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文字の再発見


関西のぼかん  「甲斐」              小倉 光

年の初めのコロナウィルスの出現から半年以上が過ぎましたが、まだまだ先行き不

明の状況が多くの混迷を招いています。

Facebookにコロナ支援・訳ありというグループがあります。参加されているのは様

々な業種の方々で、皆それぞれコロナのために、コツコツと努力し頑張ってきたこ

とが水泡に帰すところまで追い込まれ、何とか支援してくださいというものです。

一見、農業の人達はあまり影響を受けないように見えても、市場が休業だとかイベ

ントができないとか、まったく人が来ないとか、聞いてみるとそれぞれに切実な事

情があるようです。

人はやったことに対してそれだけの成果があればまた頑張れるものですが、その甲

斐がないと意欲までもがなくなってしまいがちです。

今月は「甲斐」を分析し、今一度その実態を考えてみたいと思います。

辞書には、したことの結果としてのききめ。効果。また、するだけの値打ち。とあ

ります。


【甲斐】

のぼかんの六つの形分けでは直情の形といい、自分の価値観に忠実で状況に関係な

く自らの意思を貫こうとする特徴があり、この姿勢が周りからは信頼に映るともい

えます。


次に字の理論で観ます。

一画目の「丨」で上からの圧力や情報を取り入れまずの意思とし、さらに「一」

「丨」と書きさらなる圧力や情報を堂々と受け止め、その中で必要な事は受け取り

不必要な事は跳ね上げあるいは左右に排除し、明確な意思とします。

「冂」の空間の真ん中あたりに「一」を書き、取り入れた情報を時間をかけて上下

に仕分けしその変化や違いを理解しながら自分の考えを明確に定め、さらに「一」

で下を閉じます。

これは四方を線で囲まれた圧力に耐える力に長ける我慢形の部となり、その内面の

世界を完全に守ろうとし、同時にこの囲いの内を育みます。

外からはその内は解りづらくアピールの苦手な部といえます。

次に「日」の内面の左右のバランスの取れたところに「丨」を書き、明確な意思と

して表します。このことで「日」の内面が更に細分化され、四つの均等な空間を有

する形となります。

決めた方針についてその左右両面で得た情報を瞬時に見極め、上下にも情報をきち

んと仕分けることで、じっくり時間をかけより吟味する姿勢があるといえます。

大まかに「甲」をまとめると、来たる圧力や情報を堂々と受け止め検証し、精査し

周りの影響をあまり受けることなく更に検証や実践をしながら独自の価値観を構築

し、それを的確に明快に表す字ということができます。

この「甲」で意思としたことを「斐」で展開していきます。


「斐」

革新の質を有する「丿」で「甲」の意思としたことを迷いなくスムーズに取り入れ

ては、同時に基本姿勢を再確認し、その「丿」の左側に上から空白を開けて順に左

から右へ短い「一」を3回書きます。これは「丿」で、確認した基本姿勢を今度は

上・中・下と上から順に時間をかけ、この出来上がった革新の質を検証し、精査し

ていくと考えられます。

次に「丿」から空間を開けて右側に「丨」を書き、ここまでの事をすべて含めて明

確な意思とし、「丨」の右側に上から順に短い「一」を空間を開けて3回書きます。

ここでも時間をかけてチェックし、保守の質をさらに精査していくと観ます。

「非」の真ん中の空間は革新の質から保守の質に転換するワンクッションとも言え

上から取り入れた更なる情報をこの中でじっくりと育みつつ、同時に左右の外側に

向けて情報の受発信をしながら、時間的推移をもってじっくりと検証し、細やかに

精査していくと考えられます。

この下部真ん中あたりに「丶」を書き、これまでのことをすべて集約し、明確な意

思とします。次に「一」を書き、これに係る現実的な情報を受け止め検証します。

その下右側より内から革新の質の「ノ」で勝気にやるべき事を選択して、それと向

き合う様に左側内より保守の質の「乀」をクロスさせます。

そこに出来た一つの空間に、これまでに得た様々な情報を有するとしながらも、そ

の姿勢は左右バランスを取り安定しています。

その接地面への柔軟さから、大らかに粘り強くこれまでの事を展開していくとしま

す。


「甲斐」とは、圧力や情報を堂々と受け止め、自分なりのペースでじっくりと検証

し、地道にコツコツと努力し、周りの状況を見ながらも常にバランスに配慮し、大

らかに柔軟に対応していくと観ます。

つまり意図としたことを実践しながらも、常に周りの状況やその評価をもその価値

とするところに、一つの目的の成果や評価が一体となり、自らのこれからの進む動

機として影響していくということでしょう。


万全なる作物や製品として仕上げたにもかかわらず、それがまさに期待外れの結果

として終わりかねないところに、今日のコロナ禍に生きる人々の苦悩があふれてい

るということでしょう。

一刻も早い終息が待たれます。

ありがとうございました。

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東海のぼかん  「将来」              近藤 慶子

毎日の散歩コースは自然豊かで一面に田んぼが広がります。つい先週まで緑一色だ

った稲も今では黄金色に変わろうとし、季節の移ろいの早さを感じます。

若いうちは、今叶わない事は努力を重ねればいつか必ず叶うと勝手に思い、その事

を疑いもせず
純粋な気持ちで取り組んでいたように思います。

40
代も後半となり、両親も老いてくる現実を目の当たりにしますと、いつまでもそ

のうちに叶うという考え方は自分に甘えていると気付かされ、
もう時間的な余裕は

ないと思
えるようになりました。

そして毎月1日に更新されますのぼかんホームページ内の「のぼりです」の先生の

言葉
が以前よりも身近なものの様な存在と変わり、生きていく事へのアドバイス

時に緊張さえ覚えるようにもなってきました


先月は、私たちは生を終えるまで自身の失敗などのマイナスから学びを得て、それ

を克服しようと努力し、また新たなる課題に直面し考え努力をし
の繰り返しの

日々を送
るという「リズム」の内容にも改めて納得をし、生きるとはどの人も皆必

死で、一生懸命である事も学ばせて頂きました


こで生きる活力はどこから湧いてくるのか…と自身に問うと、

先に、前に視点を置き、自身の将来像を持つ事もその一つであると考えましたら、

『将来』の文字をのぼかん的に分析してみたいと思いました。

今月は『将来』の文字をテーマとします


『将来』


のぼかんの六つの形分けでは受け身の形となります。主張を決める為の情報を受け

入れ
検証し考えをまとめていき、それから自己主張をしていくと観ていきます。


次に字の理論で観ていきます。


「|」でまずの方針を持ち、その事について保守の質を有する「ヽ」で上方向から

の情報を取り「|」にぶつけ、更に保守の質を有する「/」で下方向からも情報を

取り
先程の情報も拾いながら一点に集約し「|」にぶつけ、はじめに方針とした

事について自身の納得いく準備をすると観ていきます。


この基本姿勢について、まわりの情報を受け入れ観察しながら、革新の部の「ノ」

で瞬時に必要と
る内容を要約し検証しながら、同時に保守の部をその背後よりチ

ェック
し、その「ノ」の内では先程までの情報を「ヽ」「ヽ」と慎重に二度確認

をしてから「ノ」でまとめ、この
「ツ」の幅内の情報をその場の状況に合わせた柔

軟な判断力のもと、独自の考え
として要約していきます。

「ノ」「ツ」の内向した情報を次に書く「一」で受け止め閉めまとめると同時に新

たな情報を受け止め
検証します。

その右側より少し内に入った余裕のあるところに「」を垂直に下ろしクロスさせ

揺るがない確実なものとしていき、その先端左上に跳ね上げ、同時に保守

基本姿勢を再確認しまとめあげていきます。


その内に書「ヽ」は、これまで自身が決めた方針について自己確認を行い、その

基本姿勢を常にチェックしながら
無理のない確実にできることを準備できている

などを、ここで最終的にもう一度確認し納得すると考えます。

『将』の考えを『来』を展開します。


これまでの考えと『将』
間口から入ってくる新たなる情報を「一」で受け止めこ

こで再度じっくりと検証します。

その「一」の内に「ソ」を書き、自身にとって確かな情報を絞り込み、先程より長

い「一」で閉めまとめます。また
ここは上の「一」で受け止め流した情報ももう

一度受け止め
ますので、周りからは粘り強さ、柔軟な対応力がある様に映ります。

ここで真ん中に「|」を垂直に下ろしクロスし明快な主張を持ち、そしてその場の

状況に合わせた判断力を持ち合わせます。

ここに「ハ」を書き、左右に分けていた内容を更に細分化し、その「ハ」の確実な

傘内のものを下方向へ展開
するとし、バランスよくまわりに対応しながら、自身の

確実な方向性を示していくといえます



大まかに『将来』の文字をまとめます。


先の事の情報を観察し、その意図や周りの姿勢を参考にしながら、自身はどう展開

したい
のか方向性を決めたら、その事についての情報を自分集め、日々生活す

る中にも将来についての準備や
そこに向かう集中力を常に内で育み考えをまとめ

ます。それを実行に移す時には改めてまわりの情報と照らし合わ柔軟に対応し

ながらも内では方針とする事に集中しながら、明快に実行していくと観ていきます。


つまり、先の事について確固たる方針を持てば、自身の中でそれに基づいてあれこ

れ考えるといえますので、
それに則って自然に思いが実行され現実化されていくと

考えられますね。


私自身の将来像をと考えましたら、もっと具体的に自身の像を描く事大事ですか

、早速3年後はこんな生活をしていると希望、理想を込めた青写真を作りました。

今はここに向けて頑張るのみ
‼と気合いは準備OK

そして今からは常に新たな青写真の細部も足しては描きながら、将来を楽しく捉え

いこうと思います。

ホームページ「のぼりです」で先生が伝えたい真意は何かとか、私は何を読み解け

るのかとその内容を自身の中に落とすのには時間がかかる時もありま
が、そこに

は「のぼかん」
で理論構築された、人が生きる事に対してのアドバイスが沢山載っ

ています


今では「のぼりです」は、私自身の生きるバイブルになり始めています

皆さんにも「のぼりです」を是非おススメします。

今月もありがとうございました。


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春日井東教室   「祝う」             植村 直美


暦の上ではもう秋ですが、まだまだ残暑厳しい日々が続いていますね。


私事ですが、今月父親の74回目の誕生日があります。ついこの前70歳の節目の

お祝いをしたばかりだと思っていましたが、あれから早や4年の月日が経っていま

した。

「お父さんも、もう74歳かぁ…」なんて、自分も同じように年を取っているのを

忘れ、父親だけが年を取っているように思ってしまう時があります。

誕生日のお祝いを何にしようかなぁ~とあれこれ考えていましたが、今年は両親に

何かお揃いの物をプレゼントしてみようかと思っています。4月の母親の誕生日は

コロナの自粛期間中だった為、きちんとお祝いできなかったので、父親の誕生日に

は母にも一緒にプレゼントを渡したら喜んでもらえるかなぁと秘かに計画していま

す。

「この先、何回お祝いしてあげられるのかなぁ…」なんて考えると、少しせつなさ

もこみ上げてきますが、後で後悔しない為にもその時々で自分ができる事をしてい

きたいという思いが強くなってきました。

そこで今月は「祝」の文字を分析することで、「祝う」とはどういう事なのかを考

えてみようと思います。


『祝』

六つの形分けでは「受け入れの形」となり、常にテーマや相手を求める姿勢と同時

に何度でも情報を受け入れては流しながら吟味していく力を養う形となります。

大まかに観て、保守の部「ネ」で考えた事を、革新の部「兄」で展開、行動に移し

ていくと観ていきます。


次に字の理論で観ていきたいと思います。

「ネ」の最初の短い縦線で情報の受発信をしながら、続く「フ」は革新の質の方向

性に間口が開いていますので、取り入れた情報は自分流の勝気な発想法にまとめて

いきます。

「フ」の斜めの曲線の真ん中辺りから、ここまでの重心を取るかのような下方向に

縦線「|」を書き、はっきりとした意思を持ちます。

次に「フ」と縦線の重なる辺りから保守の質の方向性の「丶」を書き、基本や教え

などを大切にした保守的な発想法の主張を足します。

こうして出来上がった「ネ」は多方向にアンテナ的要素を持つ感性の字ですので、

様々な角度から情報を取りながらも、全体としては「フ」の印象が強く革新の質の

方向性が強いとも言えますので、自己流の勝気な考え方が基本にあるとも言えます

ね。


「ネ」で考えまとめた事を基にしながら、革新の部の最初の縦線でさらに情報を取

りながら明快な意思を持ち、続いて「一」「丨」と書くことで「冂」となり三方向

囲まれた枠ができ、ここで範囲をしっかりと決めているとも言えますね。

「冂」の上の横線「一」は、上からの情報なり圧力をもしっかりと受け止め、必要

なものだけをこの囲いの中に取り入れ、不必要なものは左右に流していきます。

続いてこの囲いを閉じるように下に横線を書き「口」となり、四方を囲まれた一つ

の大きな空間ができます。これは我慢形の字でもありますが、自分の価値観や経験

則を大切にした発想法となります。

「口」は、取り入れた情報を細かく整理することなく、全てが入り混じっている状

態とも言えますし、とても大雑把、大まかであり、明るい印象ともなります。

そして、この「口」の下の横線から、先ずは革新の質の方向性「ノ」でその時自分

に必要なものだけを勢い良く表現した後、保守の質の方向性「乚」で最終的には保

守的で前向きに対応していくと観る事ができますね。

「ル」全体では左右のバランスを取っている様にも見えますし、最後の上向きの方

向性を強くアピールしているとも言えますので、プライドの高さや向上心が感じら

れますね。


よって「祝」とは、情報を受け入れ流しながらも細かく情報をチェックし準備を重

ね、自分自身がその事についてどうしたいかという思いで考えをまとめたら、自分

の価値観に則ってマイペースに柔軟に行動していくと観ることができますね。

ですから、その行動面だけ見ているだけでは、内面でしっかり情報収集し、細かく

分析や計画や計算した上での行動であるという事はわかりづらいとも言えます。

つまり、内面の考えは自己流の思いに従う傾向が強いとも言えますので、相手の意

思の確認に欠けるような少し冷静さに欠けているところがあり、自分の思うままに

行動し満足してしまうところに、もしかしたら相手の気持ちとの間に小さなズレが

生じている可能性があるのかもしれませんね…。

ということは冷静に相手の立場や相手の気持ちになって考えているというよりは、

自分がしたいからしている、祝いたいからそう動くという自己満足の方が強いのか

もしれませんね。

ですから、相手に本当に喜んでもらう為には、自分の思いだけで進めていくのでは

なく、相手の要望や考えをしっかり聞いた上で準備することがとても大切な事なの

かもしれませんね。


今回「祝」の文字を分析してみて、自分だけではなくお互いが満足できて、相手が

本当に喜んでくれるようなお祝いをする事はとても難しいことだと思いました。

ですから、自分本位のお祝いの仕方にならないように、お祝いする相手の気持ちや

意向をしっかり聞いた上で準備していくことが大切だとわかりました。

私自身も、両親に本当に喜んでもらう為にはどんなお祝いの仕方が良いのかをもう

一度じっくり考え、両親にもさりげなく意見を聞いてから決めようと思い直しまし

た。自分の気持ちだけで進めていかなくて良かったなぁ~と、今回の分析をきっか

けに気付くことができました。

有難うございました。


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あま中央教室   「常」              今井 ひとみ

今年の夏も尋常ではない猛暑日が記録されましたが、外出時にマスクを着用して熱

中症に注意する、お盆帰省を自粛する、夏恒例のイベントが中止になる、 海外に行

けない等々も含めて昨年までの夏の過ごし方とは異なった方々も多かったのではな

いでしょうか。

私にとっても、ある意味“今年は夏が来ないまま夏が終わった”と言えます。

全て、新型コロナのせいです。本当に腹立たしいウイルスです。

来年は、通常の夏が戻ってくることを願うばかりです。

「常」とは、某辞書には以下のように書かれています。

いつでも変わることなく同じであること。永久不変であること。

いつもそうであること。ふだん。平素。 特別でないこと。普通。平凡。

昔からそのようになるとされていること。当然の道理。ならい。ならわし。

他の例と同じように、その傾向のあること。とかくそうありがちなこと。


のぼかんの六つの形分けで「常」の形分けは、直情の形。

外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。

終始一貫した姿勢があります。


字の理論で観ていきますと「常」は、まず上部の「|」で情報を取り入れて、中心

となる方針等を立てて、次に保守の質を有した「ヽ」と革新の質を有した 「ノ」に

より視点を変えた幅広い視野で情報を取り入れるとともに、それらを集約して

「冖」へ伝えます。

「冖」は、上以外に左右の横にもガードがあり、情報を内側に入れるかどうか更に

慎重に確認します。また、この「冖」の下にある部を上や横からの圧力から守って

いると言えます。

そして「冖」が受け止めて取り入れたことを「吊」に展開します。

「吊」の上部「口」は「冖」の「一」とそりが合うので、取り入れた情報を迷うこ

となくそのまま受け取ります。また、この間にはバネ的要素を含む一つの空間があ

りますので、粘り強く検証を重ねることができると言えます。

「口」は、四方を囲まれた仕切りのない直角的な空間ですから周囲に影響され るこ

となく堂々と安定していると観ることができます。それは、几帳面で迷い がなく大

らかさがあると観ることができますが、あらゆる要素の入り混じって いる状態であ

るとも言えます。

次に「巾」は「口」で検証したものを一旦「冂」に受け入れます。ここでも「口」

の下部と「冂」の上部の「一」で反りが合うのでそのまま受け取り「冂」の範囲内

でさらに検証して「|」を交差させて瞬時に左右バランス良く分けて白黒はっきり

した意思を表します。また「|」は、下に向かって一直線ですから、しっかり踏ん

張る意思の強さを明確に表しているとも言えます。


「常」をまとめますと、まずは幅広い視野で受け止めた情報を集約し、その集約し

た情報から厳選して必要な事を素直に取り入れ、さらに慎重に確認して取り入れた

ことは周囲に動じることなく大らかで安定したものであり、周囲の圧力等から守ら

れながら検証を重ね、決められた範囲内でバランス良く仕分けながら強い意思を明

確に表すということ。

つまり、内面においてここまで取り入れたその内容について左右均等の思考や判断

する姿勢を
変わること無く持ち続けるということ。

大局に流されつつも、自分においては不変の冷静さを保ち持ち続ける事とも言えそ

うですね。


今年から始まったこの異常事態がいつまでも続くとは思いませんが、やはり国 の方

針が二転三転して明快な説明もないまま失敗の繰り返しでは、以前の平常な世の中

は戻らないと思います。まずは、正確な情報をしっかり取り入れることを最優先に

して不確かな情報に振り回されないこと。最適と思う対処方法を真剣に精査して迷

わずに堂々と進めて白黒明確に判断する。その対応に意思の強さが表れていれば、

きっと国民の大多数も納得するのではないでしょうか。 くだらない小競り合いをし

ている政治家の皆さんに伝えたいです。

ありがとうございました。

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名古屋昭和中央教室  「拘」            長谷川 育代

まだまだ暑い日が続きます。コロナ禍で学校の運営やお仕事の仕方、生活の在りよ

うも変わり、その状況に対応すること、技術的なことなどで新しいことを覚えてい

かざるを得ない環境になりました。

私も今までは「苦手だから」と逃げていたことから向き合わざるをえなくなり、そ

のような学びを得たり新しい挑戦をしています。

それぞれに何かをする上で大切にしている価値観があると思いますが、拘りを持っ

て仕事をし、そのことに対して真摯に向き合うことのできる人はどのような立場に

おいても尊敬の念がわきます。ただし、その拘りは時として執着とも映り、人には

理解されにくいこともありますが。

今月は「拘り」という文字をのぼかん的に読んでみたいと思います。


「拘」はのぼかんの六つの形分けでは「受け入れの形」といい、常にテーマや相手

を求める姿勢と同時に、情報を受け入れては流すことを繰り返しそのことが吟味す

る力ともなる発想法です。


次に字の理論で観ていきます。

字の理論ではまず向かって左側を保守の部といい、基本姿勢となる部分であり、自

分の思いや価値観を表します。まず、「一」で上からの圧力や情報を堂々と受け止

めた後、「一」に直角に交わる「亅」で、受け止めた情報を冷静に見極めながらも

左向きに跳ね上げた一点で立つ革新の質で、勝気で自分の思いを強く出したい姿勢

を表します。そして、「亅」の中心辺りに右斜め上方向の「一」の短い線をクロス

させ冷静に見極めた情報、事柄に対し、自分自身の経験値や価値観を照らし合わせ

ながら確認する姿勢を表します。


よって、保守の部の「扌」は基本姿勢として情報を見極め、自分のやり方を見定め

ると観ます。そして、「扌」を革新の部へ展開します。まず、「ノ」を書いてそこ

にある情報を速やかに取り、必要かどうか勝気に考えます。必要なものだけを独自

の思いでキャッチし、「ノ」の真ん中辺りから「つ」のような枠を書き、範囲を作

り、その枠いっぱいに勝気に展開するとします。

その範囲の中で「Ⅰ」を書いて意思とし、上部より「¬」と展開し、三辺で囲みを

作ります。

最後、「一」で閉め、一つの空間を作ります。

この「口」は中に何も分割するものがなく、大胆であり、大まか、且つ、宙に浮い

ていますので自由に動くことが可能と考えます。


よって「拘」とは受け入れては流すことを繰り返す中で、情報収集したものより確

信としたものに対して、さらに自分の価値観や判断に沿って速やかに構成した枠内

で、勝気な姿勢で常に創造性を持って考え続けることとも言えますね。

「拘り」とは辞書で引きますと「自分や誰かが何かに意義を感じていること。その

人にとっての意義」とあります。

そして、のぼかんで読みますと、「拘り」とはあくまでも誰もが共通するものであ

る必要はなく、あくまでもその人にとっての意義であり、独自の世界での展開と言

えそうですね。

私も拘りを持つときには自己中心的になりすぎず、自己満足で終わらないことを心

しながら何事にも取り組んでいきたいと思いました。

ありがとうございました。

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半田東教室    「求」              岩浪 房子


残暑厳しい毎日が続き、炎天下の外気に触れると、呼吸をするのもしんどくなるよ

うなダメージを感じます。幼い頃、真夏の暑さもなんのそので、校庭で遊んだり、

山の秘密基地で友達と遊んでいた頃を思い出すと、当時の最高気温と比較すると

近く変われば、その景色も様変わりするのは必至と痛感します。つい室内のクー

ラーに頼りがちになってしまう中、外気との温度差や、じわじわと身体を冷やして

いたツケが回ってきたのか、お盆休み後半から歩くのも辛いような腰痛に襲われ、

なんとも哀れな格好で休み明けの職場に出向くことになってしまいました。

普段何事もなく、それを当たり前に酷使してきた身体に申し訳なさを感じると共に

このタイミングで知った身体からのサインにじっくり耳を傾けてみようと思いまし

た。

そんなタイミングにいつも目に留まるのが、我が家の日めくりカレンダー。そこに

書かれている格言には、いつも若干気づきながら流していた日常の要があります。

今回しみじみと心に訴えてきた言葉は、「他人に求める心は、己が到らぬ反映」。

職場でも家庭でも、つい相手に求める気持ちが強くなり、その到達点が高いほど、

自分がやった方が早いと何でも抱え込んで頼らなかった積み重ねが、腰という身体

の中心部位への負担に繋がった様に思えました。

今月は、「求」を分析していきます。


「求」

のぼかんの六つの形分けでは直情の形となり、大まかな発想法として、自分に対し

て忠実で、外にも内にも、何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す

質があると観ます。


字の理論で観ていくと、まず「一」の横棒で、上からの圧力には堂々と対応し、一

旦上部からの圧力や情報を受け止めます。次に「一」の中心点を通り、「一」に対

して垂直に交わるように「|」を書き、接地面で左方向に跳ねます。ここでアンテ

ナ的要素を持つと言え情報の受発信に長け、自分の思いを強く反映させたい勝気な

姿勢を表していると解釈できます。

「一」と「|」が垂直に交わっていることから、正確な情報収集のもと、冷静な判

断をしながら、「一」で受け止めた情報を整理した後「一」の上部、下部の空間を

左右均等な空間に仕分けます。その左側の部分は右から左に向かう空間があるとし

て、革新の質と言い、勝気な展開や応用をする空間と考え、右側の部分は左から右

へ向かう空間で保守の質と言い、基本姿勢やその価値観を表すとまずは考えます。

「一」「|」の次に、「|」の向かって左側の「|」の中心部あたりに釘を打ち付

ける様に「ン」の形を書きます。整理した情報に対して、価値観や基本姿勢を固め

たり、何度も確かめながら、その在り方にブレが無いかチェックをする慎重で入念

な様子が窺えます。

次に「|」の向かって右側の「|」の中心部に向かって左方向の革新の質の「ノ」

を書きますので、自分流の勝気な姿勢で挑み、「|」の中心部から右方向の保守の

質「乀」を書き、自分流のやり方が価値観や基本姿勢に合ったものかどうか裏付け

しながら、徹底していく姿勢と観ます。最後に、「一」と「|」のクロスした部分

から右上部に「・」を書き、「求」の字の最後を締めています。

点の存在は、遊び心の様な自由さや、強調や印象付けの存在とも解釈できます。

この点があることで、それまでの展開をさらに強調する言動を持って締めくくる字

なので、「求」という字は、終始一貫のマイペースなスタイルで臨み、丁寧かつ正

確な情報収集に取り組む中で、自分自身の価値観を確立し、その世界の実現に向け

て、自分流のやり方で最後までブレずにやり抜く字という解釈ができます。

そして、「求」の字は発散形とも言えるので、周囲にもそのスタイルは一目瞭然で

あり、線だけで構成された感性の字であることから、繊細かつ素早さも感じられる

ので、迅速で細やか対応を要しているアピールとも観ることができますね。


この数ヶ月、知らず知らずのうちに、周囲に理想を求める言動をしていたかもしれ

ませんし、明確にそこへ向かうステップを示せなかった自分自身の弱さが身体に向

かっていたのかもしれません。情報収集したものが誰にでも明確なものであり、か

つ周囲にも理解してもらえるような説明や育成ができていたかというと、その点に

おいては自信は無く、とにかく急ぎ足で事を進めていかねばならないと躍起になっ

ていた自分自身の姿が浮かび上がってきます。新規事業を取り組む部署に配属され

たこともあり、早く形にしたいという焦りも心情としてあったのだと理解できまし

た。

そう思うと、身体は正直であり、生命を維持するために、ちゃんと痛みをもって知

らせてくれる。そのサインを見過ごさないためにも、今回の様に、文字の分析から

自分自身を振り返り、これからに活かすことを丁寧にやっていきながら、心身共に

調和のとれた生き方をしていきたいと思います。夏の疲れも出やすい時です。

みなさんも体調の変化を見逃さないようにしてくださいね。

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千葉船橋中央教室  「復活」         髙科 收

本来であれば日本人選手の金メダルラッシュで沸いていたはずだった。

しかしコロナ問題で東京オリンピックは延期となり、その元凶コロナも第二波で世

間は
連日の大騒ぎ。

世界中でもまだまだ感染が拡大している。

世界中の現政権主導者が批判を浴び支持率も低下。日本もまた同様

確かに政治家・官僚の人達と一般の人々の価値観の違いがはっきり解ってしまった。

しかし法律の問題もあり、政府も動こうにもない事実もある。

それに加え各地で起きた水害。一ヶ月の降雨量が一日で降ってしまう異常気象。

この所、毎年日本のどこかで起きる自然災害。

もし日本がこのままコロナ、自然災害で弱ってしまったら、それを機に狙ってくる

国々がある。

人間と同じ弱れば侵入しやすくなるコロナ同様国も侵される。

元の力ある強い日本に戻さなければならない。

今回は願いを込めて「復活」の文字をテーマとし、のぼかん的に観ていきます。


「復活」


のぼかん六つの形分けでは、受け入れの形となります。

常にテーマ相手を求める姿勢と同時に、何度も受け入れては流す事を繰り返して

は吟味する力
を養うとします。


字の理論で観ますと、革新の質を有する「ノ」で必要なものを選択し、一拍置いて

周りの様子を見ながら、続く「ノ」でその情報について
自分の意思ややりたい

を二重にチェックし、その重心の取れるところに「|」を下ろし、きっちりと

いなき
意思を決めていきます。

革新の部の「ノ」で更に情報を選び保守の部「彳」の基本姿勢をチェックし、その

真ん中より横に書く「一」で「ノ」についての
周りの情報を受け止めては素早く

証します。


その後一拍置いてから、直角的に三方向囲まれた「冂」の中に情報を取り入れまと

めます。その真ん中あたりに「一」を書く事で時間をかけて一つのテーマを上下に

分け「一」で閉めまとめ、事の
推移の変化の様をはっきりさせます。

更に一拍置いてから革新の質の「ノ」でこれまでの思いを受け止め、続いて「フ」

は上部の「日」をあるがまま受け止めながら
囲いを作り、思いを下方向に出してい

き、保守の質の「乀」をクロスさせ、左右のバランス良くまとめて
その意思とし

す。


「復」の考えを「活」に伝えていきます。


「復」の情報を保守の質の「ヽ」でその要点を内に絞り込み、横からの情報受け

入れながら、続く「ヽ」で再度チェックし、
/」でそれらを客観視し流れを合わ

せながらすくい受け止め、勢いのあるプライドの高さで意思とします。


その意思を革新の部の「ノ」でまとめ、その内容を下部のアンテナ的要素の「十」

で左右上下バランス良く均等に仕分け、それまでの情報を三方向が囲まれた「冂」

の中に
入れまとめ、「一」で閉め自身の納得に変え、良いも悪いも理解した上で

とめ上げ、大らかにその中から大胆な行動に移します。



大まかに『復活』の文字をまとめますと


現実の情報や内容をしっかりチェックをし、その必要な意思や対応策をきちんと持

状況に応じての選択を繰り返し、それら全てを糧としながら本当に必要な事、

自身の
やりたい事をはっきりさせながら行動する姿となります。

辞書的には、機能しなくなった、または世に埋もれたものが息を吹き返した活動を

盛り返したりして、この世に現れるとなりますが、「復活」をのぼかん的観方で観

てみますと
今までに来た圧力、情報全てに対し経験値を基に考え、自分自身を

静な判断の基
奮い立たせたりじっくり検証したりして、最終目的が決まっているの

で、それまでの全ての事を糧として知恵を絞り、体を張って進む姿だと
感じ入りま

した

あきらめずにやり続ける事が出来る事により、結果が出るには一筋縄ではいかない

大変さが見える様であり、
しかしそんなあらゆる困難から復活をして来た日本。

見事に元の力のある日本に早く戻ってくれると願っています。


「のぼかん」で文字を知る事により、自分自身への励みと楽しさを覚え嬉しくなり

ます。


もう少し真面目にやらないと常々思っているのですが。

よろしくお願いします。

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名古屋守山中央教室  「諦」        磯村 美樹

のぼかんの初級科では、生きる方向に対する「圧力」について学びます。

この場合の圧力とは、ストレスや不安、夢や希望を表します。若い頃は圧力が強く

年齢を重ねるごとに圧力が減っていくと習います。たしかに、若い頃は今よりも夢

や希望が大きかったように思います。

その分、見えない未来に対しての不安や、親や社会から感じる期待がプレッシャー

となったり、なんとかしたくても自分には手に負えない、見えない重しがこの身に

覆いかぶさっていたように感じます。

今の私と若い頃の自分を比べると、身一つの身軽さから守るべき家族や肩書きがで

き、不自由になった部分があるにもかかわらず、気持ちは随分と軽くなった気がし

ます。

経験を積み、失敗を重ねながら行き着いた心境を言葉にするとしたら「諦め」でし

ょうか。

「諦め」という文字を辞書で引くと「とても見込みがない」「仕方がないと思い切

る」「断念する」との事ですが、私が感じている「諦める」とは少しニュアンスが

違うような気がします。

もう少し調べてみると、仏教では「つまびらかにする」「真相をはっきりさせる」

との意味もあるようです。こちらの方が私の心境に近い気がします。

一つの言葉に、このように意味合いが違う解釈があることに興味を覚えました。

今日は、この「諦」という文字を「のぼかん」で読み解いていきたいと思います。


「諦」

のぼかんの六つの形分けでは「受け入れの形」となり、常に情報を受け入れ流しな

がら吟味する力を養っていく形となります。


保守の部にアンテナ的要素の「丶」を書き、周りの情報より瞬時に必要なものを取

り、続く「一」でそのことについてしっかり受け止め、取り入れるか流すかのチェ

ックをします。取り入れた情報を「亠」の下に少し空間をあけて短い「一」と書き

ここに、「亠」の情報を集約するとし、さらに横から入ってくる情報も受け入れな

がら二本目の短い「一」でも柔軟に横からの情報をも取り入れるとします。その下

の四方向が囲まれた「口」の中にここまでの内容を放り込み、一旦まとめます。

「亠」と「口」の間の横線の間には空間が三つありここがバネ的要素となり「言」

は粘り強さやタフさがあるともいえます。

「言」の考えを「帝」に展開します。「言」のここまでの基本とする考えをもとに

革新の部のアンテナ的要素「丶」で新たなる情報も受け入れ、続く「一」でチェッ

クをした情報に対して左右の端から少し内に入った部分から「ソ」を書くことによ

り、取った情報について慎重に絞り込む姿勢があるとみます。「亠」「ソ」と続く

底辺に三方向から囲まれた「冖」を書き加えます。「ソ」で絞り込んだ情報を一旦

広げて整理した後「ここからここまで」と内側で範囲を決め、枠内のものを守る姿

勢があるとみます。

「冖」の内にさらに三方向を囲む「冂」の枠を構築し、情報をより絞り限定してい

きます。枠の最後の部分が跳ね上がっているところに、自分と向き合い内省しなが

らも自分自身に集中する強さ、確実に自己と向き合う勝気な姿勢があるとみます。

最後に「冂」の真ん中に「|」をおろし、これまでのことを瞬時に左右に仕分けし

選択の幅を持ち明快な意思とします。


まとめますと、「諦」とは周囲の情報より瞬時に必要なものを取り、何度もチェッ

クしながら、世間の情報とも照らし合わせ、確実に得た情報を更に少しずつ絞り込

みながら、厳しく自分自身に向き合うことで行き着いた、周りに流されることのな

い確実で明快な意思、心境といえそうです。

「諦める」というと弱気、逃げという印象もありますが、潔さ、清々しささえもお

ぼえる明快さも感じます。

「のぼかん」のものの観方は、あらゆることを片側からだけでなく両面から捉えま

す。

この場合の両面とは、テーマや取り組み方によっての行き着く心境の違いと言えそ

うです。


何かに取り組んだ時に「とても見込みがない」と諦めたくなる時はテーマを拡げた

り縮めたり、取り組み方を見直す必要があるかもしれません。

あるいは、「真相をはっきりさせる」ことで得られる清々しさは、歳を重ね、経験

を積まねばわからぬ心境なのかもしれませんね。

積み重ねるというと、どんどん重たくなるイメージですが「諦」には年齢や経験を

積み重ねるにつれて理解も増し、それにつれて心が軽くなっていくイメージを感じ

ます。

どこまで心を軽くできるのでしょうか。このように考えると歳を重ねることも、無

様に失敗することも、思い悩むことも、「諦」の心境に至るための過程であるとす

れば、そんなに悪いことではないのかなという気持ちにもなります。

こうして自分の心境を言葉として明確に表現することで、心が整い軽くなった気が

します。ありがとうございました。

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豊田中央教室  「準備」              飯川 智美 

時折感じる涼しさに、秋の訪れを感じる今日この頃です。

夏に初級科講師となった私ですが、今後どのように活動を広げていこうかと考え、

周りの友達に話しているものの、そこに踏み込んでいくよりは、インスタグラムな

どを使って気長に告知していくべきかなどいろいろ考えております。

コロナ禍にあり積極的に活動も広げられないと、世の中の流れを悔しく思ったりし

ましたが、そこは直情の形の私、職場の同僚の悩みを聞いたのをきっかけに堰を切

るように話が止まらなくなりました。皆さんの悩みは尽きず、あれもこれもと相談

を受けました。そこで私のやろうとしていることはここにあると確信しました。

やはり、お伝えしたいのは、身近な人です。自分自身を理解することで、周りの人

への理解も深まります。まず身近な人と、真剣に向き合い、失敗の中から学んでい

くうちに私を求めてくれる人が、増えればいいと思えた瞬間となりました。そのた

めに必要なのが「準備」です。

そこで「準備」の文字を「のぼかん」の理論でみていきたいと思います。


「準備」はのぼかんの六つの形分けでは攻撃の形となりやりたい願望が先にあるの

でやってみてから学ぶという姿勢。やってみなければわからないとの発想と観てい

きます。


次に字の理論では、まずは保守の質を有する「丶」で周りの情報より、瞬時に必要

なものを取り入れ、その後さらに横から入ってくる情報を参考に、続く「丶」で先

程の情報に、沿わせながら確認します。それをさらに横からの情報を受け入れ、こ

れまでの内容と合わせて、「Ⅴ」で集約し、プライド高く跳ね上げ、踏ん張り、次

の部へ思いを展開していきます。

それを革新の質を有する「丿」で向き合うことで、先程の基本姿勢を確認します。

その中央部分へ、「丨」を下ろすことでその意図をきちんと理解すると同時に左右

へ瞬時にバランス良く分け、確固たるものとし、次の部へ展開していきます。

続く「ノ」で、さらに集約し、「一」でこれまでの情報と合わせ、受け止めます。

その中央に「丨」を下ろすことで瞬時にバランス良く左右に分け、そこに3本の、

「一」をクロスさせることで、物事の左右両面を考えながら掘り下げます。そこで

構築された「隹」は保守の展開となり、自身の基本姿勢と向き合い周りの状況と合

わせながら、何度も検証と分析を繰り返し吟味されたゆるぎないものとなります。

それを、「十」で左右、上下に均等に分けその全体の流れも含めて納得し明快な意

思とします。

次に「準」の考えを「備」に展開します。


保守の質を有する「亻」でこれまでの内容を要約し、やりたいと決めたことを右側

の「草冠」へ展開しこの「草冠」でこれまでの内容を検証しては集約し続く「厂」

の中に取り入れるかどうかの確認をします。「厂」の中は保守の質となり、基本姿

勢を大切にしながら3方向が囲まれた「冂」の内に情報を絞りまとめていきます。

その内に2本の「一」を引き、時間をかけながら1つのテーマを上中下へと掘り下

げその中央部分へ「丨」を下していきます。

「丨」を下ろすことで、左右バランス良く分け展開します。


つまり「準備」とは、世の中の情勢や自分の置かれた環境から必要なことを何度も

かみ砕き、自身が納得出来るまで分析したうえで、明快な意思を持ち、何をすべき

かを考え、そのことを万全にしておくものなのですね。決してこれだけで充分とい

うことはなく日々の情報の変化にも合わせて少しずつ進化するべきものなのですね。

何度も吟味し自信をもって行動出来るように日々努力と勉強をしていきたいと思い

ます。


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