見ると果たしてどの様な世界観なのか観てみましょう。
「世界」
のぼかん六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に忠実で内でも外でも状況に関係なく、自分のスタイルを通す一貫した姿勢があると観ます。
次に字の理論で観ていきます。
まず「一」で上からの情報や圧力を受け止め並べ精査し、必要なものは取り入れ不要なものは左右に流します。次に「一」の真ん中辺りに「|」をクロスさせ新たな情報も受け入れ明快な意思とし、同時に左右上下の空間を作り得た情報を検証します。続く「|」の右側に「|」をクロスさせ、更に新たな情報を取り入れ左中右の空間となり、瞬時にここまで得た内容を検証し判断します。2本下ろした「|」の下に「一」を書きまずの意思とします。次に「一」の左側より「L」を書く事でこれまで得た内容に対して全てを受け止める意思と表します。
「世」での考えを基本に「|」で上からの情報や圧力を疑うことなく受け入れ、続く「一」「|」で三方向を囲い、これまで検証し得た事を取り入れ、その空間に「|」を書く事で取り入れた内容を瞬時に左右に分け判断し、その「|」の真ん中辺りに「一」を書き左右上下の空間となり、判断した内容を更に細かく検証し「一」を書き考えをまとめます。「田」の真ん中下辺りより「ノ」を書き、続く右側に「乀」を書く事で必要な情報を取り入れます。その下の空間は周囲に晒されることなく、これまでの内容を大事にしながら左に革新の質の「ノ」を書く事で明快な意思とし、続く「|」でその意思を支え下方向に思いを表現すると観ます。
「世界」とはその立ち位置にあって情報や圧力に対して敏感であり、取った情報はあらゆる視点から検証し瞬時の判断の基、自分の価値観に忠実でありたいとの考えを持ち、ここで受け止め取り込んだ情報は自身の内で納得のいくまで考え、更に周囲に晒され邪魔されることなく自身の考えにこだわりを持ちながら揺るぎない意思として表現するものだと理解しました。
その「世界」の中を知ることはあらゆる視点からの検証がとても大事であり、個々の思いや存在するものの中の「世界」でこうあるべきだとの基本の考えがありつつも、こだわりや明快な思いがその「世界」のルールや在り方として表現されていくものなのかもしれませんね。今月もお読みいただきありがとうございました。
先月初めてお会いし名刺交換した女性が、高圧的で第一印象としては苦手なタイプでした。
改めて名刺からその方のお名前を観てみると相手のことをより知り、そして近づきたい自分のこともわかって欲しいということが読み感じ取れ、文字を通してそのことが大まかにわかるととても安心するのだと改めて確認できました。
今月はこの「安心」の文字を分析していきます。
「安心」
のぼかん六つ形分けでは攻撃の形でやりたい願望が先にあるので、やってみてから学ぶという姿勢でやってみなければわからないとの発想となります。
次に字の理論では「、」で周りの情報を一度チェックしその左に書く「丨」で意志を持ち、続く「一」でここまでの現実的な圧力や情報を受け止め並べ検証し、その右より下に「/」を書き取り入れる範囲を決めます。
「宀」の内の情報を「く」で取り入れてはそのまま途中で一案考え、保守の質としていきます。続いて更に「宀」からの情報を「ノ」で取り「く」と交差させ受け止めながら絞って、それまでのことを「一」で締めまとめます。構築された「女」でここまでの「宀」の情報も含め周りの情報も足し360度チェックしながら受発信していくと考えます。
「安」の考えの「女」の下部の絞られた情報より必要と思うことを「/」で取り、意志とし続く「乀」で「女」の情報もしっかり受け止めながら検証し、保守の質を持ち、上方向にアピールしまとめていきます。そのことを外にアピールするように自由性の「、」で2回確認していきます。
大まかにまとめますと周りの情報をチェックし取り組む範囲を決め、その範囲の中より情報を絞りまとめることにより、ここまでのことをわかりやすく外にアピールしながら新たな意志を持ち、前向きでプライド高くまとめたものを更にアピールしていきます。
ですから、気になったことについての全体像が大まかにでもわかれば対応の仕方が考えられるということなので、本質を知ると言う事は余分な感情が整理されるのですね。
今回文字を分析してみて、「のぼかん」の理論で相手の気持ちを知ることができた私は安心できましたが、どの人も文字が読めるようになり根拠となる理論がわかっていたら、人間関係もスムーズになり本当に安心した社会が築けていきますね。
ゆっくりでも多くの方々にのぼかんを丁寧にお伝えしていきたいと強く思いました。
以前あった小さなすれ違いをきっかけに主人の母親は自分の息子に直接話をする事をせずに嫁である私を介す様になりました。親子の話であれば、私を介さず済ませて欲しいという気持ちになったりしますが、関係上仕方ない面も多く今後も円滑にお付き合いを行う為に今月は「姑」「嫁」の文字を「のぼかん」で観ていきます。
「姑」
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が検証となり吟味する力ともなると観ます。
字の理論では、一画目の「く」で自分に必要な情報を受け取り不要な情報は流し、続けて右斜め下方向へ展開することで先ほどとは違う右方向の保守の質を持ちます。この「く」に「ノ」をクロスさせ向き合い、更に情報を受け入れ自分の思いの世界を作りそこに「一」を書きクロスさせることで各々で繋がり囲う形となり構築された「女」のアンテナ的要素で更に全方向の情報の受発信をしチェックしまとめ溜めると考えます。
「女」の基本姿勢を前提より現実的な情報や新しい情報を次の「一」の全面で受け取り検証し、不要なものを流します。ここに「|」をクロスさせ直角に交わる頑なな意思とし、情報を左右上下バランスよく仕分け全体的にチェックします。その左下に「丨」を下ろし新たな意思を持ち「一」で「十」の情報を参考に受け取りながら「丨」を続けた三方向を囲いこの一つの空間に情報を入れ、その下を「一」で閉じまとめます。
大まかにまとめますと、周囲より必要となる情報を得て自分が取り組むと決めた事を違うやり方も考えながらそこに向き合いまとめた事を、念入りにバランスよく整理し大らかにまとめます。
ですから「姑」は周囲を広く観察出来、決めた事をはっきりと主張し、更に起きた事実をきちんと整理し溜め置く頑なさもあるとなりますね。
「嫁」
のぼかんの六つの形分けでは受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と同時に、何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が検証となり吟味する力ともなると観ます。
字の理論では「く」で周囲の情報を取り入れ解釈の違う方向への展開をしながら保守の質を作りそこに「ノ」をクロスさせ向き合い、更に情報を受け入れ囲われた部分に自分の思いの世界を作り、そこに「一」を書きクロスさせ構築された「女」のアンテナ的要素で全方向の情報の受発信を重ねチェックしまとめます。
「女」の考えをもとに現実的な情報を「丶」でチェックし左下に書く「丨」で意思とし、その上から右方向に書く「一」で新たな情報を受け止め並べ検証しその右より下に向けて書く「ノ」で「宀」を作り、取り入れる範囲をきちんと決めます。
その内へ「宀」でまとめた情報に沿いながら「一」を書く事で独自な世界を作り「一」のほぼ真ん中から「ノ」を書く事でやりたい事を選択し「亅」を書き革新の質でこだわりを持ち、「ノ」を二回書き入れ上中下の様に仕分け左下へ出していき「女」と向き合わせ状況に反りを合わせます。その背側へ書く「ノ」でここまでの内容を確認し「乀」でバランスよく周囲に表します。
大まかにまとめますと、周囲から多くの情報を取り入れまとめた事を、現実的な情報を観察しながら自分の出来る範囲を決め、一つ一つ間違いがない様に確認を行います。
ですから「嫁」は念には念を入れ自分の立ち位置の範囲で生真面目に寡黙にテーマに対して行くとまとめられますね。
姑の表現は外からも分かりやすく堂々とあり、嫁は常に内面に一生懸命問いながら対応を丁寧に続けていく事となるのですね。
嫁の時代にはひたむきさで表現は優しく丁寧に物事にあたり、姑となれば今までの経験を充分に踏まえ、はっきりとした物言いにもなり、時には嫁に対しては厳しくも映るのですね。
姑から「東家」のやり方を学ぼうとする「私自身」の姿勢があった訳ですが、母が私に話やすく感じていると思った事も、母が息子である主人と直接連絡を取らず私を介すのも、実は私を一個人として捉える前に「姑と嫁」の関係性の延長で捉えていらっしゃるのかと、改めて文字の分析から整理する事が出来ました。
今月もありがとうございました。
還暦を迎える前にのぼかんを知り学び、この度「文字の再発見」コーナーで、長年の私のテーマである自分軸とは?を改めて考えてみたいと思います。
自分軸と自分勝手とは大きく違うけれども履き違えやすいものと日頃からの思いがあり、今は子育ても終わり、本業、副業、家事、趣味そして新たにのぼかんが加わり、遣りたい事、遣らなければならない事が多くなかなか集中出来ずにいる自分を整える為に『軸』を「文字の再発見」のテーマとして観ていきます。
『軸』
のぼかんの六つの形分けでは「受け入れの形」となり、常にテーマ相手を求める姿勢と同時に何度でも受け入れる事を繰り返し検証し、その事が吟味する力ともなると観ます。
次に「字の理論」では、「一」で圧力や情報を受け止め検証し、その左下に縦に書く「|」で意思を決め、その上より右方向に書く「一」で先程の「一」と反りを合わせ、その右より下に向け「|」を下ろし直角的なこの空間に情報を取り入れます。
この「冂」の中に順に2本の横線「一」を書き「日」とし、この中の情報を内で上下の順に整理しまとめます。
一拍置いて横からの情報を共有しながら「日」と反りを合わせた長めの「一」を下に書き自分のペースで更に情報をチェックし取り組み、上から下す「|」でこの「一」「日」「一」の真ん中をクロスさせ固定し同時に左右対称となったここまでの一つ一つの内容の両面を考え、バランスを取り、それを一本足で貫くと観ます。
その後情報を受け入れ観察してから「|」で現実的な意思を持ち、「一」「|」で三方向を直角的に囲み取り組む範囲を定めます。
その真ん中に「|」を書き上からの情報を取り入れ乍ら内にある情報を、左右対称に分け物事の両面を考えそれに「一」を書く事で上段、下段で左右に仕分ける拘りを持ち最後に「一」で閉めまとめます。
大まかにまとめますと、圧力や情報を受け止め取り入れた情報はきっちりと整理し拘り、バランスを取り考えをまとめます。
その事についてはっきりと取り組む範囲を決め、きっちり現実の事も自分の中で拘っていくと観ます。
ですから、『軸』とは直角的な生真面目な世界に基づき常に取り入れた情報を冷静に仕分けパワーバランスや優先順位を決め、仕事や日常の家庭の事をきっちり自分時間の配分や、他の情報や状況変化にも対応し乍らバランスを取り整えていく事が『軸』になるのですね。
今回『軸』の文字の分析をして、その時の自分のリズムや考えをその都度確認しブレずに行動していく事が自分軸を持つという事になると考えました。
今、自分軸を考えると言う事は、環境が少し変わったということなのでしょう。
「文字の再発見」コーナーで、これからも自分の気持ちなどを整理していきたいと思います。
今年も残り1ヶ月程ですが、年末にかけて気忙しくなる中、のぼかんに触れ学べた事を活かす様に、しっかりと自分軸を持って取り組み、来年に向け一人でも多くの方のお役に立てる様に更に学びを深めたいと思います。
色んな方に感謝です。
copyright©2020 Nobokan all rights reserved.