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文字の再発見



東海のぼかん  「『向上』の理解の仕方使い方」          近藤 慶子


早いもので今年も残りひと月。

日常の多忙さの中にも、決して消えることのない自問自答の繰り返しで一年を過ごしたとも言え、

手応えのある事またそうでない事の存在が、ここまでの日々の証でもあったように思います。


たまに昔からの友人や知人に出会うと、同じように皆がそれぞれの苦悩や難しさの年齢や環境に

立っている
し、またその事を、お互いに確認し合えるのも生きていればこその有難さだねと納得さ

せられてしまいます。


年末を前に、ここまでの自分の活動においての課題である『向上』の文字を分析して、改めてそ

の世界を噛み締めてみようと思います。



向上

のぼかんの六つの形分けで直情の形と言います。


この形は、自分の価値観に対して忠実で内でも外でもその使い分けをしないところに、その人とな

りの信頼を他に与え
とまずは考えます。


字の理論で観ていきます。


まずは』。

「ノ」と鋭く下ろします。

これはその上の意図や情報を速やかに漏らす事なく取ると理解します。次に「ノ」の左方に「|」を

下ろして「ノ」の中身を受け取る準備をして「|」の上方より右へ「一」と書き続けてその右端より

「|」と下ろし、「ノ」を受け止めきちんと守る三方囲いの空間が出来ます。これは「ノ」の世界を活

かし守る空間としたと理解でき、その空間のほぼ真ん中に「口」を書きます。これで「ノ」の内容を

活かす三方囲いの中に、四方を囲みそこまでの流れを集約したかのような「口」とし、今立ってる

位置においての実態やその先に対する考えを持つ事とまとめられますね。


このの下にと続けます。


の下に「|」を下ろします。の内側の世界観をしっかり取り込む準備あるいは、そこに

意思を注入する準備とも理解します。次に「|」の右側中ほどに短線「
」を書き、これにより上か

ら(
)取る情報を止め検証するとします。ここは保守の方向性ですから、保守的要素によりこ

だわる展開となります。「|」の左方は何も書かずですから、左方はそのまま上の(
)意図通

り取ると言えます。


続けて「|」下に長い「一」を書き、取り込む幅を決めとなります。上段の短線「」の下に長

い「一」としたことから、右側は上下二段の保守的方向性の作りとなり、検証により明快なる意思

を表したと言え、同時に左方ほあくまで
の意図をどんと受け止めた世界となり、その全体的

意思は上方向にある、つまり
の内面へと向かうと解釈できます。


向上をまとめますと、その今自分が立ちたる場所、環境にあって、余すことなくその実態や事実

を知り、その事に対する自分の本音や意思をきちんと理解しつつ、自分が最も自分らしく欲する考

えを半分は持ち、半分は事実のみに対して
こうありたい、そうあらねばならないとその事にき

ちんと向き合う事と解釈できます。


つまり社会や仕事や家庭や個人の日々の向き合い方において、まずは自分の価値観に沿う意思

と同時に、立場や責任においてのあるべき姿をしっかり理解する事とまとめられます。


ただしこれはの内面との問答とも言えますから、それが外に対してそうアピール出来るかと

言うと、なかなか疑問となりますね。つまりそのテーマや課題に対しての理解や本音やあるべき

姿はわかっても、
を書いてのである以上、その結論や行為はあくまでそのの内

側にまずは向かいますから、それがそのまま外に向けて発揮出来るかどうかは、その中身や程

度次第となるという事
ですね


何かに対して「向上したい」と思っても、自分の内面への反響であったり問いかけで終わる可能性

もあるとも言えます。


日常において、そうと思うからそうと認識出来るから「向上したい」と思っても、わかりやすく言え

ば自分の発奮や励ましに終わってしまう可能性も大となるのですね。


以前ののぼかん勉強会で、上先生が『向上、向上、が掛け声倒れになる事が多いのは、言葉

の意味だけを理解して、実際には文字の意味を知らず使うから、ただ必死になって叫び続ける繰

り返しになっている。


つまり内面での理解と、実際に周りに目に見える形でその変化を表すのは、もう一つ「自身の考

え方、個性を知りそれを表現に活かす事」を足さなければ、内面で自然に吸収されてしまう。掛け

声倒れになる』と習いまし
た。その当時はただメモするだけで、深く考える事は出来なかったので

すが、現実に毎年毎年「自身の向上」を課しても不満足なのは、いつか習った意味を今やっと現

実的な道のりを経て受け入れる事が出来たのですね。と同時に理論の真意をもっと突き詰めて

理解出来ていたなら、おそらくは異なる展開もあったのかも知れません。


『理論は日常の自身に照らしながら活用すべき』という事も、大いに頷ける事が出来ました。

〇〇の向上を目指す、というよく世間や職場で使われる理由も、掛け声倒れになる現実において

の、それでもそれでもという必死な願望だけで使われている可能性が高いのですね。


一年の終わりに際して、また新たなる文字に対する向き合い方を教えてもらいました。

人の肉体と精神と、その生きる環境において「私自身の納得」に向けて進む事を、再度しっかり見

据えながら生きていきたいと思います。



皆さま、今年も大変お世話になりありがとうございました。

皆さまのご多幸を祈念しつつ、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。


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関西のぼかん  「」と「始」               小倉 光

今年も残すところ一ヵ月を切り、慌ただしい年の瀬を前に忘年会やクリスマスと行事も目白押しの

時期になりました。

家庭においては各部屋の大掃除をはじめ正月を前に種々雑多の用件がこれもまた引きも切らず

に次々とあらわれてきます。

こんなことなら早くから少しずつでもやっておけば良いものと毎年思いながら、それでも一年の整

理はきちんと終えて新しき年の出発は心新たに始めたいと、結局は年の瀬のやっつけ仕事にな

ってしまいます。

まだ一ヵ月、きっちりと終えてしっかりと始められるように「終」と「始」を『のぼかん』で検証し考え

てみます。


「終」

六つの形分けでは受け入れの形となり、上からも下からも情報や圧力を受け入れては流すことを

繰り返し、その中で吟味、検証する能力が育まれていくと解釈します。


保守の部の、感性の質「糸」の上部「幺」は、右上から情報を取り入れ、受け止め、さらに同じく右

上より長く強い「ノ」で情報を取り入れては検証し溜めおきます。

これは右上方向に間口が二つあるとし、この間口でも先の情報を常に観察し取り入れ、より細密

な情報を取得し検証する部と考えます。

次に下部の「小」は、縦線「亅」を中心とし左右の点の「ハ」から下方向に間口が二つでき、「幺」か

らの情報を左右に識別し下方向に明快に展開し、それを「糸」全体の結論と位置付けます。

また「糸」は上方向(↑)と保守の質(→)の「幺」と下方向(↓)の「小」で構成され、圧力や情報に

備える繊細さがあり、「幺」の上方向で対応したものを「小」の下方向で整理しまとめる二面性によ

り、冷静な判断力があるともいえます。

「糸」での考えを基にまた同時に新たに入ってくる情報にも対応しながら、革新の部にある「冬」で

堂々と情報を受け止めます。


革新の質で我慢形の「夂」は「ク」で自分の思いに合うものを迷いなく育み、展開する意思を持ち

ながら、保守の質を持つ曲線の「\」で左右のバランスを取るかのように柔軟にまとめていこうと

します。
そこには一つの空間が出来上がり、更に内面に思考する世界を持ちます。

「夂」は、上からの圧力に対し否応なく、そしてしっかりと耐え、受け止めると観ます。

その下の「点々」は、『のぼかん』では遊び心と観ますが、この場合はこれまで取り入れた事、考

えたことなどを再確認するあるいは念押しするとも考えられます。


つまり「終」とは、繊細にまた冷静にチェックされた情報を前提に、さらに情報を取り入れながら柔

軟にしっかりと受け止め、内面でじっくり価値観を構築し、再確認しながら展開していくと考えます。

そこまでの現実の出来事や事実やその評価などをありのままに受け止め取り入れては、その内

容についての自身の判断や識別を、まさに事実として次に活かす意思とまとめられますね。



[始]

六つの形分けでは受け入れの形となり、上からも下からも情報や圧力を受け入れては流すことを

繰り返し、その中で吟味、検証する能力が育まれていくと観ていきます。


保守の部の「女」は、「く」で保守の質の情報の取り入れと展開をし、続く「ノ」の革新の質で向き合

い育み、「く」に「ノ」がクロスする事でそのまとめた事による確実な意思を持ちます。

次にその上部を「一」でクロスする事で更にこの全体の意思を強くし、多方向の感性の質が出来

上がり、それと同時にここに「口」の様な一つの空間をもちます。

ここは中に仕切りがなく、整理したり区分けする空間ではないので、情報の取り入れ方には緻密

さや繊細さがありますが、一旦中に入れたものには、あらゆる要素の入り混じっている状態ともい

整理をしないままの素の考えや時に大胆な発想の根拠となります。

逆に言えば、大胆な発想も外に対しては緻密な計算の上で、周りの空気を読みながら対応し展

開できるということにもなります。


「女」での考えを基に、上からの圧力や情報には「台」の「ム」で前向きなプライドや向上心のある

受け止め方をするとし、その角度の鋭さは保守的なこだわりの価値観を持つと考えます。

つまり、基本的な価値観に沿わないものは何があってもプライドを持ってとことん排除する姿勢で

あり、取り入れたものに対してはしっかり拘りを持つということができます。

「ム」から「口」へはほぼストレートに取り入れ、周りを囲まれた空間で何物にも邪魔されることなく

大胆さや大らかさをもった行動とします。

「始」は多方向より情報をあますことなく取り入れチェック・検証し、プライド・向上心をもって意に沿

う情報を得、拘りを持ち、大胆かつ大らかな行動をすると観ます。

つまり現実においての取りうる限りの情報を得ながら、それを有しつつ今やるべき事、向かうべき

方向へときちんと腰を据えて構えるとまとめられますね。



「終わり」得て理解したことを、新年という節目を境に確実で大いなる実行とするべく、慎重かつ大

胆に多くの情報を持ち、準備をし、明快なる表現の意思を持つということですね。

一年の長さにあってのその一年の日々、その積み重ねの一年の終わりで得たことを、一年の始ま

りを前にきちんとした準備をもってしっかりと主張し続ける、関西のぼかん代表としての務めを果た

していきたいと思います。


今年一年また多くの勉強となりました。

ご縁を頂いた皆様に心より感謝申し上げます。

どうぞ皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

ありがとうございました。


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春日井東教室   「山・海」              植村 直美

年々、月日の流れの早さに驚きつつ、今年もまた一年を振り返る時期となってまいりました。

この一年を
振り返ってみますと、今年は車で遠出をする機会が多く、初めて見る景色に何度も感

動し、今でも目を閉じるとその景色が蘇ってきます。

「あなたは、山と海、どちらが好きですか?」と聞かれたら、私は迷わず「山」と答えます。

ちなみに、娘たちに聞いてみたところ、二人とも「海」と答えました。

私は、山登りが好きなわけではなく、自然豊かな山をただ眺めているだけで心が穏やかになり、

とても幸せな気持ちになります。

そこで、今月は「山」と「海」の違いや魅力について文字の分析を通して考えてみようと思います。


『山』

六つの形分けでは「直情の形」となります。

自分に対して忠実。何時でも何処でも状況に関係なく、一貫した姿勢があると言えます。

「山」・・・最初に書く、中央の長い縦線。これは、アンテナ的要素のある感性の部です。先の事を

想定し、準備する姿勢と同時に、先の事を考えすぎるあまり、不安や心配になるなど繊細な質もあ

ります。この長い縦線は、情報の受発信をしながら、はっきりとした強い意思を表しています

この長い縦線の下を通るように「乚」を書き、「乚」の右端に沿うように短い縦線を書くことで、上に

間口がある「凵」という字になります。これにより、左右の短い縦線で情報の受発信をするのと同

時に、真ん中の長い縦線を境に、左右二つの空間ができます。上からの情報を、瞬時に左右に振

り分ける勘所の良さを求められるとも言えますね。

また、三方向を囲まれ、上だけに間口が開いているため、下を振り向かないプライドの高さも感じ

られますね。

接地面に対しては安定感があり、どっしりとした印象を与えます。

さらに、左右バランスが取れた字であり、曲線ではなく直線で構成されていますので、とても冷静

で生真面目な印象も与えます。


よって「山」とは、一貫した姿勢を基に、常にアンテナ的要素で先の事を考えながら、瞬時に「白・

黒」考えを二つに決め、常に前を向いて進んでいく字と言えますね。とても繊細でありながらも、堂

々とした姿勢も感じられる字と言えます。


『海』

六つの形分けでは「受け入れの形」となります。

常にテーマなどに対して、情報を受け入れ、流しながら吟味していく形と言えます。


「海」・・・保守の部「氵」と革新の部「毎」で構成されています。

「氵」の最初の二つの点で情報をチェックし、最後の跳ねで前向きな発想法にまとめあげます。

「氵」は、二つの点や跳ねの間に空間があるところから、バネ的要素があり、タフで粘り強さがあり

ます。
「氵」は、シンプルでありながらも、強い意思が感じられますね。


「氵」の考えを基に、「毎」で展開・行動に移していきます。

「毎の上部;」の最初の「ノ」で情報をすばやく
チェックし、「ノ」の真ん中あたりから横に「一」を書くこ

とで、上からの圧力などを、ここで
しっかりと受け止めることができます。ここで必要なものは取り

入れ、不必要なものは流していきます。

取り入れたものは、「毎の上部;」の下の「毋」で整理していきます。

「毋」を書き順に沿って観ていきますと、少し斜めに「乚」を書き、次に「勹」に似た字を書くことで、

「口」に似た一つの空間ができます。ここで一旦大まかに情報などを取り入れていきます。

さらに「口」に似た字の中央あたりを縦に通るように斜めに「/」を書きます。このことにより、左右

二つの空間ができますので、ここでは瞬時に二つに分けていきます。

そして最後に、真ん中あたりを通るように長い横線「一」を書くことで、上下左右、四つに仕切られ

た空間ができます。ここで、自分の経験則や価値観を大切にしながら、こだわり整理していくと言

えますね。

「毎の上部;」の横線と「毋」の上の横線のそりが合っていますので、「上部」の考えを、そのまます

んなり「毋」に伝えていけるとも言えますね。また、ここにも空間がありますので、バネ的要素のタ

フで粘り強さが
感じられます。

また「毋」は、接地面に対しては一点で立っているようにも見えますし、「母」は少し斜めに傾いて

いるため、バランスを取るのがとても難しく、必死な様子にも映ります。

よって、「海」とは情報を受け入れ流しながらも、タフで前向きな発想法が基本にあり、それを勝気

に自分自身がこだわりを持ち、納得した状態をバランスを取りながら必死に守り抜いているように

も見えます。

「氵」は保守の質の方向性、「毎」は革新の質の方向性とも言えますので、互いに向き合う方向性

と言えます。ですから、常に真面目に向き合い、総合的に考え続けている状態とも言えますね。


今回「山」と「海」を分析してみて、正反対の質だなあと思いました。

「山」は、感性の字でありながらも、「凵」の三方向が囲まれていますので、あまり周りの影響を受

けることなく、自分が描く方向性だけを見据えて堂々とマイペースに歩み続けていく様が、「山」そ

のもののイメージと重なって見えてきました。

それに対して「海」は、常に変化することを惜しまず、あるいは、それを前提に、どんな圧力に対し

ても逃げることなくしっかりと受け止め、柔軟に対応していく様が、海の大きさ、海の波のイメージ

そのもののように思えてきました。

「山」と「海」、質は全然違っていても、どちらもそれぞれ魅力があることがわかりました。


一生懸命生きてきて今を振り返ってみますと、好きなことよりもむしろ嫌なことや苦しいことを
沢山

感じ、味わってきたように思います。しかし、その本音とは異なることから目をそらさずに
生きてき

たからこそ、今の自分の価値観があるのだとよくわかりました。

暖かくなったら、一度娘たちの好きな「海」をゆっくり眺めに行ってみようと思います。

今年も一年、ありがとうございました。

また来年もどうぞ宜しくお願い致します。


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あま中央教室   「壁」                今井 ひとみ

「壁を越える人生」「壁の中で生きる人生」、どちらを選びますか?

というタイトルのコラムを見つけて読んでみて、私の選択は「まあ、どっちでもいっかぁ~」が正直

な答えでした。なぜなら、ここを読んで納得してしまったからです。


危険を顧みず、勇敢に壁を越えていった人びとが、結局、坂の途中で力尽き、想いを果たせなか

った姿・・・崖の底にあるのは、そんな「勇者たちの墓場」です。その一方、現状に満足し、未知に

挑戦しない人たちが、生涯そこそこ幸せに暮らしてゆく姿・・・壁越えを逃避する人たちが、必ず皆

、後悔の人生を送るかといえば、そうでもなさそうです。「安逸の坂」の途中には「ラッキー洞窟」

があって、そこで暮らせることも現実にはあります。


ちなみに、このコラムは「壁を超える人生」を推奨する内容であり、私も以前なら「壁を超える人

生」を選ぶと思いますが、ここ最近は年齢と共に活力が衰えている証拠でしょうか・・・。


「壁」とは、某辞書には以下のように書かれています。

1、建物の外部を囲み、また内部を仕切るもの。

2、大きな困難や障害。

3、人と人との間のへだて。

4、登山用語で、直立した岩壁。フェース。

6、(壁を「塗る」を「寝ぬる」にかけて)夢。


のぼかんで観ると「壁」の形分けは、直情の形。

自分に対して忠実。外にも内にも何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。


「壁」は、まず「尸」の「コ」にある上の「一」で情報を堂々と受け止め、取り入れるか流すかのはっ

きりした対応があり、取り入れたものは革新の質で勝気に自分の思いを出しますが、その思いは

蓋をして内に閉じ込めるかのようにしながら「丿」で自分に合う情報等を優先して取り入れ、自分

の強い思いを出すと同時に不要な物は流します。そして、その思いに守られている「口」は、四方

を完全に囲まれた直角的な構造なので、周囲からの影響を受けることなく独自の世界観で、迷い

がなく大雑把で不器用な面もあると観ます。


そして、その思いを伝える「辛」は、アンテナ的要素があり、更に情報等を取り入れます。

「立」の「亠」は、先の情報をチェックしながら堂々と受け止め、必要な物だけを取り入れて不要な

ものは流します。また「立」の中には「口」のような一つの空間ができますので、ここで取り入れた

情報の整理の仕方は大まかであると言えます。

次に「立」の下線と「十」の「一」はソリが合いますので「立」でまとめた事をそのまま取り入れ「|」

を直角に交差することで左右バランスよく几帳面に整理して明確な意思となり、下部の「土」で展

開していきます。


「土」は、左右バランスよく仕分けて検証を重ねますが、上の短い横線と下の長い横線があること

により、一度駄目でも再度確認することができ、接地面が長い横線なので、最後は堂々と安定し

た対応となります。



「壁」とは、まず周囲に影響されることなく自分に合うものを優先した情報の取り入れ方で不要な

ものは流し、周囲に見せない内面に大雑把で動じない独自の世界観を持ちながら、同時に常に

先の情報を確認して必要なものだけを取り入れて大まかに整理し、左右バランスよく几帳面に仕

分けてチェックして明確な意思とする機能を持ち、それを周囲に確認しながら白黒はっきり分けて

検証を重ねて堂々と対応するということ。


つまり現実においてその事実を余すことなく理解し、同時にそのものに係わる情報をしっかり理解

した後、その先に向かう意思が備わる事と言えますね。



コラムの内容に戻りますが、このようなことも書かれていました。

『「壁」が仕切る2つの世界』目に見える壁は、能力・財力・環境の壁。目に見えない壁は、不安・

臆病・怠惰の壁。前者は物理的な壁、後者は精神的な壁です。何かに挑戦しようとしたとき、歴

史上の偉人をはじめ、身の回りの大成した人の生き方を見ればわかるとおり、彼らのほとんどは

物理的困難が最終的な障害物にはなっていません。事を成すにあたって、越えるべきもっとも高

い壁は、実はみずからが自分の内につくってしまう精神的な壁です。どんな挑戦も、最初、ゼロを

イチに起こすところの勇気と行動が必要です。


これに照らし合わせてみると「壁」の左上部が精神的な壁であり、右上部が物理的な壁に当ては

まるような気がします。そして、この上部を下部の「土」がしっかり受け止め、反応良く白黒明確に

して検証を重ねて土台を安定させることが、壁越えの第一歩になるということではないでしょうか。

すると、文字の分析における最後のまとめと符合することがわかりますね。


昔「越えられないもの、変えられないもの」の象徴だった巨大なベルリンの壁でさえ、ゴルバチョフ

氏が改革を実施したのをきっかけに国民の声が高まり、諦めずに行動を起こしたことで壁の崩壊

へと繋がりましたね。感動しました。


やはり、私も初めから無理だとか現状維持で構わないと思わず、いつまでも壁を越える人生に挑

戦できたらと思います。



今年一年ありがとうございました。

来年もどうぞ宜しくお願いいたします。


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東海中央教室   「夕陽」                髙森 浩幸

寒くなりましたね、暖房器具にお世話になる季節になりました。

寒さにめっぽう弱い私にとっては、辛い時期とも言えますが日が暮れる時間が早くなり夕陽も今

までより大きく感じる景色はこの季節ならではと言えるでしょう。

遠くの山々に沈む夕陽や街並みに沈んでいく夕陽など色々な顔を持っていますが日が沈むわ

ずかな時間が昔から好きで、偶然綺麗な夕焼けを見かけた時などは足を止めて少しの時間


色の世界を眺めている時がたまにあります。

通勤の道中でこの時期になると夕陽が大きく見えるお気に入りの場所があり、そこを通ると「のぼ

かん」的にはどんな意味や世界観があるのか知りたくなりました。

今回は、「夕陽」をテーマに分析していきたいと思います。


『夕陽』

のぼかん六つの形分けは攻撃の形で、大まかにみますとやりたい願望が先にありやってみてか

ら学ぶという姿勢で、やってみなければわからないとの発想があると観ます。

まず「夕」の短い「ノ」で情報を受け取り自分にとって必要なものは受け入れて不必要なものは流

します

長さが短いので受け取ってから要る要らないの判断は早くスピーディーさが感じられると観ます。

次に「」で自分にかかる圧力を堂々と受け止め長い「ノ」に伝えていきます。

長い「ノ」では再度、要る要らないの仕分けをしますが今度はじっくり、ゆっくりと時間を掛けながら

の仕分けとなると観ます。

ここで出来た「ク」の内側の空間で短い「ノ」の真ん中あたりから長い「ノ」の真ん中より少し上に

「ヽ」を書き、しっかりチェックをして「ク」の内側を上下の二つの部屋に二分します。

ここで出来た「タ」の二つの部屋は間口が下にある斜めの空間になっており革新の質の方向性を

有しています

時間的推移を基に白黒はっきりの要素を持ち、自分にとって必要なものをしっかり見極めて次の

「陽」に展開します。


「陽」

「夕」で展開されたものを保守の部「阝」の「ろ」に似た部分で堂々と受け止めチェックを入れながら

|」に伝えて強い意志とします。

ここにも下に間口のある仕切りのない一つの空間が出来る事から大胆さや大らかさが感じられる

と考えます。

「阝」でまとめたものを革新の部「昜」に展開します、「日」で堂々と受け止め展開されたものを上下

の二つに仕分けをして白黒はっきりの対応となると観ます。

その下に「」を書き「日」までで展開されたものを取りこぼすことなく受け止めまとめます。

「日」と「」の間には空間がありますのでここをバネ的要素として柔軟な対応になると観ます。

ここまでまとめたものを「勿」に展開します、短い「ノ」でそこまでの流れを受け取りスピーディーに

対応します。

次に「フ」に似た三方向が囲まれた下に間口のある空間を作りその内側に二本の「ノ」を書いて斜

めの三つの部屋に分かれる事から瞬時に仕分けされると解釈できますね。

ここに出来た空間も革新の質の方向性を持っていますので勝気な部分であったり、思いを強く出

したりすると観ます。


「陽」の空間は「阝」「日」「勿」と書き順から見て、大まかとしたものをきちんと仕分けし、そして繊

細に明解に表現されていくのがわかりますね

初めの対応から実際の表現までにはそれぞれの世界観の差があり大胆さや大雑把な対応でも

最後に向けての表現には繊細さや慎重さがあると考えます。


つまり「夕陽」とは立ち位置における、ありのままを受け入れ廻りの環境がどう変化しても自分が

自分らしく変わることなく存在し行動し続ける事が
見るものにとって感動であり喜びだと観ます。

しかしここまでに至るには長い年月を掛けながら私達には見えない微妙な変化があることも大切

な要素であると考えます。


「夕」の文字を活版上で見ると短い「ノ」と「」の接点は先端同士ではなく「ノ」の上部が少し出て

いたり、短い「ノ」と内側の「ヽ」が微妙に離れている事から[どっちつかず][分かりにくい]の印象

がありますね

「夕陽」も、どこからが夕陽なのかはっきりとは答えられませんし「夕方」なども時間が決まってい

るわけでもないので
見る側が決める事で微妙な部分が成り立っていると感じました。

しかし沈みゆくまでの短い時間は、それまでのあやふやさを忘れさせるほど見るもの全てに等し

い感動を与え
繊細さとして映し出されます。


もうすぐ年末年始ですが世間は初日の出を拝みに行きますが、私は大みそかに夕陽を見に行き

ます

今年も一年間ありがとうの感謝の気持ちを込めて寒空の中、海に向かって車を走らせたいと思い

ます。

御精読いただき、ありがとうございました。

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浜松南教室   「親と子」                藤田 泰子

師走を迎え何かと心せわしいと感じるこの頃です。

先日、ベビーマッサージとのコラボイベントに「のぼかん」として参加させて頂きました。


イベントは親子での参加でしたので、私も既に成人している息子がおり、母親に抱かれている赤

ちゃんの姿を見ていると、自分の子供もこんなに可愛い時があったんだなあと思い出しました。


泣いたり、愚図ったりするお子様をあやしながら、時には笑いながら、頷きながら私の話を聞いて

下さいました。


今回は「親と子」の文字を分析していきます。


「親」

のぼかんの六つの形分けでいいますと、受け入れの形となり、常にテーマ、相手を求める姿勢と

同時に、何度でも受け入れる事を繰り返す。その事が吟味する力ともなる。



「親」を字の理論で観ていきますと、「親」の保守の部の左右バランスのとれた「立」は「亠」のアン

テナ的要素があるなべ蓋で情報をチェックし受けとめ、そのやや内側に書く左右の「ソ」で取り入

れた内容についてしぼり「一」でひとつにまとめます。


その下の「木」は「立」の情報をまずは「一」でそれに応じて受け取り、次に「
I」を書き「十」で左右

上下と分類しながら同時にバランスよくチェックし、方針を決めその事を「八」でさらに細分化しなが

らアピールし必要な事だけを「八」の内に集中させていくと考えます。


その保守の部の考えをもとにしながらも、「見」で対応し展開していきます。

「見」の「目」は四方が囲まれた縦方向の世界観でその時間的推移のもと、ひとつのテーマを上中

下と掘り下げて自分の内面の中で整理します。


それを下の「ノ」で「目」の中から必要と思ったものを勢いよく取り出し「 L 」でバランスをとりながら

想いを表現していきます。


おおまかに「親」をまとめますと、アンテナ的要素でまわりの情報をチェックしながらも、その情報の

要点をとらえ、それをどう展開していくか、きっちり計画を立てその事について現実的にはこつこつ

と内面で情報の整理をしていきながら想いを外にアピールしていきます。


ですから「親」はあらゆるところに気配りしそれを淡々と表現していくのですね。


「子」

続いて「子」は六つの形分けでいいますと、直情の形となり、自分の価値観に対して忠実。外にも

内にも何時でも何処でも状況に関係なく、自分のスタイルを通す。本人的には不器用と思うと観ま

す。



「子」を字の理論で観ていきますと、「フ」の上面「一」はまず圧力をあるがまま全部受けとめ下の

「ノ」は革新の質で角度が鋭角な為、取り入れたものが必要となればすぐに勢いよく取り込み「フ」

の内面より曲線の粘り強さを持ちながらも、縦棒の迷わないストレートな行動に移し、左上向きに

はね上げさらにその意志に勢いをつけていきます。「了」のまん中に左右バランスのとれた「一」を

引き、これまで勝気だった姿勢をその場に
すように調整していきます。

おおまかに「子」をまとめますと、圧力を受けたなかでやりたい事を決め、迷わず行動に移しながら

も最後は全体的なバランスを気にしながらも表現していきます。


ですから「子」は与えられた事、つまり親とか先生とか社会とか、上からの指示や雰囲気に対して

表現していくという事なのですね。



今回分析をしてみて、「親と子」は「親」は常に情報を取りながら、バランスよく行動を取ることを考

え、さらにそれを吟味しながら行動し「子」へ伝えていくことで、「子」は「親」からの情報を素直に

迷わず行動に移していくという事がわかりました。


もちろん、その子なりの個性、価値観に沿ってというのは、言うまでもありませんね。

このことから「子」は「親」を観ていろいろな事を学んでいくという事に、繋がっていくのがよくわかり

ますね。


「子」が何か問題ある行動を起こした場合などに「親」の顔が見てみたいと言われる事もあります

が、文字の分析をすることで「親と子」の関係性を改めて気づき、今後この気づきを次のイベント等

でお伝えしていけたら、より深く「のぼかん」の文字の分析を理解して頂けるのではないでしょうか。


今年もいろいろとお世話になりました。


どうぞ皆さま良い新年を迎えられますようにお祈り申し上げます


ありがとうございました。


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